好きな人の前ではつい緊張してしまう、そんな経験をしたことがある人は少なくないのでは?
この記事では、好きな人の前で緊張してしまう男性心理とその特徴を解説。併せて、心理コーディネーターの織田隼人さんが、好きな人の前で取る態度の特徴を男女別に紹介します。
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■好きな人の前で緊張する男性心理5つ
まずは、好きな人の前で緊張する男性心理を5つ紹介します。
◇(1)かっこいいところを見せたい
男性は好きな人の前で、少しでもかっこいい自分を見せたいと考えています。「かっこいいと思われたい」「優しいと思われたい」と考えすぎた結果、自意識過剰になってしまう人もしばしば。
自然体の自分ではなくいつもとは違う自分を演出しようとするため、緊張してしまうのでしょう。
◇(2)かっこ悪いところを見せたくない
かっこいい自分を見せたいのと同時に、かっこ悪いところを見せたくないとも考えています。
例えばデート中は「スマートにエスコートできなかったらどうしよう」「選んだお店が失敗だったらどうしよう」と不安で仕方ないかもしれません。そんな不安が、緊張に変わってしまうのです。
◇(3)好意がバレたらと不安
好きな人に自分の好意がバレてしまうことを「好きバレ」と言います。中には、この好きバレに対して不安を抱いており、緊張してしまうという人もいるでしょう。
例えば社内恋愛だったり、相手に恋人がいたりする場合は特に、好きバレしないかとヒヤヒヤしてしまいます。
参考記事はこちら▼
好きバレしたときの男性の本音を調査。また、好きバレした後どんな対応をすればいいかについて、心理コーディネーターの織田隼人さんに教えてもらいました。
◇(4)嫌われたくない
好きな人に嫌われたくないと思うのは当然のこと。「こんなことを言って嫌われたらどうしよう」と頭の中で考えすぎてしまい、何を話していいか分からなくなるのは片思いあるあるです。
必要以上に嫌われることを恐れすぎると、緊張してしまうのです。
◇(5)平常心を保てなくなる
好きな人の前では、平常心を保てなくなってしまうこともあります。
「かっこいいと思われたい」「かっこ悪いと思われたくない」「嫌われたくない」。そんな思いが交錯した結果、平常心を保つことができなくなってしまうのです。
■好きな人の前で緊張している男性の特徴
では好きな人の前で緊張している男性の態度には、どんな特徴があるのでしょうか。いくつか例を見ていきましょう。
◇(1)手や声が震えている
手が震えてしまって飲み物をうまく飲めなかったり、声が震えてうまく話せなかったり。挙動に落ち着きがないのは緊張しているサインです。
◇(2)目が合わない
緊張して好きな人の目が見られなくなるのも、片思いあるあるです。そのため緊張している男性とは「会話中になかなか目が合わないな」と感じるかもしれません。
ただし、こちらを一切見ないならば「拒否」のサインという可能性もあるので要注意。チラチラとこちらを見てはいるものの、こちらが相手の目を見ようとするとそらされる……。そんな場合は好意のサインだと言えるでしょう。
◇(3)口調がたどたどしい
どうしてもたどたどしい口調になってしまうのも、緊張しているサインです。
「何を話していいか分からない」「声が震えてしまう」といった不安から、落ち着いて話せなくなってしまうのでしょう。
▶次のページでは、態度から好きな人の脈ありサインを判断する方法を紹介します。
■好きな人の脈ありサインは態度で判断できる?
脈ありのサインを判断する際、一番わかりやすいのは「相手の脚を見ること」です。人は顔については見られているのがわかっているので、ある程度態度を隠そうとします。ですが、脚にまでは気がまわっていないので、脚を見れば「気に入られている」のか「避けたいと思われている」のかがわかります。脚のつま先が自分のほうに向いていれば気に入られているサイン。一方で、逆につま先が自分以外の方向を向いているときには「早く話を切り上げたい」というサインです。
ほかにも、「男性が出しやすいサイン」や「女性が出しやすいサイン」というものがあります。男性が見せる脈ありサインとしては、テンションが上がって「ひとり語りが増える」というものです。特に自慢など。いつも自慢をあまりしない人が自慢をするようであれば、それは女性に良いところを見せたいという自己PRなので脈ありである場合が多いです。
女性が見せる脈ありサインは「身を乗り出すこと」です。女性は、男性により近づいてしゃべろうとする傾向が強いです(もちろん、緊張して逆に近づけない女性もいますが)。顔を近づけて話す女性の態度は、ちょっとした脈ありとして見てみるとよいでしょう。
★男性が好きな人の前で取る行動5つ
(1)長時間目を見て話す
女性のことに興味を持って目が離せなくなり、男性は長時間目を見て話すようになります。
(2)たくさん褒める
女性に気に入られたい場合、いろいろなところを褒めるようになります。また、本人を直接褒める以外に、友達に向かって「○○ちゃんって可愛いよね」というように褒めることも多いです。
(3)顔や頭をよく触るようになる
緊張して焦っているとき、頭がかゆくなることがあります。また、緊張から顔や頭を触ることでリラックスしようともします。
(4)早口になる
好きな人の前だと焦ってしまい、早口になりやすいです。
(5)目で好きな女性のことを追いかける
男性は女性と違ってちらっと相手を見るのが苦手なので、遠くからでも直接見つめることが多いです。
★女性が好きな人の前で取る行動5つ
(1)積極的にLINEをしてくる
直接話すのが苦手な女性であってもLINEは積極的にしてくることが多いです。そこでなんとか会話をつなげようとがんばります。
(2)体の調子を聞くようになる
女性は好きな人の体調が悪くなっていないか気にすることが多いので、風邪をひいていない? などと、相手の体調を気遣うようになると脈ありの可能性が上がります。
(3)ボディタッチが増える
女性がほかの男性にするよりもボディタッチをたくさんしてくる場合、脈あり信号を送ろうとしています。ベタベタさわるのが癖になっている女性もいるので、ほかの男性にどう接しているのかの比較が大事です。
(4)私もそれやってみたい、というセリフが増える
これは明確な脈ありサインであることが多いです。自分が元々興味を持っていなかったことであっても、彼がやっているので「私もやりたい」といって彼と共通の話を作ろうとしています。
(5)笑顔が増える
男性はかっこつけようとしてクールぶることも多いですが、女性は好きな人の前だと自然と笑顔になるので、笑顔がたくさん向けられていると脈ありの可能性があります。
男性も女性もともに好きな人には近づきたいと思って、近づくための行動をとります。「仲良くなりたそうにしているか」を基準に脈ありかどうかを見極めてみてください。
参考記事はこちら▼
日常生活における「本命サイン」は? 男女別27パターンの脈あり態度を紹介します。詳しく知りたい人はこちらもチェック!
■男女別・好きな人に見せる会話の態度とは?
★男性が好きな人にする会話とは?
男性は緊張すると声が高くなりやすいです。女性も緊張すると声が高くなりますが、女性は普段から電話のときなどでも声が高くなったりするので、男性のほうが声の高さから緊張している、ということを判断しやすいです。また、早口になるのも緊張しているからです。どちらも男性にとって「大事な相手」と話しているから緊張している、と捉えるとよいでしょう。
また、相手の女性に喜んでもらいたい、という気持ちから会話中に相手を褒めることが多くなります。特に褒め方がぎこちない場合には、普段褒め慣れていない人が褒めている、つまり特別なことをしているということになるので、これも脈ありのサインと言えます。
★女性が好きな人にする会話とは?
女性が男性のことを好きになった場合には、相手にいろいろと興味を持つようになります。
週末何しているのか、今ハマっていることは何か、最近見た映画やドラマは? 最近読んだ本は? 好きな音楽のジャンルは? などなどさまざまな興味を示します。
こういった個人に紐付く質問がいっぱい飛びだしてくると、男性に興味を持っていることがわかります。また、それらの興味があることを伝えたときに、女性がそこで興味を失うのではなくて「私もやってみようかな」というように乗ってきたら、さらに脈ありのサインと言えるでしょう。
■男女別・好きな人に送るメール&LINEの内容って?
★好きな人への連絡頻度はどれくらい?
好きな人ができると、男女ともにLINEのやりとりの頻度が増えます。特に男性は恋をしたとき、気持ちの盛り上がりに勢いがあるので多めのLINEメッセージを送ってくることが多いです。逆に、普段コミュニケーション好きな女性のほうがLINEのメッセージは抑え目になることも。
メールについては男女ともに長文が増える傾向があります。また、推敲してから送るので誤字脱字が少なくなることも多いです。メールはあまりプライベートなシーンでは使わなくなってきていますが、そのメールをプライベートで使っている場合、相手に興味を持っているということもわかります。
★男が好きな人に送るメール・LINEの特徴
LINEではいろんな種類のスタンプを使い、メールでは電車であったちょっとした日常の面白い話などを送る傾向にあります。
また、普段顔文字や絵文字を使わない男性がそれらを使っている場合には、相手の女性に興味を持っていることが多いです。わざわざ、絵文字や顔文字を使って文章を柔らかくしようとしている、ということですから。
★女が好きな人に送るメール・LINEの特徴
男性にも言えることですが、女性も好きな人とのLINEやメールの返信は早くなる傾向があります。ただし、女性のほうが相手とのやりとりのタイミングを調整しようとするので、即レスの人には即レス、ゆっくりの人にはある程度ゆっくりの返信を心がけようとし、男性より少しわかりづらいのが特徴です。
女性のLINEではスタンプが可愛くなる傾向があります。普段は友達にネタスタンプをたくさん送っている女性であっても、好きな男性の前では少し落ち着いて可愛い系をメインに使うことがあるので、ほかの人のやりとりとの比較をすると、好きな人として認識されているのかどうかがわかったりします。
男女ともに、LINEやメールは好きな人とはたくさんやりとりしようとしますし、できる限り途切れないようにしたりするものです。どんどんLINEやメールが盛り上がるようであれば先は明るいですよ。
参考記事はこちら▼
好きな人と盛り上がる「LINEの鉄板ネタ」を紹介します。話題に困ったらこちらをチェック!
■態度が冷たいのは脈ありサイン? 脈なしサイン?
ここまで、好きな人が見せる脈ありの態度を紹介してきましたが、もちろん態度によっては脈なしと判断される場合もあります。「好きな人の態度が冷たいケース」に着目して、男女の心理を解説します。
★男性の場合
男性の場合、女性に対して態度が冷たくなるのは多くの場合脈なしです。たまに、クールぶりたい、かっこつけたい男性や、好きなことをバレたくないという男性がいます。そういう男性の場合はマメに視線を合わせてくるので、たくさん目が合うかどうかで確認しましょう。
★女性の場合
女性の場合も態度が冷たいのは、多くの場合脈なしのサインです。緊張してしゃべれない、というケースの場合には明らかに緊張しているサイン、たとえば顔をたくさん触ったり口もとを手で隠したり、しゃべりながら髪の毛を頻繁にさわったりしますので、そういう様子がなければ脈なしと判断しましょう。
▶次のページでは、好きな人の前で緊張しない方法を紹介します。
■好きな人の前で緊張しない方法
最後に番外編として、好きな人の前で緊張しない方法を紹介します。
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◇(1)会話をシミュレーションしておく
好きな人とどんな会話をしていいか分からなくなってしまい緊張する人は、事前に会話のシミュレーションをしておくことをおすすめします。
例えば、「○○さんは野球観戦が好きって言ってたからそれについて話そう」のように、いくつかネタを用意しておくと良いでしょう。
◇(2)とにかく笑顔を意識する
緊張すると、どうしても表情がこわばってしまいます。しかしそれだと相手を不安にさせてしまうため、とにかく笑顔を意識しましょう。
◇(3)「緊張する」と素直に伝える
緊張しすぎて挙動不審になっていると感じた時は「すみません、ちょっと緊張していて」と素直に伝えてしまいましょう。
緊張するのは、それだけ相手と真剣に向き合っている証拠。「緊張している」と言われて、嫌な気持ちになる人は少ないはずです。
■まとめ
脈ありや脈なしのサインはいろいろありますが、どれも「自分をよく見せよう」としたり「相手に近づこう」としたりする行動です。ひとつひとつは細かいことですし、わかりにくいですが、「この行動をとっているってことは近づきたいのかな? それとも違うのかな」という視点で見ると脈あり、脈なしがさらに判定しやすくなりますよ。
(監修・文:織田隼人)
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