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人の役に立ちたいけど自分の無力さにがっかりしてしまうあなたへ 「自己有用感」のお話

羽林由鶴

女性

「人の役に立ちたい……」。こんなことをひそかに思っていませんか? 大好きな人の役に立ちたい、親の支えになりたい、職場で、学校で、地域の中で……ともかく誰かの助けになって、役に立つ人と思われたい。でも「何のとりえもない私には、人の役に立つなんて難しい……」なんて、自分の無力さに、がっかりしていませんか?

■自分勝手がちょうどいい

人の役に立つことで、何がうれしいのかといえば、喜んでいる人の顔を見ることができること。「ありがとう」の言葉や笑顔は、とてもうれしいものです。

でも残念ながら必ずしもそのようなリアクションがもらえるとは限りません。人の役に立つことで、自分が大事にされることを望んでいるのならば、むしろつらさむなしさを実感することになりかねません。

人の役に立つ喜びは、自分勝手なものにしておきましょう。「やりたかったからやった」と言えるなら、他人の役に立つために行動できた自分を、自分が「よし!」と思えますからね。

■自己犠牲を払ってまで、人の役に立とうとしない

人の役に立ちたい気持ちが強すぎて、自分の苦手なこと、やりたくないことも、請け負わなければいけないと誤解しないでくださいね。大きなストレスを感じたり、自分が犠牲になっている気持ちがあれば、人の役に立つことは、苦痛を伴うことと徐々に思い込んでいきます。

するとだんだん人の役に立つことを避けたい気持ちになり、そんな自分が駄目な人間だと感じて、自己嫌悪に陥ってしまいます。無理してがんばって人の役に立とうとすることはやめましょう。できる範囲でつらくない状況で、「やってもいいかな、やれそうだな」と思うことを見つけることが上手な人になればいいだけです。

■志が高い人ほど、自分に幻滅する

人の役に立てない自分は、「何の価値もない役立たず」のように思っていませんか? 役に立ちたい気持ちなどなければ、役に立っていないことなどまったく気にもならないでしょう。ということは、志が高い人ということです。

やさしく立派な考えがあるからこそ苦しんでしまうのです。人の役にたちたい気持ちがあるから、苦しみ自己嫌悪になっていく、するとますます人の役に立てる人とは程遠くなっていってしまう……そんなところです。「役立たずの自分」ではなく「志が高い自分」なのです。

自己イメージを変えることから練習しましょう。「志が高い自分」なら、幻滅することはないでしょう? 今すぐには無理だとしても、近い未来に誰かの役に立てそうな気がしてきませんか?

■人の役に立つということ

人の役に立つ人はどんな人でしょう? わかりやすい例で言えば、お金を渡したら、他人の役に立つというわけではないのです。もちろんお金を必要としている人なら、とても役に立ったと思ってくれますよね。でもお金以外で困っている人にはお金など不要です。またお金で困っている人であっても、あなたにお金がなくなったと同時に役に立たなくなるということになります。悲しいですね。

ポイントは、必要な人に必要なものを提供できる人。要するにお金持ちである必要もなければ、力持ちである必要もない。優しい言葉で話しかけるのがうまい必要もなく、毅然とした態度でリーダーシップをとる必要もありません。すべての人の役に立つことはなかなか難しいですが、「あなたでも役に立てる人」をまずは、たったひとりだけ探すなら、それほど難しいことでもないんです。

■羽林由鶴からのメッセージ

「誰かの役に立ちたい」ではなく「誰かの役に立っている」と思える自分。それこそが自己有用感。「誰かの役に立っている」と思えるとき、もっと多くの人の役に立つ人になれるんです。他人の役に立っている自分が当たり前と感じられることは、自分の存在価値が認められていると思えることと同じ。だけど役に立つことをイメージしたとき、大きなことばかりを想像してしまったら、今の自分には難しいと思ってしまいますよね。

(羽林由鶴)

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