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卵子のアンチエイジングは可能? 自分の妊娠タイムリミットを知るには

―では、卵子老化は自然のなりゆき任せしかない?

卵巣は排卵する臓器という側面のほか、「女性ホルモンを分泌する」臓器でもあります。卵巣が元気なら、見た目も若々しいかもしれませんが……。見た目が若いからといって、それが美容のたまものか、卵巣機能のなせる業なのか知る由はありません。

やはり卵子の老化は、自然のなりゆきというか、年齢に比例します。加齢が悪いことばかりのように受け止められがちですが、年齢とともに体が変化することは、生理的に正しい変化なのです。

卵子の質が老化することに関しては、細胞の酸化が原因と考えられていますので、そこに気をつかった生活をすることで、いくぶん老化のスピードを緩めることは可能かもしれません。

(取材協力:片桐由起子、文:小池直穂、イラスト:macco)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.05)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

産婦人科医 片桐由起子(かたぎりゆきこ)先生

 

 

 

1992(平成 4 )年 3月 東邦大学医学部医学科卒業
1992(平成 4 )年 4月 東邦大学大学院医学研究科入学
1996(平成 8 )年 3月 東邦大学大学院医学研究科修了
1996(平成 8 )年 4月 東京都立荏原病院(現:財団法人東京都保健医療公社荏原病院)勤務
1998(平成10)年 7月 東邦大学医学部産科婦人科学講座研究生
1999(平成11)年 3月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手
2001(平成13)年 7月  Center for Reproductive Medicine and Infertility Weil Medical College, Cornell University 留学
2005(平成17)年 4月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手復職
2007(平成19)年 7月  東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座講師
2010(平成22)年 7月 東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座准教授
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター副センター長
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院臨床遺伝診療室室長 兼任
現在に至る

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医
日本周産期新生児医学会周産期(母体胎児)専門医
日本内分泌学会 専門医

※この記事は2014年04月07日に公開されたものです

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