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日本人は働きすぎ? こんなにちがう北欧の国ノルウェー人との働き方比較!

社会保障が充実しており、貯金する必要があまりないため、あくせく働くことがあまりないと言われるノルウェー。実際のところ、その働き方はどのようになっているのでしょうか。日本に暮らす私たちとノルウェー人の働き方のちがいを見てみました。

■日本人はノルウェー人よりも1.3時間多く残業をしている

経済協力開発機構(OECD)の調査(2012年)によると、ノルウェーの年間平均労働時間は1,420時間。それに対して日本の年間平均労働時間は、1,745時間だったそうです。年間平均325時間、日本のほうが長く働いているということですね。2012年の土日を除く日は約250日ですから、1日にするとおおむね1.3時間ほど、日本人のほうが長く働いている計算になります。

「たった、それだけ?」「1時間くらい長くても、あまり変わらないんじゃない?」とお思いの方、ちょっとお待ちください。ノルウェー人にしてみたら、帰宅できるはずの時間に、日本人は毎日「1.3時間、残業してる」ということ。この1時間の差は結構きつい!

■ノルウェー人の帰宅は早い、有給休暇も完全消化。だから仕事の時間も短い

上記の結果でノルウェーの人の労働時間が短いことがわかったのですが、一体それはなぜなのでしょうか。そのひとつの理由に、ノルウェーの人の帰宅時間が早いということがあります。

ノルウェーでは夕食を午後5時から始めることが多く、そのために夕方の4時には帰宅するお父さんが多いのだとか。これはノルウェーが家族のことを大切にする習慣がある国で、早めに帰宅して、家族と一緒に過ごしたいからなのだとか。また夜がとても暗いので、早めに帰宅しなければならない側面もあるようです。

■ノルウェーは有給休暇も多い! しかも完全消化

2012年のオンライン旅行会社エクスペディアの調査によると、ノルウェーでは1年25日の有給休暇を、全て使い切っている人が多いことがわかっています。これに比べて日本人の有給休暇は、支給される日数は13日と多いものの、実際取得する日数は平均して5日なのだとか。日本人は働きすぎだと言われていますが、有給取得日数を見ても、そのことがなんとなくわかります。

ノルウェーと日本では社会背景がちがう以上、比べても仕方ないことなのかもしれませんが、「ノルウェーのように働けたらなあ」と思う人は、実際のところ多いのではないでしょうか。ノルウェーはとにかく時間をたっぷりと家族のために使う国。一方、日本はといえば家族に「ごめんね」と謝りながら、残業に休日返上にと、とにかく会社に奉仕することが多い国。男はつらいよならぬ、「日本はつらいよ」ですね。

(ファナティック)

※この記事は2014年04月01日に公開されたものです

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