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ゲストが新婦にキスしてもOK!?ノルウェーのびっくりブライダル事情9選

ノルウェーに住む人々は、どのような結婚式を挙げているのでしょうか。ノルウェー人と結婚した日本人妻たちから聞いた、日本では考えられない「びっくり! ブライダル事情」を調査してみました。

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ノルウェーの披露宴会場の内装はさまざま。写真はシンプルな形式の披露宴

1.結婚式は翌朝まで延々と続く長期戦

ノルウェーでは、日照時間が長い4~9月が結婚式におすすめの時期。バカンス時期である7月と寒い冬は避けます。平日は教会でお葬式をしているため、挙式は週末が基本。挙式後は、新郎新婦は派手な車で一旦会場を去り、記念撮影タイムとなります。

ゲストは披露宴会場へと移動し、食事がスタート。いくつものスピーチを聞いた後は、ダンス(特にワルツ)を楽しみ、長いお茶タイムに。その後、お酒を飲み始め、延々と交流は続き、翌朝5時頃に終了となります。

ノルウェーでは、教会で挙式後はみんなで披露宴会場へ移動

2.母や義母と一緒にセルフコーディネート!

ウェディングプランナーは通常おらず、会場が手配するのは食事のみ。花嫁はドレスの着付けを家族に(時には花婿にも)手伝ってもらいます。司会も親戚や友人に頼み、プロの業者に依頼するとしたらカメラマンのみ。経験豊富な実母や義母の手助けは必要不可欠です。

3.ウェディングドレスはレンタルではなくお買い上げ!

婚礼衣装のレンタルショップは一般的ではないので、新品を購入します。お色直しする習慣もなく、式では同じ衣装をずっと着用。汚れても気にしません。2014年2月に首都オスロで開催された、女性誌『ヘンネ』によるファッションアワードでは、「環境にも人にも優しい、最もサステイナブルなデザイナー」としてウェディングドレスで定評があるレイラ・ハフジさんが見事選ばれました。

ノルウェーのウェディングドレスのデザイナーとして有名なレイラ・ハフジさんによる衣装(Photo:Roger Forsaas)

4.使用済みのウェディングドレスはどうするの?

花嫁衣裳が母から娘へとそのまま受け継がれることはまれ。手作業が得意な女性は、子どもの先礼式の衣装にドレスの一部を施すこともあります。最近は検索・商品売買ウェブサイトで売り出す人が続出中!

招待客の中には、民族衣装「ブーナッド」を着てくる人が必ず1人はいます。まれに新郎新婦がブーナッドを着ていることも。

ノルウェーの民族衣装ブーナッドは祖父母から受け継がれ、出身地域によって装飾が異なります

5.自然派「農場・丸太小屋結婚式」がブーム

自然とともにある暮らしが尊重されるノルウェーでは、なじみのある「農場」や家族所有の「丸太小屋の別荘」で結婚式を挙げることも。式当日、芝生の上を馬に乗って優雅に現れるのは美しい花嫁(花婿は馬をリード)。また、トイレは汲み取り式便所ということも。

■6.大量の甘い手作りケーキでおやつタイム

ノルウェーではプロに依頼しても、ウェディングケーキの定番はシンプルに1段のマジパンケーキ。さらに招待客(特に叔母様方)が大量の手作りスイーツを持参します。

「クランセカーケ」というリング状のお菓子ケーキも登場し、会場はまさにスイーツ・ブッフェ! ケーキが陳列される光景は圧巻であり、「あら、このケーキおいしいわね、どなたが作ったの?」と密かに料理の腕を審査される場でもあったりします。

ノルウェーではマジパンが定番。祝祭日定番のクランセカーケ(左)と新郎新婦のフィギュアが飾られたマジパン(右) Photo:鐙 麻樹(左)、Miho Strom(右)

7.パートナーがいない間にキス!

地域によりますが、新郎が席を立った瞬間にゲストが行列を作り、続々と新婦のほっぺにキスをしてきます(逆パターンもあり)。誰かがワイングラスをカンカンと鳴らしたり、足で床をドンドンと叩いたりしたら、新郎新婦がイスの上に立ったり、テーブルの下にもぐったりしてキスをする合図。

誰かが合図をする度にキスをしなければいけません。

8.新郎新婦が事前指定する合理的な贈り物リスト

ノルウェーにはご祝儀や電報の習慣はありません。「ウィッシュリスト」という文化があり、新郎新婦が欲しい商品をリスト化して招待客に事前配布します。専用の結婚式ウェブサイトに限定公開でリストがアップされることもあり、招待客はそれを見て指定されたプレゼントを購入するのです。

贈りものがかぶらないように、リスト管理を任された店頭やウェブでは、誰かが購入済みの商品には印がつけられるという合理的なシステムを導入。式当日、会場の隅では贈りものが開封された状態で、お祝いのカードとともに陳列されます。

ノルウェーで人気の贈り物は日常生活に役立つキッチン用品

9.同姓婚と事実婚

ノルウェーでは同姓婚が2009年から合法化されています。ただし教会や牧師には挙式を断る権利もあり、まだまだ課題は多そう。若者の間では事実婚が普通となってきており、書類上の「結婚」という形にこだわらない人も増加中です。お国柄が表れるブライダル事情、ノルウェーは日本よりも家族と一緒に作り上げる結婚式という傾向があるようですね。

■著者プロフィール

鐙麻樹(あぶみ あさき)。上智大学フランス語学科2008年卒業。オスロ大学メディア学学科2012年卒業。同大学大学院メディア学修士課程在学中。ジャーナリスト、フォトグラファーとして、雑誌、WEB、旅行ガイドブックを中心にノルウェー現地から数多くの原稿や写真を寄稿。6カ国語の海外ニュース翻訳家、メディア/企業コーディネーター兼アドバイザーとしても幅広く活動中。
ホームページ http://www.asakiabumi.com/
All Aboutノルウェーガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/1080/
地球の歩き方オスロ特派員ブログ http://tokuhain.arukikata.co.jp/oslo/

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