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会話中に相手が腕を組むのはなぜ? 腕組みをする男女の心理

高見綾(心理カウンセラー)

腕を組むという行為は、不安感や緊張などの表れだと心理カウンセラーの高見綾さんは言います。会話している時に相手が腕を組んでいるのは、何らかのメッセージかも? 今回は、腕組みする男性・女性心理を詳しく解説します。

口に出すことはなくとも、ふとやってしまうしぐさには、人間の心理が現れることがあります。腕組みもそのひとつです。

身近に腕を組む癖のある人がいる場合は、何を考えているのか不思議に思うことがあるかもしれません。

今回は腕を組む人の基本的な心理をはじめ、男女の違いや、左右でちがう性格などについて解説していきます。

なぜ? 腕を組む人の心理

腕組みをするのが癖という人もいると思いますが、どういう心理から人間は腕を組んでしまうのでしょうか。

まずは、腕を組んでしまう心理はどのようなものがあるのか解説します。

(1)不安感があり、相手を警戒している

初対面のときや苦手な相手を前にしたとき、場の雰囲気がかたいときなどは、緊張して不安を感じるものです。

人間の弱点はお腹にあるので、潜在意識では、腕を組むことで相手から心臓や肺などを守ろうとする心理が働いています。

(2)相手の意見を拒絶している

腕組みは拒絶反応を表すことがあります。相手の意見に賛成できないと考えているときや、これ以上話を聞きたくないといった状態を表します。

(3)隠したいことがある

自分の手の内や本音をオープンにしたくないときにも腕を組みます。質問をしたときに応えてくれないときなどは心理を読まれたくないと思っている可能性があります。

(4)機嫌が悪い

腕を組むしぐさにプラスして、表情や雰囲気にトゲがあるときは、機嫌が悪いことをアピールしています。

腕をがっちりと組んで、ぎゅっとこぶしを作っている場合は、相手に対する敵意を持っています。

(5)考え事に集中している

打ち合わせや、悩み相談をした際に、相手が「うーん」と考えながら腕組みをしている場合。表情などにトゲがなく話題に入り込んでいる様子であれば、深く考えたいという心理の表れです。

(6)緊張している

腕を組む心理には、緊張している自分を落ち着かせたり、緊張感を隠したりしている場合もあります。

例えばデート中に相手が腕を組んでいる時、楽しく会話が弾んでいても実は相手が緊張している……という場合も。

あなたに嫌われないか、デートがうまくいくかといった不安感があるのかもしれません。

次ページ:男女差がある? 腕を組む心理

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