相手に頼み事をして好かれるテクニックとは?―誰にでも出来ることを何回も繰り返す
ビジネスでもプライベートでも、「この人ともう少し仲良くなりたい! 自分に好感を持ってもらいたい!」と思う事、ありますよね。今回は、「どうすれば自分のことを好きになってもらえるのか……」と悩んだ時に活用できる、ちょっとしたテクニックを紹介します。
【自分の頼みごとを受け入れさせるには?「マイルドな疑問形にする」】
誰にでも出来ることを
相手から好意を持ってもらうために、自分がするべきこと。それは「誰にでもできる、ちょっとした頼みごと」をすることです。この頼みごとは、本当に些細なことで構いません。「財布を出す間、傘を持っていてほしい」「そこの○○取ってくれる?」など、「相手に負担を掛けない頼みごと」をしましょう。
相手も、この程度の頼みごとなら、気軽に聞いてくれることでしょう。もちろん、頼んだことをしてもらえたら、笑顔で「ありがとう」を伝えるのをお忘れなく。このやりとりを何度も繰り返すことで、相手からの好感を得やすくなるのです。
頼る=信頼している
でも、なぜ頼みごとをすると相手から好きになってもらえるの?と、不思議に感じますよね。人は、嫌いな相手には、些細なことであっても頼みごとをしません。要は、「頼みごとをする」という行動が、「相手への信頼・好意を表す」行動なのです。
まず自分から、さりげなく気持ちをオープンにすることで、相手の気持ちを近づけることが出来ます。
認知不協和理論
また、人には「自分の気持ちと行動を一致させよう」とする性質があります。「感情」と「行動」が一致しない時、なんとなく違和感を持ってしまう……これを認知不協和理論と言います。通常、「何とも思っていない相手」からの頼みごとを、引き受ける義理はありません。
「頼みごとを聞いた」のは、「相手に好感を持っているからだ」と、相手は、心の中で感情を変化させていきます。何度も繰り返すことで、徐々にお互いの距離を近づけられると考えられます。
教えを乞う
「頼みごとをする」際に、より相手から好感を持ってもらいやすい方法があります。それは、相手に「何かを教えてほしい」と頼む方法です。相手の得意分野で「○○を教えてください!」という接近方法は、実践しやすいもの。
まとめ
相手の教育欲求を満たすことで、相手からの好感も得やすくなります。上司の得意分野に興味を持ち、積極的に教えを乞うてみてはいかがでしょうか。「かわいい部下だ」なんて思ってもらえるのかも?
人との距離を詰めるのが苦手……という方にも、おすすめのテクニックです。まずは「相手に無理のない範囲の頼みごと」を、いくつか考えてみてください。状況に応じてそれらを実践することで、自然と仲良くなれるのかも?
※この記事は2013年12月21日に公開されたものです