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好きなクドカンドラマは?⇒『IWGP』『あまちゃん』『流星の絆』

今まで気にはなっていたけれど、“詳しくは知らない”、“どんな内容なの?”と疑問に思っていたさまざまなエンタメ情報をご紹介! スキマ時間に読んで、女子会や飲み会での話題にも♪

2013年に放送されたドラマの代表作のひとつ、『あまちゃん』の脚本を手がけたのは、「クドカン」こと宮藤官九郎さん。ストーリーのおもしろさや登場人物の魅力が評価され、「東京ドラマアウォード2013」も受賞しました。話題作を次々と世に送り出すヒットメーカーにはファンも多いですよね。そこで今回は、働く女子に「宮藤官九郎さんが脚本を手がけたドラマの中で好きな作品」を、好きな理由とともに聞いてみました。

◆『あまちゃん』(2013年/NHK連続テレビ小説)

・「朝から元気になれるし、終わったあとの虚無感が大きかった」(28歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「田舎の温かい雰囲気の中のコミカルなやりとりがおもしろかったから。『あまちゃん』は『探偵物語』などの有名な作品のオマージュのシーンが多くあって、探すのが楽しかった」(25歳/商社・卸/事務系専門職)
・「朝ドラの『あまちゃん』がはじまったころ、転勤してきた上司がよく『じぇじぇじぇ』と言っていて、上司の変わった口癖だと最初にすりこまれたため、今でも『じぇじぇじぇ』と聞くと、あまちゃんの顔よりも上司の顔が思い浮かぶ」(30歳/学校・教育関連/事務系専門職)

『あまちゃん』はクドカンが初めて手がけた朝ドラ。海女を目指すヒロイン・天野アキが、挫折・奮闘ののちに地元アイドルに成長し、その後本格的にアイドルを目指していく人情喜劇です。天野アキを演じた能年玲奈さんの笑顔が、日本中の朝に元気を届けてくれました。

今年の流行語大賞の最有力候補にもなっている「じぇじぇじぇ」は、ドラマの舞台となった岩手県・北三陸地方の漁村で、驚いたときに発する方言。この言葉に目をつけ、流行らせたクドカンはさすがです。

◆『流星の絆』(2008年/TBS系列:東野圭吾原作)

・「原作はとても重いテーマでコメディ要素がなかったのに、クドカン脚本のおかげでコメディ要素もありつつ、きちんと原作に沿ってストーリー展開していたのがすごいと思った」(29歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「原作に忠実だったから。東野圭吾の原作のおもしろさをドラマで十分に感じ取れたから」(31歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「笑いとシリアスの緩急が絶妙で、間延びすることなく見られた。キャストに狂いがない」(30歳/生保・損保/事務系専門職)

東野圭吾さん原作の『流星の絆』は、2008年上半期文芸:小説部門売り上げNo.1の本格的ミステリー。小学生のときに何者かに両親を殺された3人の兄妹が、彼らを見守る刑事と、両親を殺した犯人を探りながら展開していきます。シリアスな展開の中にも、笑える要素が上手に組み込まれているのがクドカン作品ならでは。

この兄妹を演じたのは二宮和也さんと錦戸亮さん、戸田恵梨香さん。「3人の関係性がむずがゆく感じたけれど、青春を感じた」(29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)という声も寄せられました。

◆『木更津キャッツアイ』(2002年/TBS系列)

・「この作品で初めて、おもしろいシナリオライターだなということを意識したから。作品の雰囲気が好きで、その後もクドカン作品だからということで見るきっかけになった」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「今までにない斬新なドラマだと思ったから。テンションが高くて、まさにクドカンらしい」(26歳/金融・証券/事務系専門職)
・「キャストが豪華だった。当時のクラスメイトの大半が見ていました」(31歳/生保・損保/事務系専門職)

『木更津キャッツアイ』は、余命半年の主人公を中心に集まった5人組が、野球や音楽、怪盗団として木更津で騒動を巻き起こす青春痛快ストーリー。岡田准一さん、櫻井翔さん、成宮寛貴さんなど、そうそうたるキャストも魅力です。「ドラマにハマっていた友人は何度も木更津へ行って、木更津在住の彼氏をゲットしていました」(32歳/金属・鋼鉄・化学/事務系専門職)という人までいるという、驚くほどの影響力をもつ作品でした。

◆『池袋ウエストゲートパーク』(2000年・2003年/TBS系列:石田衣良原作)

・「初めてクドカン作品を見て、今までに見たことのないようなドラマで衝撃を受けたから」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「最後まで何が起こるかわからないから。ウエストゲートパークは原作本も購入して楽しんでしまった」(28歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「今どきの若者の感情がよく伝わって共感できた」(28歳/生保・損保/営業職)

石田衣良さん原作の『池袋ウエストゲートパーク』は、東京・池袋にたむろしている若者の姿を描いたドラマ。長瀬智也さん、窪塚洋介さん、山下智久さん、渡辺謙さんなどの豪華キャストが勢ぞろい。このメンバーの名前だけで、まだ見たことのない人でも「DVDを借りに行こう!」と思えますよね。

◆『タイガー&ドラゴン』(2005年/TBS系列)

・「落語を現代風に置きかえたストーリーがあり、それにちなんだ落語も聞けてなんだか得した気分になった」(29歳/ソフトウェア/技術職)
・「落語という題材が意外で楽しかった。出演している俳優が好きだったから楽しみだった」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「長瀬くんと岡田くん、両方とも格好よくていいキャラだったから」(23歳/サービス)

『タイガー&ドラゴン』は落語をモチーフとし、人情、師弟愛、家族愛をときにシリアスさをまじえながら、コメディタッチで描いたドラマです。少年時代より笑わないヤクザ・虎児は、落語家の取り立てをきっかけに笑いに目覚め、竜二と出会い、さらにトラブルに巻き込まれてゆく……。主演の長瀬智也さんと岡田准一さんのコンビも絶妙です。

ほかにも、『うぬぼれ刑事』(2010年/TBS系列)『11人もいる!』(2011年/テレビ朝日系列)『ぼくの魔法使い』(2003年/日本テレビ系列)、『吾輩は主婦である』(2006年/TBS系列)などのドラマも人気がありました。

青春ドラマからホームドラマまで、さまざまなヒット作を生み出すクドカン。その魅力はどんなところにあるのか、あわせて聞いてみました。

<キャラもストーリーも個性的>

・「キャラクターがぶっ飛んでいることが多いが、笑えて泣けるところがいい」(24歳/小売店/販売職・サービス系)
・「たいていの作品でちょっとした笑いがあって、それを見たくてついつい見てしまう。一人ひとりのキャラクターが個性的で一度見たら覚えてしまうし、それで有名になる人もいるのですごいと思う」(29歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

クドカン作品は、すべてのキャラクターが魅力的。その上、笑いあり涙ありで、人情味にあふれているから親近感がわいてきます。

・「必ず流行語的なものが生まれるから、それをいつも真似する」(29歳/学校・教育関連/専門職)

次の流行語候補を予想しながらドラマを見る。これもクドカン作品ならではの楽しみ方ですね。

筆者が『あまちゃん』や『流星の絆』を見たときに強く感じたのですが、途中からクドカン作品のドラマを見はじめると「不思議な空気」を感じませんか? 突然入り込むと、「何、このドラマ?」と思ってしまうのですが、見続けるうちにどっぷりハマってしまいます。この独特な空気もクドカンの味なのでしょうね。

仕事で疲れたときの息抜きとして、毎晩1話ずつ楽しむのもオススメ。続きが気になり、2話、3話と続けてしまいそうですが、翌日仕事の場合はグッと我慢しなきゃですね。

(Mina/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』調べ。2013年11月にWebアンケート。有効回答数278件(22歳~34歳の働く女性)。

※この記事は2013年11月19日に公開されたものです

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