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彼のだんまりは黄信号! 破局の危機からV字回復するテク

恋愛部長

■好きな女性が相手なら、限界までがまん(=沈黙)する

女子は案外気づかないことが多いですが、男性は、結構拗ねて黙っていることがあります。たとえば、彼女がほかの男性を褒めたりしていて面白くないとき、男性は、拗ねて黙ってしまったり、ぷいと帰ってしまったりします。このだんまりは、まだかわいいもの。愛情があるからこそのだんまりです。②は、今までお話してきた通りです。男性は、感情的なものに対しては、黙っていることで、釣られて感情的になることを避けようとしているのです。これも、まだ男性側が「言い争いを回避したい」「関係を維持したい」と思っている証拠です。

ところが、③のように、彼女の言いぶん、行動にがまんしているとき。このときも男性はただひたすら黙っている傾向があります。彼女に悪しざまに言われたり、泣かれたり、うんざりするような出来事があったとき、カッとなって怒らず、ぐっとこらえるのが男性。男性の愛情表現って本当に地味だなって思うことがあるんですが(笑)、彼女に対して、どんな不条理なことを言われても、反論したくても、ぐっとこらえることが、男性の愛情だったりするんですよね。要するに、男性は、この人と決めてまじめに付き合いだした人に対しては、そう簡単に投げ出さず、まずはがまんすることで、関係が破たんしないように努めるものなんです。女性は、なんでも話し合って、喧嘩して、腹を割ってどんどん距離を縮めたいと思うかもしれませんが、男性はそもそもそういうウェットな話題自体が苦手なんですね。

そんな、ぐっとがまんして黙っている状態からさらに悪化すると、もううんざりして、何も話したくないから黙っている状態、というのになります。これはもう破局に限りなく近づいています。ここで覚えておいてほしいのが、男性心理における、「甕の水の法則」です。これ、実は昔後輩の男の子が話してくれて、なるほど! と膝を打って以来、ちょくちょく使わせてもらっている話です。何かっていうと、男性は、好きな女性相手だったらがまんするんですよ。相手に不条理なことや無茶を言われても、ののしられても、好きだから黙ってこらえる。感情的にならないように自制する。でも、そうやって、がまんの水が甕にどんどん溜まっていくと、ある日いつものようにがまんしたちょっとのことで、甕の水が決壊してしまう。そうなるともうおしまい。全部こぼれて元には戻らなくなるんだって。

そういうふうにして、「あぁもうこれ以上は無理だ」って男性が思って、別れを切り出されると、ほぼ100%関係が戻ることはないと思います。なぜなら、男性はそこまでずっとがまんしてきたから。がまんできるギリギリまでがんばって黙ってやり過ごしてきた。それがいっぱいいっぱいに到達してしまったのだから、もう無理なんです。よく、その状態まで彼を追い詰めてしまってから別れを切り出され、びっくりした女子が「大したことないことでいきなり別れようと言われた」「反省してるから復縁したい」なんて言うんですが、もう遅いことが多い。男性ががまんにがまんを重ね、だんまりにだんまりを重ねて到達した結論は、絶対に覆らないですよ。女子が思っている「ちょっとしたこと」は、最後の、背中を押すきっかけに過ぎないんですから。

つまり、男性がだんまりしていたら、それは要注意のサインです。いま彼が、自分に対してどのようなタイプのだんまりをしているのか、すぐに見極める必要があります。単に拗ねているだけのだんまりであれば、いつもより彼をケアしてあげれば大丈夫。自分の行動の何に拗ねちゃったのか、直接聞くとますます拗ねるので、自分で察しをつけて、その行動を改めること。たとえば、ほかの男友だちと遊びに行くことが多いとかだったら、そういうのはしばらく控えて、彼を最優先していつもよりもっと細やかなケアをするとかね。

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