お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

辛口タレント フィフィが女子たちに告ぐ「なんで男性にぶら下がろうとするの?」

待機児童問題や、安倍政権の打ち出した女性手帳、育休3年案、取り沙汰される「マタハラ」の実態。出産とその後の働き方について悩みを覚える女性は少なくありません。テレビやネット上で歯に衣着せぬ発言が注目を集めるフィフィさんもワーキングマザー。日本女性の出産と、その後の働き方についてフィフィさんの意見を伺いました。

「仕事はいつでもできるけれど、妊娠はいつでもできるわけじゃない」



フ:無計画に働いて、無計画に妊娠している女性も多いかもしれないけれど、いつでも出産できるとは限らないし、そう簡単じゃない。わたしの場合も、転職先が決まっていて、しかも前よりも給料が上がっていたんですよ。だからすごく悔しかった。もちろん堕ろしたりなんていうことは全然考えてないんだけど、何か悔しさがあって。

でも、母から「仕事はいつでもできるけど、妊娠はいつでもできるわけじゃないのよ」って言われた言葉がすごく重くて、「そうだよな」と思ったんです。私の母はずっと働きながら三人の子どもを日本で育てて、それで博士号も取った女性。そんな簡単にできることじゃないのにサラッとそういうことを言っていて……。

自分に自信があれば仕事にはいつでも戻れるというのはあると思うんです。出産はいつでもできるわけじゃないのに、今働いている人たちってあまりにも仕事を優先しすぎて、自分の身体のことはあまりにも無計画。結局、気付いたら妊娠が難しい年頃だったり、リスクになってくる年頃になったりして、「ああ、どうしよう」って慌てるでしょう? あまりにも考えてなさすぎると思うのね。

編:先日、女性の平均初産年齢が初めて30歳を越えたという報道がありました。フィフィさんのご出産は29歳ですね。

フ:妊娠が28歳で、出産が29歳。わたしはそれでも遅いと思っていて、もう少し早く産みたいというのはありました。結婚してから、別に避妊をしていたわけじゃなかったから、「なんで妊娠しないんだろう?」って思っていたんですよ。だから、産婦人科の検査ついでに、妊娠できるかどうかの相談をしたら「あなたは本当に妊娠の知識がないね」と言われて。例えば、生理の周期もはっきりしてなかったし、始まる日や終わる日も全然記録してなかったんです。「本当に妊娠がしたいんだったら、ちゃんと自分の身体を調べたり、周期とか自分の身体を把握しないとダメ」って言われて、そこから周期をメモしたりし始めたら、すぐ妊娠したんです。あまりにも自分の知識のなさにびっくりして(笑)。

編:子どもを産むまでに、ちゃんと復帰できるように自分のキャリアを積んでおきたいと考える女性もいますが、そのことについてはどう思いますか?

フ:子どもを産める適齢期までにキャリアを積めればいいけど、そんなことは難しいでしょう? 男性も女性もそうだけど、30歳を超えたくらいからようやく社会人として認められていくし、会社としても重要な仕事を回されたりする。そうなると男性はいいけど、女性はそこまで待っていたらどんどん出産のリスクが上がっていくだけじゃないですか。女性は子どもができて弱くなるわけではなくて、もっとパワーアップすると思う。女性ってどこかで甘えちゃうところもあるんだけど、逆に子どもができると自覚がついて、すぐに仕事を投げなくなるよ。産休・育休でブランクがあって、そこから再スタートしても、自分の自覚とか仕事に対する思いでパワーアップすると思うの。

 


→【次ページ】「なんで全部を男性になんとかしてもらおうと思うのかな」

次のページを読む

SHARE