辛口タレント フィフィが女子たちに告ぐ「なんで男性にぶら下がろうとするの?」
待機児童問題や、安倍政権の打ち出した女性手帳、育休3年案、取り沙汰される「マタハラ」の実態。出産とその後の働き方について悩みを覚える女性は少なくありません。テレビやネット上で歯に衣着せぬ発言が注目を集めるフィフィさんもワーキングマザー。日本女性の出産と、その後の働き方についてフィフィさんの意見を伺いました。
出産する前に、自分の地域の待機児童の数とどういう制度があるのかを知るべき
編集部(以下、編):フィフィさんの出産体験についてまずはお聞きしたいと思います。2005年にご出産されているんですね?
フィフィさん(以下、フ):旦那の誕生日は忘れちゃうんだけど、子どもの誕生日は覚えています。2005年ですね。
編:出産前に最初のお仕事を退職されていますね。
フ:たまたま転職をしようと思っていたら妊娠に気づいて、もう転職先は決まっていたんですけど、仕方なくお断りをして出産をしました。それからまた、子どもが6カ月頃から就活していましたよ。それで8カ月のときにテレビに出たんですけど、何回か出たらそこそこ仕事が増えてきて。
編:育児で大変な時期とテレビで活躍され始めた時期が重なっていたから大変だったのではないですか?
フ:そう、重なっていたから最悪でした。夜泣きが始まる時期でもあったし。今よりその頃の方が休みなく働いていたんですけど、ギャラの単価もあまりよくなかった時期で。子どもを誰かに見てもらったりとか、ベビーシッターに預けるというのも、もっと後になって余裕が出てきてからだったのね。だからすごく大変で。顔も知られてきているのに電車移動しなければいけないし、打ち合わせはギャラが出ないから、そういうときは子どもを連れて行ってとか、大変でしたよ。
編:保育園には預けてらっしゃったんですか?
フ:わたしの子どもは最初、待機児童でしたよ。だからしばらくは、普通の託児所に預けていたり。 その後はベビーシッターと託児所を合わせて利用したりしましたけど。
編:託児料金は高かったですか?
フ:高いですよ。あと、迎えに行く時間が遅れると延長料金でどんどん高くなる。だから出産する前に、地域によってどれくらいの待機児童がいるかとか、知っておくべき。横浜が待機児童ゼロになったと言うけど、東京はまだ分からないし。自分の地域はどういう制度があるのか、どういう状況なのかというのを把握しておかないと、下手したら住む所を変えようかなというくらい、行政によって制度が違うんですよ。だから、そういうことを調べた方がいいと、すごく思う。