共働き女子の実情は!? 産休・育休中のマネー実態&やりくり術

花輪 現在はいくらずつ生活費を負担しているんですか。
編集部 夫婦で8万円ずつです。産休・育休に入る前はうりみさんも手取り月収23万円ぐらいだったので、さほど負担に感じていなかったのですが、収入が減った中でこれだけ負担するのは大変そうです。ただ、ご主人はその意見に反対されているとか。
花輪 月収22~23万円の中から生活費として8万円渡し、残りは自由に使えるという生活に慣れてしまうと、それを変えるのは並大抵のことではないでしょうね。
編集部 現在、うりみさん夫婦は関西在住で、うりみさんの実家で暮らしています。ご主人は関東出身で、ご両親が高齢ということもあり、月2回単身帰省しているそう。帰省の回数を減らしたり、新幹線を高速バスに変えたり……といった方法で帰省費を節約し、そのぶん家計にまわしてほしいと、うりみさんは考えているようですが……。
花輪 時間と体力があるうちならともかく、30代社会人が高速バスで頻繁に移動するのは負担が大きいでしょうし、回数を減らすというのもご両親が高齢だとなかなか難しそうですね。また、女性がよかれと思って購入するベビー服やベビー用品を、「そんなにたくさん必要?」とムダ使いに感じる男性もいます。強引に話を進めると「どうして俺だけががまんさせられるの?」という不平不満を溜め込む原因になりかねません。まずは “2人で家計を立て直そう”という意識のもと、お互いにどの出費がムダだと思うかのすり合わせを行うのが先決です。
「早め早め」のすり合わせを心がけて
結婚しても、子どもが生まれても独身時代と変わらない。変わる気もない“コドモ夫”が増えています。今はお互い好きなようにお金を使っているけれど、“子どもができれば、養ってくれるはず”というのは思い込みにすぎない可能性も。出産後は子育てに追われて、夫婦でゆっくり話し合いをする時間も取りづらくなるのが実情です。妊娠・出産前にしっかり話し合っておくことが大切。また、自分自身が“コドモ妻”になっていないかどうかも要チェックです。(花輪陽子)
※この記事は2013年05月14日に公開されたものです