お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

彼ときちんと「お金の話」がしたい。どう切り出すのが効果的?

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

独身時代には、彼と「お金の話」ができていたのに、結婚後はさっぱり……という、こけこさん。きちんと夫と話し合いたいという気持ちはあるけれど、なかなかきっかけをつかめずにいます。どうすれば、腹を割って話せるようになるのでしょうか。「お金の話」を切り出す秘訣を、FP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※こけこさん前編はこちら

  • “自分へのご褒美”としてアウトレットで購入したフェラガモの靴。足に合う靴を見つけるのが大変なので、つい予備の分や色違いまで買ってしまうとか。

編集部 こけこさん夫婦の家計管理は基本的にご主人が担当し、こけこさんは毎月決まった額を渡しているというスタイル。これまで“お任せ”で家計そのものはうまく回ってきただけに、改めて「話し合いましょう」とは言いづらいというところもありそうです。

花輪陽子(以下、花輪) これまで家計管理に対して消極的だった人がある日突然、「家計について話し合いたいの」と言ったら、向こうも「何があったの?」と身構えてしまうかもしれません。段階を踏んで、関係を改善していくのがベターです。

編集部 お互い、構えずに、本音で話し合うにはどのように切り出すのがよいのでしょうか?

花輪 まず、オススメなのは「お金管理について夫に相談する」という方法です。たとえば、定期預金の見方がわからないのであれば、同僚ではなく、ご主人に教えてもらう。また、「収入が半減する産休・育休中のやりくりが不安なので、家計が今どうなっているか教えてほしい」などと相談するのも◎。「源泉徴収票を見せてくれる」など独身時代の行動を見る限り、ご主人はもともと、「夫婦でお金のことをオープンにしたい」と考えていたと思うんです。

編集部 今まで、こけこさんがあまり家計に興味を示さないので、相手も諦めてしまったのかもしれませんね。

花輪 これまで家計管理にノータッチだった人がいきなり「これからは私が家計管理をするわ」と宣言しても、なかなか信じてもらえないでしょうし、不安に思われるかもしれません。まずは「家計について理解したい、ちゃんとしたい」という態度を示すことが大切です。

編集部 ご主人と話をするとしたら、どんなタイミングが正解なんでしょうか?

【次ページ】男性との会話にOK・NGなタイミング例

次のページを読む

SHARE