【新連載】後輩から突然の告白! 私って意外にモテるのかも?
「今日から金融商品のセールス月間です。
当番の日は時間外勤務になりますが、
これから渡す顧客リストに沿って、
指定されたパートナーと奮起してください」
恐る恐るリストを覗くと……やっぱり。
わたしは陽介くんとパートナーになっていた。
わたしは他の女子行員の「いいなあ」
の合唱を聞きながら、複雑な気持ち。
そして就業時間も終わり、いよいよセールス。
わたしと陽介くんはごく小さな軽自動車で、
リストにある顧客の家を一軒ずつ回り、
金融商品の購入をすすめる。
「この車のシートベルト、金具が固いんで、
指、気をつけてくださいね」
陽介くんが運転、わたしは助手席に。
狭い車内にふたりっきりだと、
否が応でも彼を意識してしまうけれど、
陽介くんはいつもと変わらずやさしい。
「こんばんは。突然申し訳ありません
××銀行の桜井と申します。
本日はお得な金融商品のご紹介にあがりました」
当番の日は時間外勤務になりますが、
これから渡す顧客リストに沿って、

指定されたパートナーと奮起してください」
恐る恐るリストを覗くと……やっぱり。
わたしは陽介くんとパートナーになっていた。
わたしは他の女子行員の「いいなあ」
の合唱を聞きながら、複雑な気持ち。
そして就業時間も終わり、いよいよセールス。
わたしと陽介くんはごく小さな軽自動車で、
リストにある顧客の家を一軒ずつ回り、
金融商品の購入をすすめる。
「この車のシートベルト、金具が固いんで、
指、気をつけてくださいね」
陽介くんが運転、わたしは助手席に。
狭い車内にふたりっきりだと、
否が応でも彼を意識してしまうけれど、
陽介くんはいつもと変わらずやさしい。
「こんばんは。突然申し訳ありません
××銀行の桜井と申します。
本日はお得な金融商品のご紹介にあがりました」