お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

オス化女子が急増中!? 女子を悩ませる「抜け毛」を防ぐ4つの方法

身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪

女性のオス化が話題となっている昨今、みなさんは「男性化しているな~」と感じることはありますか? 実はいま、働く女子の中には「抜け毛」や「薄毛」に悩んでいる人が急増しているのだそう。そこで今回は、抜け毛の原因と対策について、専門家の先生に教えていただきました!

今回のお悩み

抜け毛が多くて困っています!

抜け毛が多くなった気がします。髪を乾かしたあとの床を見てびっくりするほどです。髪が傷みそうなのでカラーやパーマはやめていますが、抜け毛を防ぐためにできることを教えてください!

(27歳/団体・公益法人・官公庁/女性)

若い女性に「抜け毛」が急増している理由は?

髪が生えかわる一定の周期のことを「ヘアサイクル(毛周期)」といいます。ある程度成長した髪は、約3週間の退行期に入ったあと、成長期に備えて抜け落ちて約3カ月の休止期に入り、再び数年間の成長期に突入します。

このヘアサイクルが乱れてしまうと、髪が抜けやすく、生えにくくなってしまいます。また、女性の髪の成長には、女性ホルモン「エストロゲン」が深くかかわっています。エストロゲンには毛細血管を拡張し、毛髪の寿命を延ばす働きがあります。一般的に男性と比べて、抜け毛や薄毛に悩む女性が少ないのもそのためです。

しかし、エストロゲンが減ると毛髪の寿命が短くなり、髪が抜ける時期を迎えるため、まとまった量の髪が抜けてしまうことになります。それと同時に、抜け毛に関係する男性ホルモン「テストステロン」が相対的に増えてしまい、その影響を強く受けて、抜け毛が多くなってしまうのです。

いま、20代~30代の若い女性に抜け毛が急増している主な原因には、ストレスや喫煙、過度なダイエットによる栄養不足、睡眠不足などがあります。こういった習慣が女性ホルモンを減少させ、抜け毛を引き起こしているのです。

では、抜け毛予防にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか?

 

抜け毛を防ぐ「4つの対策」

1.食事

髪の主成分であるタンパク質、髪の新陳代謝を促し、頭皮の健康維持に欠かせないビタミンやミネラルを多く含む食べ物を意識的に摂取しましょう。納豆や豆腐、アーモンド、ピーマン、ほうれん草、白身魚などがオススメです。

2.頭皮マッサージ

シャンプー時に軽く頭皮マッサージをしましょう。頭皮に流れる毛細血管の血流をアップさせ、血行をよくすることで髪は成長します。爪を立てたり、頭皮を激しくこすったりせず、指の腹を使ってやさしくていねいに行うことが大事です。

3.保湿成分入りシャンプー

髪と頭皮をいたわる保湿成分入りのシャンプーを使用しましょう。使い続けることで、髪の成長に最適な頭皮環境を取り戻せます。いま生えている髪を守り、太く強く抜けない質感の髪にすることが大事です。洗い流すときには、頭皮に浮いた汚れをしっかり落とすよう心がけてください。

4.クリニックで予防ケア

セルフケアだけでは物足りないという方は、専門家に頼るのも手段のひとつです。クリニックでは、キレーション点滴、バイオプトロン(光照射)、パントガール(飲み薬)など、幅広いケアができます。

これらのことに気をつけて、抜け毛を予防し、若々しい美髪を手に入れましょう!

 

徳永 真理

シロノクリニック銀座に勤務する医師。東京女子医科大学医学部卒業。日本美容皮膚科学会や日本抗加齢医学会、日本レーザー医学会に所属。休日はゴルフと読書をして過ごすのが好き。

(取材協力:徳永真理、文:池田園子)

※『マイナビウーマン』にて2013年3月にWebアンケート。有効回答数322件(マイナビウーマン会員:22歳-34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年04月22日に公開されたものです

SHARE