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コラム 働き方

アイデアをカタチに! 「ジュエリーデザイナー」のお仕事って?

仕事旅行社

もしも、好きなことや趣味で続けていたことが、自分の仕事になるとしたら? 「好き」を職業にした同世代女子に、等身大の仕事観をインタビュー!

接客にも役立っている “コーチング”の発想

お客様一人ひとりのファッションやライフスタイルに合わせて、オーダーメイドジュエリーのデザインとコーディネートを手がける橋本志織さん。アトリエとギャラリーが融合した、南青山のジュエリーショップ「CONCEPT JEWELRY WORKS」のショップマネージャーとして、立ち上げからショップ全体のプロデュースなど幅広く担当しています。

橋本さんは幼いころから、広告の仕事に携わる父親の影響でアートやデザインを身近に感じていたそう。美大に進学して油絵や版画を学び、卒業後は作家を職業としていくことを目指していたのだとか。ところが、卒業記念の個展で「作品を買ってくれるのは、作家の卵を支援するコレクターなどごく一部。自分の感性をもっと多くの人に広げたい」と思ったといいます。

そんなとき、アクセサリーの企画を募集していた会社とご縁ができ、クリスマスやシーズンイベントなどに合わせた商品企画に奔走するようになったそう。

「流行をベースに、限られたコストでいかに印象的に見せられるかを考えました。当時は、自分が携わったアクセサリーをつけている女性に街で出会うことがうれしかったですね。その一方で、トレンド重視でデザインするアクセサリーは、流行り廃りの波が激しい。もっと永く受け継がれるもの、身につける人にとってスペシャルなものを生み出したいなと感じたんです」

そんな想いが、橋本さんの現在にもつながるターニングポイントに。本格的にジュエリーデザインを学ぶため、働きながら夜間の専門学校に1年間通学。「思い立ったら即行動」というフットワークの軽さも、チャンスをつかむための秘訣のよう。

  • お客さまとの会話からイメージをデザイン画におこします。デザインが決まれば実寸大の製図を作成。職人さんへつなぐ大切な作業です。

卒業後は、ジュエリーデザインを仕事にすべく、リメイク・オーダーメイドのジュエリーショップを運営する会社へ。デザイナーを希望していたものの、接客やデザインアイデアの提案を担当するアドバイザーとしてのキャリアがスタート。やがて、スタッフのマネジメントを行う店長に抜擢されました。

「それまで経験が無かったので、店頭に立つのはとても不安でした。たとえばイヤリングをピアスに作り変えたいというお客様に対して、細かい加工知識がないと最善の提案もできないし、一度手を加えたら、もう元には戻らないから失敗できません。一人ひとりご要望はちがうし、いろんなお客様がいて、接客が怖いと感じることもありました」

そこで役立ったのが、会社で学ぶ機会のあった「コーチング」の勉強だったそう。コーチングは、相手を4つのコミュニケーションタイプ別(コントローラー、プロモーター、アナライザー、サポーター)に分け、自分がどういったアプローチでコミュニケーションするのがベストかを考えるもの。

「たとえば、マネージャーやリーダーに多い“コントローラー”タイプはどんどんリードされることを嫌う方が多いので、相手の判断やペースに合わせて接します。縁の下の力持ちの“サポーター”タイプは、素敵なところをたくさん褒めることで心を開いてくれることが多い。もちろんお客様だけでなく、スタッフに対してどう指導すればやる気が増すのか、人それぞれに合った伸び方を知ることで教育やマネジメントにも役立ちましたね」

一見、デザインとはかけ離れているようでも、橋本さんにとってコミュニケーションについて学んだことは「いちばん苦労したけど、いちばん吸収できた時期」と、笑顔で振り返ります。そうした3年強の基礎固めを経て、いよいよ現在の店舗の立ち上げに……。

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