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産後2カ月で現場復帰! 仕事も子育てもハッピーな理由は!?

テストは2カ月に1回! 研修制度も充実

忙しい医師たちのスケジュールを考えながらコミュニケーションを取るMRの仕事。鈴木さんは、「伝えなければいけないことのゴールを決めて話す」ことに気をつけていると言います。

「5分いただけるか、10分いただけるかで話せる内容がちがうので、まずどのくらい時間をいただけるかを考えてから話の道のりを考えます」

  • 出産後に購入したカメラで、長女の杏ちゃんを撮影。杏ちゃんの洋服も手づくりなのだとか!

  • 手に馴染んでいるという手帳。ブラウンを選んだ理由は「かちっとした中に柔らかさがあるから」

それも、最初に医師に「どのくらい時間をいただけますか?」と聞くのではなく、「この曜日のこの時間帯でこの感じなら、○分くらいいただけそう」と自分で考えるのだとか。

「最初に訪問した際は、先生のスケジュールをメモすることもあります。しばらく経つと自分の中でリズムができてくるので、メモを見なくてもわかりますね」

細やかな気遣いに加え、MRにとって欠かせないのは専門的な知識を深めつつ、常に最新の情報を勉強し続けること。鈴木さんがメルクセローノに転職を決めた理由は、大腸がんと頭頸部がんにおける画期的ながん治療薬「アービタックス」を販売していることとともに、研修制度が充実していると感じたからと言います。

「コミュニケーションや交渉、タイムマネジメント、プロジェクトマネジメント、プレゼンなど、当社が独自に開発し体系化したビジネススキルアップトレーニングプログラムがあり、自分のレベルにあったものを選び、スキルアップすることができます。薬剤の知識についてのテストも2カ月に1回あることも、日進月歩であるがん領域において自分を高めるよい取り組みだと思います」

後編では、結婚・出産のエピソードについて伺います。

【鈴木いつみさんのプロフィール】
北海道医療大学精神保健福祉学部卒。大学在学中からNPO法人の代表として知的障害者の学習支援に携わる。卒業後、製薬会社のMR(医薬情報担当者)に。2010年にMRとして、世界でもっとも長い歴史を持つメルク(本社:ドイツ)の医療用医薬品会社、メルクセローノに入社。同年に入籍し、2011年に2カ月の産休を経て現場復帰。がん領域の専門MRとして活躍している。

※この記事は2013年03月14日に公開されたものです

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