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月経不順・不妊の原因? 冷やす服装、温める食事は……

先生によれば、漢方に頼らなくても、生活習慣によって冷えはかなり軽減できるとのことです。「たとえば真冬にミニスカートをはくなど、露出の多い服装は避けましょう。高いヒールも不自然にかかとをあげることによって筋肉を圧迫し、血行不良を起こしますから、冷えにつながります」。高いヒールが冷えの原因になるなんて、知らなかった!

そのほか、冬場は根菜やもち米といったカラダを温めることで知られる食材を意識してみるのもいいみたい。もちろん、軽い運動や半身浴などは、カラダを温めて血行をよくする効果が大きいので、習慣にしたいもの。「冷えには明確な定義がなく、自分が冷えていると思えば、それが冷えなのです。カラダが冷たいのなら、その症状を緩和するよう自分なりに工夫してみましょう」とのこと。

カラダの老化がまっ先にはじまる部分は、血管!

ちなみに小田先生によると、運動不足や喫煙、暴飲暴食は血管の老化(動脈硬化など)を早めるそうですよ。そして「老化は血管からはじまる」のだとか! 血管を常に若々しく保つことにより肌や内臓などカラダの全器官が健康に保たれるそう。特に喫煙は、血管のみならず卵子の質を下げ、体外受精での妊娠率も下げるというデータがあるので、一刻も早く禁煙を。

「アンチエイジング、スローエイジングということが盛んに言われていますが、卵子のアンチエイジング法はまだ見つかっていません。女性の妊娠力は20~25歳がピークで、30歳、35歳、40歳と、5年ごとに妊娠力低下のスピードが速まります」とのこと。それまで何も意識せずに過ごして30歳後半になり慌てないように。妊娠はいわば、ラッシュ時にはどんどん電車が来るのに、徐々に本数が少なってくる時刻表のようなもの。日々の食生活や習慣に気をつけつつ、その時刻表の存在を常に意識することが大切なのかもしれません。

(取材協力:小田瑞恵、構成:小池直穂、執筆:田中絵真、イラスト:macco)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.21)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年01月28日に公開されたものです

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