不倫をやめたいあなたへ。つらい関係を断ち切る方法3つ

30歳を過ぎて独身でいると、こんなふうに心無いことを言われることがある。「絶対不倫してるんだと思ってた」「不倫してたから独身なの？」と。

不倫は社会的に“イケナイコト”で、それを多くの人はきちんと理解しているにも関わらず、不運にも不倫沼にハマり、婚期を逃してしまう人も少なくないということだ。

不倫をしていたわけでもないのに独身の私にはどんな問題があるのかということはさておき、本日はなぜ、“イケナイコト”なのに不倫をやめられない人がいるのか、徹底解析していきたい。

不倫経験者の半数が「やめたくてもやめられない」現実

女性向けアンケートです。
既婚男性と不倫してしまい、なかなか別れられなかった経験がある？ない？それともそもそも不倫の経験がない？

— E子 (@escape_no_e_yo) October 7, 2020

Twitterにて女性向けに「既婚男性と不倫してしまい、なかなか別れられなかった経験があるか」をアンケート調査した（※）。約2200人の方が投票してくださった。フォロワー4万人のチカラ……どうもありがとう。

「不倫経験がある」と答えた女性の約半数が、「なかなか別れられなかった」と回答している。やはり「不倫をしたくない」「不倫はダメなこと」と思っているものの、なかなかやめられず苦しんでいるようだ。

不倫をやめたいのにやめられない原因とは？

では、不倫をやめたいのにやめることができず、苦しんでしまう原因にはどのような原因があるのだろうか。

（1）相手のことが好きだから

まず考えられるのは、やっぱりこれだろう。ダメだと分かっていても、「好き」という気持ちを止めることはできないのだ。

（2）いずれ不倫関係ではなくなるかもしれないから

相手から「いつか夫・妻とは別れるから、その時一緒になろう」と言われたら、「好き」という気持ちを諦めなくてもいいんだ、と思うはず。

そんな甘い言葉に踊らされて、相手を待つことに苦しさを感じている人は少なくないのかもしれない。

（3）刺激的な恋愛をしたいから

これは全員に当てはまる理由ではないだろう。純粋に幸せになりたいと思った結果、好きになってしまった不倫相手を諦めきれずに苦しい思いをしている人の方が多いはず。

でも中には、誰にも言えないスリルのある恋に陶酔してしまう人もいるかもしれない。

不倫をやめたいと思う瞬間

不倫している人も、「不倫がしたくてしている」わけではない。たいていの場合は「不倫なんてやめたい」と常日頃から思っているはずだ。誰よりも自分自身が一番そう思っているに違いない。

特に、以下のような瞬間にやめたい気持ちはこみ上げてくるものだ。

（1）不倫相手に、自分よりも家族を優先された時

その関係性が「不倫」である以上、どんなにお互いが思い合っていても相手に家族を優先される場面は多々あるだろう。

例えば、自分と一緒に甘い時間を過ごしているのに、奥さんからかかってきた電話を彼が取った時。

どんなに好きでも、自分は不倫相手に過ぎない。相手の心や体は奪うことができても、「法律」という名の契約で結ばれた妻や夫には勝てない、そう気づかされる瞬間はとてもつらいはずだ。

（2）好きなのに「この人の一番になれない」と思った時

「好きだよ、愛してる」とどんなに言葉で言われても、相手が一番愛しているのは夫や妻なのだと、言動から気づかされる瞬間もたくさんあるかもしれない。

そんな違和感や悲しみにふたをして、気づかないフリをして笑うのは、もうつらいのではないだろうか。

（3）友人に相談した結果、軽蔑されて疎遠になった時

相手との関係だけでもやめたくなる瞬間は往々にしてあるはずだが、それでも関係を続けているのはそこに恋愛感情があるから。

それよりも、本当にやめたいと強く思うのは、友人の態度が冷たくなった時だったりする。これは本当に悲しいことであるし、幸せな将来を描けない不倫関係のために大切な友情までダメにするなんてバカげている。

ただ、分かっているのにやめられないのだ。そのくらい、不倫は深い沼なのである。

（4）不倫を誰にも相談できない時

許されない恋を1人で抱え込むのはつらい。

彼・彼女はあなたのことも、家族のことも愛しているのだ。だから、唯一そのつらさを打ち明けられる不倫相手に、「不倫をやめたい」と相談してもらちが明かない。甘い言葉で引き留められて、もっと深い沼にハマってしまうだけだ。

この悩みを誰か第三者に打ち明けたい、冷静な意見を聞きたいと思っても、それができずに苦しい思いをすることもあるだろう。

不倫をやめたいなら知っておこう。不倫に伴うリスク

とはいえ、本人はひたむきに不倫をやめる努力をしなければならない。だからこそ、あえて皆さまを怖がらせるために不倫に伴うリスクを紹介していく。

（1）慰謝料を取られる

例えば、独身女性が既婚男性と関係を持っていることがばれてしまった場合、妻側から慰謝料を請求されてしまう可能性がある。恋愛をしてお金を取られるなんて、恐ろしい話だ。

マジでもったいない以外の何ものでもない。お金は価値のある体験に使うようにしていこう。

（2）プライドが傷つく

不倫をしていると必ず脳裏をよぎるのは、相手の家族の存在。悪いのは今あなたが付き合っているその人であって、夫や妻、子どもは何一つ悪くない。

なのに、あなたは相手の妻や夫と自分を比べて「そんなにきれい、かっこいい人じゃないな」と思ったりする。「あんな人より自分の方がすてきなのになぜ？」とか。だけどあなたは結婚相手じゃないので、立場上負けているという事実にプライドが傷つくだろう。

しかし、もう少し客観的に物事を見てほしい。何一つ悪くない相手の家族に対して負の感情を抱いたり、悪く思ったりしている今のあなたは相当醜い。本当に醜い。人として大事なことを見失わないよう、気をつけていこう。

（3）社会的地位を失う

芸能人の不倫報道などを見て、不倫で社会的地位を失った人を数多く知っているはずだ。彼らの血と汗と涙の衰退を無駄にせず、しっかり学び取ってほしい。

一般人とはいえ、あなたも不倫が明るみに出れば、社会的地位を失うのだ。目を覚ましてほしい。

（4）自分を一番に考えてくれる相手との出会いを逃す

あなたが不倫をしている今その時、あなたのことを一番に愛し、つらい時もそばにいてくれる異性との出会いのチャンスを逃しているかもしれない。

本来あなたが結ばれるべきはその人なのに、「自分には彼・彼女しかいない」と不倫関係にしがみついた結果、本当に幸せになるチャンスを失ってしまうかもしれないのだ。

また、自分を一番に愛してくれる相手に出会ってもあなたが「不倫をしている」という事実に幻滅されてしまう可能性だってあるだろう。不倫の沼から抜け出せていたら、その相手を失わなくて済むかもしれない。

不倫をやめる方法はあるのか？

不倫に関していえば、他の恋愛における問題とは明らかに異なり、「やめること」が一番であり唯一の解決策である。

稀に「不倫していたが、彼が離婚して結婚できた」というサクセスストーリーも耳にするが、だとしても交際時期が離婚していない時期と被ってはならない。彼が妻と別れて独身に戻るまでは、不倫をやめて、一切の接触を断つべきなのだ。

というわけで、不倫をやめる方法をいくつか紹介していこう。

（1）連絡手段を徹底的になくす

お分かりだろうが、連絡を断つ以上に有効な方法はほぼない。最後の項目で紹介する「（3）新しい恋をする」のも効果的ではあるものの、自分の意志で新しい恋をするのは難しく、だからこそ不倫をやめられずに苦しむ人が多い。

なので、無理に誰かを好きになろうとせず、とにかく相手と連絡を絶つことにプライオリティを置くべきである。

相手だってあなたを愛しているので、あの手この手で連絡を取ろうとしてくるかもしれない。LINEなどの連絡ツールをブロックする他、SNSなども見つからないように工夫をしておこう。

（2）相手に見つからない場所に引っ越す

お金も、時間もかかるが、相手との接触を全て断つためにはこれくらいの覚悟も必要かもしれない。

相手があなたの家に来てしまったら、「やっぱり離れられない」と思ってしまうだろう。それが分かっている以上、引っ越しをして相手に見つからない場所に身を置く必要がある。

心の距離を離すのは難しくても、無理やりにでも物理的な距離を置くことならできるはずだ。

（3）新しい恋をする

では、相手との心の距離を離すためにどうすればいいかと言うと、解決策は新しい恋をすること。

ただし前述の通り、新しい恋をするのはそう簡単なことではない。「恋がしたい」と思っても、無理やり人を好きになることはできないのだ。

だから、「恋をしなきゃ！」と焦る必要はない。「新しい恋をしよう」と自発的に行動することが大切だ。気乗りしないかもしれないが、出会いを増やすために行動してみてほしい。

そこに、失恋のつらさを埋めてくれて、あなたを本当に幸せにしてくれる相手がいるかもしれないから。

不倫をやめるとハッピーな未来が訪れる

不倫には基本的に暗い未来しかない。逆にいえば、不倫をやめることであなたは確実に幸福な未来に向けて歩き出すことができるのだ。

もう一度言おう。不倫をただやめるだけで、確実に今よりハッピーな未来が手に入る。

騙されたと思って、とにかく不倫をやめてみてほしい。やめた瞬間はつらくても、いつか必ず「やめてよかった」と言える日が来る。約束しよう。

（E子）

※調査期間：2020年10月7日～2020年10月9日／調査人数：2200人／調査方法：E子（@escape_no_e_yo）Twitterフォロワーにアンケート調査

※画像はイメージです