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アラサーは恋愛できない? アラサーの上手な恋愛の進め方

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

アラサーになってから恋愛がうまくできないと悩む人も多いはず。疲れた、めんどくさいと感情をこじらせることも。今回は、アラサーの恋愛が難しい理由を徹底分析。リアライフカウンセラーの藤本シゲユキさんが上手な恋愛の進め方を解説します。

結婚したいのに彼氏すらできない、男性と付き合うまでのハードルが高くなった、彼と時間が合わない……。

「アラサーになってから恋愛がうまくいかなくなってきた気がする」そんなお悩みを抱える女性は多いかもしれません。

今回は、「アラサーの恋愛がうまくいかない本当の理由」について、リアライフカウンセラーの藤本シゲユキがお話させていただきます。

悩む原因は「男性のことが理解できていないから」

恋愛に躓くアラサー女性は、一体どんなことに悩んでいるのでしょうか。

数多くの女性をカウンセリングしてきた中で一番多かったのは、「目の前の男性のことがまったく理解できていない」というケースです。

これには2つのパターンがあります。

パターン1:「自分」目線での恋愛

ひとつめは、恋愛におけるすれちがいを「自分軸」に紐づけて考えるというもの。

うまくいかない理由を勝手に自分のせいにする

相手には相手の大切にしている人間関係や趣味、仕事などがあるのに、会えなかったり連絡が取りづらかったりすると、「自分に何か問題があるのではないか?」と思い込んでしまう女性ってものすごく多いんですよ。

そうやってなんでも自分に紐づけて考えてしまうせいで、どんどん相手のことがわからなくなっていき、勝手に恋愛をややこしくしてしまうわけです。

「好きならしてくれるはず」という自分本位

ほかにも、恋愛中は彼氏のことで頭一色になるような女性は要注意。一番優先しているものが恋愛なので、相手もそうにちがいないと勝手に決めつけている場合もあります。

こういった女性は、「好きだったらふつう○○してくれるはず」という女友だちの言葉を信じているケースが多いので、「なんで私のことを優先してくれないんだろう」と常に思っていることも。

厳しいようですが、自分のことしか考えてないから、相手のことがわからなくなるのは当然なんですよね。

パターン2:恋愛HOW TOの鵜呑み

2つめは、恋愛に関する書籍やコラムが乱立しているので、そこに書かれている情報を鵜呑みにしている女性が多いということ。

恋愛指南書がすべて正しいわけじゃない

現代では、恋愛をうまくいかせる方法をネットで調べたら、いくらでも情報が出てきますし、恋愛指南書もかなりの数が出版されています。

しかし僕から言わせると、それらに書かれている情報がすべて正しいものではなく、むしろまちがった情報や正しくても浅すぎる内容しか書かれていないことが多いように思うんです。

「男とはこういう生き物」というひと括りはダメ

その中でも諸悪の根源ともいえる情報が、「男とはこれこれこういう生き物である」という類のもの。

こういった情報を鵜呑みにすると、目の前の男性のことをひと括りにして見てしまうので、鵜呑みにすればするほど相手のことがわからなくなっていきます。

断言しますが、100人いたら100通りの男性が存在するので、全員が全員、同じケースに当てはまるわけがありません。もし当てはまるのだとしたら、みんな同じような性格になってしまいます。

以上のことから、「すれちがいの原因を自分に紐づけて考える」「男性をひと括りにして見ている」女性ほど、目の前の男性のことが理解できず、自分で恋愛をうまくいかなくしているというわけです。

20代前半までの恋愛とのちがいは?

10代や20代前半のときはお互いが学生ということもあり、まとまった時間を簡単に確保することができたはず。そのため、付き合うことの意味をそれほど難しく考えずに済んだ人たちがほとんどだと思います。

大人は「時間や距離のすれちがい」で破局する

しかし社会人になると、職種によってはまとまった時間の確保が難しくなり、時間的なすれちがいが起こります。

社会人になると増える破局理由が、「残業続きで恋人に会えないから」「転勤で遠距離になったから」なんですよ。

現代の恋愛にかぎらず、お互いが確保できる時間の合致は大切です。

そして、遠距離になった途端に別れを決意する男性が多いのは、それだけ距離の問題が根深いことを意味しています。

遠距離の男性に恋をし、なんとか攻略しようと躍起になっている女性がいますが、どれだけ魅力的な女性であっても、「でも遠いしなあ」と思われて進展しないことがほとんどなんですよね。

大人になって恋愛が難しくなった理由は?

ひと言でいうと、「恋愛自体を難しく考えるようになったから」だと思います。

目の前の男性のことを理解できていない女性の恋愛がうまくいかないのは前述したとおりですが、これまでの恋愛経験で失敗が積み重なるにつれ、恋愛を難しく考えるようになった女性はすごく多いです。

恋愛ってただの人間関係の延長でしかないのに、難しく考えている女性ほど、自分で自分の首を絞めているといっても過言ではありません。

結婚のプレッシャーが恋愛を難しくする

ほかには、結婚を意識するようになり、「結婚できなかったらどうしよう」という焦りと不安からプレッシャーに感じてしまい、恋愛を自らうまくいかなくしている女性は多いです。

この場合、恋人探しが「結婚できる相手探し」に切り替わっていることは珍しくありません。

男性の恋愛観は年齢を重ねてどう変わる?

一方、アラサー女性の恋愛対象となる男性の恋愛観も変わってきます。

完全に人によりますが、傾向として高いのは「そんなに簡単に付き合わなくなった」男性の増加ではないでしょうか。

とくに恋愛で手痛い経験をしたことがある男性なら、恋人選びに慎重になるのは当然です。

ほかにも、大人になってから仕事や趣味など、時間を犠牲にしてでも守りたい大事なものができた男性は、若いときのようにノリで付き合うという選択をしなくなります。

ただ、これは男性にかぎらず女性にも共通することで、失敗から学習していたり、恋愛以外の大事なものができたりした女性は、交際相手を慎重に選びます。

逆に、学習能力がなく大事なものがない人は、男女共通して恋愛観が若いときから何も変わっていません。

アラサー女性が恋愛で気をつけるべき3つのこと

このように、アラサー女性を取り巻く環境や心境の変化とともに、恋愛の困難が発生するのも事実。では、彼女たちの恋愛はどんなことを意識するとうまくいくのでしょうか?

(1)相手のことを「本当に」理解する

「彼のことを理解しましょう」なんて書かれている恋愛本やコラムが多いですが、ちゃんとできている人ってほとんどいないです。

人を理解するのって、「なぜその人が今のその人になったのか?」を知ることなんですよ。

たとえばケーキにたとえると、そのケーキがどんな材料でできていて、どんなきっかけでできたのか、どういう人がかかわって完成したのかなど、掘り下げて知ろうとしないかぎり、本当の意味で理解なんてできないんです。

多くの女性がやっている相手への理解は、「このケーキはショートケーキでスポンジが使われていて、上にいちごが乗ってる」ぐらいの認識であり、「なぜスポンジが使われていて、なぜいちごが乗っているのか」までの掘り下げではありません。

深く相手のことを掘り下げないから、いつまで経ってもその人のことがわからないのです。

(2)大人の恋愛をする

ベタベタした関係が親密さのあらわれだと思っている女性がいますが、これは子どもの恋愛。

大人の恋愛は、ラブラブ期間が過ぎたあとの、気持ちが落ち着いた状態からが本番。「信頼関係を積み重ねていく」ことが必須になります。

そのためには、お互いが向き合い、自己開示して相互理解に努め、約束を守り合って、ときには言いにくいことであってもちゃんと伝えることが必要。

この繰り返しでしか信頼関係は形成されないですし、信頼関係ができていないカップルや夫婦って何年一緒にいても、ひどく関係性がもろいです。

(3)恋愛一色にならない

年齢に関係なく、恋愛中はいつも彼氏のことばかり考えてしまう女性は大体「暇」です。

こういうことを書くと、「でも仕事してるし!」とか「でも趣味はあるし!」と言う女性もいるのですが、夢中になるぐらい仕事や趣味を大事にしてたら、頭は恋愛一色にならないんですよ。

男女問わず、自分を大切にしていて大事なものをしっかり持っている人は魅力的ですし、逆に、自分を雑に扱っていて大事なものがない人ほど魅力はありません。

極端にいうと、趣味もない、将来の夢や目標もない、仕事や何かをがんばっているわけでもない、こんな人になんの魅力があるねんという話です。

「恋愛は人間関係の延長」と考える

以上、アラサーの恋愛がうまくいかない本当の理由と対処法になりますが、先述のように、恋愛はただの人間関係の延長でしかありません。

ふだんの人間関係がうまくいっている女性なら、その自分を恋愛面でだせばいいだけですなんですよ。

反対に、ふだんから人間関係がうまくいっていない女性は、根本的な部分から改善しないと今後の恋愛もうまくいくことはないのでお忘れなく。

(藤本シゲユキ)

※画像はイメージです

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