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彼氏との理想的なライン頻度・内容は? ライン完全攻略法

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

彼氏と長続きするための「理想のライン頻度や内容」を恋愛カウンセラーの藤本シゲユキさんが解説。また、既読無視や、冷たい返信をする彼氏の心理についても分析します。彼氏からの連絡がこない、つれないと悩む前に、カップルの心地良いLINEテクニックを学びましょう。

現代ではコミュニケーションツールが発達し、簡単に人とつながりあえる手段がたくさん増えました。

そのひとつがLINE。

チャット形式でメッセージを送り合い、メールとちがって、相手が既読状態か未読状態かがわかるというその気軽さと便利さが人気です。

しかし、簡単であるがゆえに複雑に考えすぎてしまい、「彼氏にどんなLINEを送ったら距離が縮まるんだろう?」「どれぐらいの頻度なら送っていいんだろう?」といった感じで、LINEでのコミュニケーションでお悩みを抱えた女性が多くいらっしゃいます。

今回の記事では、女性向け恋愛カウンセラー として活動してきた藤本シゲユキがそんなLINEの攻略法についてお話させていただきます。

長続きするカップルはどんなLINEをしてる?

ひとえに長続きするカップルといっても、大きく分けると「幸せな交際をしているカップル」と「付き合いの長さゆえ惰性で交際しているカップル」の2パターンがありますが、ここでは前者のパターンをお話させていただきます。

幸せなカップルはLINEを「ホウレンソウ」に使う

幸せな交際を長続きさせているカップルは、お互いの信頼関係が成立しているので、LINEに頼らずとも恋人の存在が支えになっているという安心感があります。

お互いの連絡頻度によって変わってきますが、連絡頻度が多いカップルだと、おはようからおやすみといったあいさつに加え、その日にあった出来事の報告など、コミュニケーションを取るというよりか、「ホウレンソウ」として使っていることが多いです。

連絡頻度が少ないカップルだと、近況報告に加え、次にいつ会うかの打診としてLINEを使っていますね。

両者に共通していえることは、連絡頻度の多さ少なさに関係なく、LINEに依存していないということです。

理想的なラインの頻度は?

残念ながら正解はありません。

なぜなら、男性側が連絡無精で女性側が毎日連絡を取りたいケース、逆に、男性側が毎日連絡を取りたくて女性側が連絡無精なケースなど、完全に人によるのと組み合わせによるからです。

ひとついえることは、毎日のように連絡を取りたいのであれば、相手も同じ価値観の人を選ぶこと。

同様に恋人といえど用もないのに毎日連絡したくないということであれば、これまた同じ価値観の人を「最初に」選んでおかないと、この部分にずれがある場合、連絡がものすごくストレスになっていきます。

「私は毎日連絡を取りたいけど、彼氏がぜんぜん連絡を返してくれない」というケースばかりではなく、「私は用もなくてLINEをするのが苦手なのに、彼氏がばんばん送ってきて鬱陶しい」というケースもよく聞きます。

とはいえ、連絡頻度の価値観がちがうタイプを交際相手に選んでしまい、それでもその相手と交際を続けていきたいのであれば、「相手の連絡頻度に合わせる」か、「こちらの連絡頻度に合わせてもらうよう提案して飲んでもらう」かの二択になります。

参考記事はこちら▼

恋人間における理想の連絡頻度に関するアンケート結果を発表します。最も多かった連絡頻度の回答は?

長続きカップルは「ラインの内容をいちいち考えない」

恋人への連絡頻度に関する価値観の合致が重要なことは前述したとおりでありますが、長続きするカップルのほとんどは、この合致が最初から成立しているという傾向にあります。

それに加えて、お互いの「言語化能力」も合っていることが多いです。

くわしく解説すると、自分の思っていることを文章にするのが上手な人と、苦手な人がいるということ。

言語化が上手なカップル同士だと、長文でやり取りをすることが多く、苦手なカップル同士だと短文で必要最低限のやり取りになることが多いです。

ただ、言語化が上手なカップル同士でも、交際が進むにつれてだんだんと短文でのやり取りにシフトしていき、必要な場面に応じて長文のやり取りになるということがよくあります。

どのような組み合わせであれ、幸せな交際を長続きさせているカップルは、相手にどんなメッセージを送るか「いちいち考えてない」ということです。

もちろん、喧嘩をしたときや大事な話をするときなどその限りではありませんが、恋人に送るLINEをその都度考えてガチガチに作り込もうとする人ほど、長続きしないですね。

参考記事はこちら▼

長続きするカップルのLINEの特徴をコラムニストのタイガモンスターさんが分析・解説します。

彼氏のLINEがそっけない理由は?

続いて、彼氏とのLINEがうまくいっていない場合についての解説です。

これはいくつかのケースがあるのでひとつずつお話させていただきます。

参考記事はこちら▼

彼氏のLINEがそっけない理由と対処法は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。

ケース1:彼女の送るメッセージが「おもろないから」

世間話の域を脱しないメッセージがずっと送られてくると、だんだんと返すのが面倒になってきます。

ほかにも、女性側がおもしろいつもりで彼氏にLINEを送っていたとしても、男性側からすると、「いちいちこんなしょうもない内容を送ってくんなよ」と思われているケースがけっこうありますね。

特に笑いの観点がずれているカップルだと、恋人から送られてくるおもしろ画像やおもしろ動画になんとコメントしていいのかわからず、送られてくることがそのうちストレスになっていきます。

ケース2:内容がいちいち返しづらい

どんなふうに答えるべきか正解がわからないようなメッセージを頻繁に送られてくると、だんだんと返したくなくなっていきます。

たとえば、「私はこう思ってるからあなたも同じように思ってほしい」というのが見え見えなケース。

「私に会いたいと思わないの?」とかはその例ですね。

ほかにも、「最近会ってくれないよね」とか「仕事忙しそうだもんね」といった感じの、言いたいことはなんとなくわかるけど、なにが言いたいのか具体的にわからないメッセージが立て続くと、返信する意欲が低下していきます。

ケース3:元々が連絡無精

彼氏が連絡無精で彼女が頻繁に連絡を取りたいカップルによくあるケースです。

基本的に人は「習慣・素養・性質」の3つにないことは「絶対に」持続してできないので、交際当時にマメに連絡をくれていた男性であっても、元々が連絡無精な人であれば、時間の経過とともに連絡頻度が激減していきます。

連絡無精な人ってプライベートでは誰に対しても連絡無精ですし、マメな人って元々誰に対してもマメなんです。

参考記事はこちら▼

連絡無精な男性の心理や対処法を元ホステスの二宮ゆみさんが解説します。

ケース4:言語化能力が低いからLINEが苦手

これは意外によくあります。

前述した自分の思っていることを文章にするのが苦手な人のことなんですが、「思っていることを文章にするという習慣」がないため、こういう人は、LINEをすること自体がストレスになっているケースも多いです。

そのため、短文での返事やスタンプのみの返事になることが頻繁にあり、女性側の言語化能力が高いカップルだと、彼氏の返信にそっけなさや冷たさを感じることがよくあります。

ケース5:LINE自体が苦手

僕自身がそうなんですが、いつもPCで仕事をしている人だと、スマホでのメッセージのやり取りがものすごく苦痛に感じる人はかなり多いはずです。

スマホのフリック入力で文字を打っていると、文章入力が遅いし面倒だし、思いもよらぬ誤字脱字になってしまい、その度にストレスを感じるからなんですね。

そのイライラがそっけなさとなって相手に伝わってしまうのではないでしょうか。

参考記事はこちら▼

LINEが苦手な男性の見極め方とは? 恋愛コラムニストのやうゆさんが解説します。

無視は脈なし?

前述した1と2のケースを積み重ねてしまった場合の無視は、限りなく脈なしに近い状態になります。

3、4、5のケースは、相手の性質と習慣によるものなので、一概に脈なしと決めつける必要はありません。

参考記事はこちら▼

LINEを既読無視する男性心理をさらに詳しく解説します。

LINEが冷たい彼氏の対処法

女性側が送るLINEが原因で彼氏が冷たくなってしまった場合、送るメッセージの内容を根本的に見直す必要があります。

素でメッセージを送れてる?

よくあるのは、交際前に送っているメッセージは何も考えずに送っていたのに、交際してから「嫌われたくない」という気持ちが出てしまい、素を出せなくなってしまったケース。

この場合、交際前に自分がどんなメッセージを送っていたのかを見返して、そのときの自分に戻る必要があるでしょう。

LINEにかぎらず、「付き合う前はそんなんじゃなかったのに」と言われてしまう女性の多くは、交際してから素を出せなくなってしまい、「思ってた感じとちがった」と思われていることがよくあります。

連絡無精な彼の場合は変えられない

彼氏が元々連絡無精で、LINEが苦手なタイプの人であれば、それは相手の習慣と性質によるものなので、変えることは難しいと思っていいでしょう。

もっと彼氏の返信がほしいと思って、駆け引きしたり画策したりしたところで何も変わらないことがほとんどです。

それに、女性がよく言う、「好きだったらふつう○○してくれるはず」というのは万人に当てはまらないですし、習慣と性質にないものを変えることは、多大なストレスがかかってしまいます。

この場合、割り切って会ったときにコミュニケーションを深めることにシフトし、連絡がない時間を充実させることに注力したほうが建設的といえるでしょう。

というか、会えない時間を彼氏のことばかり考えて暇を持て余している女性の恋愛はうまくいかないです。

参考記事はこちら▼

彼女に冷たく接する男性心理の詳細はこちらの記事も併せてチェックしてみてください。

「メッセージ→電話→会う」の順番で仲は深まる

最後に身も蓋もないことをお話させていただきますと、LINEで心の距離を縮めることができるのは、お互いが言語化能力に長けていて、文章のやり取りでも深い話ができるカップルだけなので、組み合わせがものすごく重要だというのが僕の見解です。

そうでない場合、いくらやり取りを毎日頻繁に行ったところで、それがただのあいさつや世間話の域を脱していないのであれば、ほとんどコミュニケーションが深まっていないと思ってください。

なぜなら、人はあいさつと世間話だけで仲良くなることはできないし、信頼関係を形成することもできないからです。

LINEで少しでも恋人との距離を縮めたいのであれば、相手の内面にもっと踏み込んだメッセージを送ることが必要になりますし、コミュニケーションはどこまでいっても「メッセージ→電話→会う」という順番で深まることを忘れないでください。

彼氏が何も考えずに送った短文のLINEで毎回のように一喜一憂していたり、いつもどんなふうに返そうか迷っていたりするのでは、先が思いやられますよ。

(藤本シゲユキ)

※画像はイメージです

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