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彼氏の年収が低い? 理想の年収と彼氏から聞き出す方法

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

彼氏が年収が自分より低いのか高いのか知りたい。年収を教えてもらうにはどうすればいいかを恋愛カウンセラーの藤本シゲユキさんが解説します。

多くの女性が「聞きたいけど聞けない」であろう彼氏の年収。

結婚後は専業主婦になりたいという女性だけではなく、「彼氏はいったいどれぐらい稼いでいるんだろう?」といった素朴な疑問で、交際相手の年収が気になる女性もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんなデリケートな話題ともいえる「彼氏の年収」について、女性向け恋愛カウンセラーとして活動してきた藤本シゲユキがお話させていただきます。

女性が彼氏に求める「理想の年収」は?

Q. 結婚を前提に付き合う彼氏に求める「現実的な年収のライン」はいくらですか?

第1位「400~600万円未満」(41.4%)
第2位「600~800万円未満」(23.2%)
第3位「200~400万円未満」(16.2%)
第4位「年収はいくらでもいい」(10.8%)
第5位「1,000万円以上」(4.7%)
※有効回答数297件。単数回答式、第6位以下省略

妥当ラインは平均年収の「430万前後」

まず、結婚を前提に付き合う彼氏に求める「現実的な年収のライン」についてですが、日本人の平均年収は430万円前後といわれています。

女性が彼氏に求める「最低限の年収」で1位となった「400万~600万未満」という数字を考えると、現実的といえるのではないでしょうか。

「結婚相手の年収は1000万以上がいい!」という女性もいまだにいますが、年収1000万を稼ぐ人の割合は全体の3%といわれているのが現実。

そのうえ、それだけの金額を稼ぐ能力がある人は、それなりの女性を配偶者に選ぶので、毎日をぼけーっと生きてダラダラ過ごしているような女性をパートナーには選びません。

ほかにも、「別に私が稼ぐからそんなの関係ねえ」というストロングタイプの女性や、お金にまったく執着がない女性もいらっしゃるので、彼氏の年収がいくらでもいいという女性は数が少なくても世の中にちゃんと存在します。

彼氏より自分の年収が高いってアリ?

アリです。なぜなら、ケースバイケースではありますが、年収の高さというのはほとんどの場合がこれまでの努力の結晶によるものだからです。

今までがんばってきた成果が年収に現れているだけなので、いくら彼氏の年収が自分より低かったとしても、そんなこと知ったこっちゃねえよぐらいの感覚で僕はいいと思っています。

ただ、そうはいっても次のような問題が出てくるのは事実です。

男性は「自分の年収が彼女より低い」のは嫌?

多くの男性が、自分の収入や学歴にコンプレックスを感じているという背景があります。

この記事の内容に沿ってお話をさせていただきますと、収入にコンプレックスを感じている男性なら、恋人の年収が自分よりも上だとやはり嫌なケースが多いです。

この場合、いくら女性側が「そんなこと気にしないよ」と言ったところで、コンプレックスを感じている側の男性に折り合いがついていないのであれば、たとえるならすごくかわいいのに自信がない女性に向かって、「あんたかわいいんだからもっと自信持ちなよ」と言っても何も響かないのと同じことなんですよ。

なので、交際相手が年収にコンプレックスを感じている場合、折り合いがつくかどうかは「働きかけ方」ではなくて、どこまでいっても「相手次第」だと思ったほうがいいでしょう。

彼女より年収が低いことを知った男性心理

前述した年収にコンプレックスを感じている男性の場合だと、口に出すか出さないかの差で、内心穏やかではありません。

口に出してくる場合は、露骨に「お前はいいよな。稼いでるからさ」と嫌味を言ってきたり、「俺はどうせお前より収入がないし」といった感じで卑屈になったります。

口に出してこない場合も同じ。心のなかで嫌味を吐いています。

なかには彼女の年収のほうが高いと知った途端にライバル視して、収入以外の部分でなんとか上に立とうとマウントを取ってくる男性もいます。

ただ、年収にコンプレックスを感じているだけでなく、ふだんから自己卑下が止まらない男性の場合だと、ライバル視するどころか戦意喪失して、彼女のことを自分より上の人間とみなしたり、住む世界がちがうと判断したりすることもあります。

彼が年収を聞いても教えてくれない理由って?

これは、「リアルな収入を人に言うのは品がない」という価値観の男性でないかぎり、年収が高すぎて言ったら自分に対する見る目が変わってしまうことを恐れているか、年収が低くて恥ずかしくて言えないかのどちらかです。

前者の場合、過去に出会った女性がお金目当てで寄ってきた経験をしていたり、年収を言った途端に女性の目の色が悪い意味で変わったのを目の当たりにしていたりすることが根本の原因としてあります。

後者の場合は、言ったら相手が引いてしまうかもしれないという不安と恐怖を感じていますね。

彼氏に年収を聞くのは「基本NG」

人それぞれ自分の収入に対する思い入れがちがいますから、個人的には聞かないほうが無難だと思っています。

それに、聞かれた側のほとんどの人間は、「そんなこと聞いてどうするんだ?」という疑問が出てきますし、いくら付き合っているからとはいえ、彼氏に自分の体重を絶対に教えたくない女性がいるように、言いたくない人はとことん言いたくないはずです。

それでも聞きたいなら「将来の話をする」

それを踏まえてもし聞くのであれば、結婚することが決まっているという前提で、こんな感じで聞いてみるといいのではないでしょうか。

「気を悪くすることを聞いてしまうようで言うかどうか迷ったんだけど、言うね。結婚後に具体的な生活のイメージや支出の計算をしたいから、今どれぐらいの収入があるか教えてほしい。

ものすごくデリケートな話題で申し訳ないけれど、子どもができたときや、私の今後の働き方にもかかわってくるから、お金のことはきちんと話し合っておきたいと思って」といった感じ。

もし、それで教えてくれないのであれば、身も蓋もありませんが、結婚が決まっているのに自分のことを信用してくれないような相手だということ。

共に人生を歩んでいいのかという話になってきますし、この先一緒にいても教えてくれる確率は低いと思ったほうがいいでしょう。

それでも知りたいのであれば、ネットの匿名掲示板で、彼氏が働いている会社のスレッドを調べていけば、現役で働いている人や退職した人の忌憚のない意見が書かれているので、書き込んだ人が年収を書いていればですが、ひとつの判断基準になりますね。

大事なのは「今の年収」より「サバイバル能力」

以上になりますが、僕の見解としては「現在の」年収の高低は関係なく、「サバイバル能力があるか」「這い上がれる力があるか」のほうが重要だと思っています。

いくら今の彼氏の年収が高くても、万が一その収入がゼロになったとき、創意工夫をしてそのときを乗り切りつつ、なんとか現状を打開しようと努めたり、這い上がろうとしたりする人じゃないと、結婚しても共倒れになるか女性側に負担が大きくのしかかってくるからです。

そういった理由から、見るべきは男性の「サバイバル能力」と「復権力」なのではないでしょうか。

(藤本シゲユキ)

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※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年2月14日~2月22日
調査人数:297人(22~34歳の女性)

※この記事は2019年03月05日に公開されたものです

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー) (リアライフカウンセラー)

1975年、京都府に生まれる。

17歳~29歳までバンドマンとして活動、30歳を目前にホスト業界に転身する。その後、ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。これまでに培ったノウハウを改良し研究を重ね、現在は悲恋改善アドバイザーとして活動中。

豊富な人生経験と鋭い感性、洞察力を基に、恋愛&生き方を指南するブログ「だまされない女のつくり方」は、月間100万PVにのぼる人気ブログに。著書には『本命になる技術』(WAVE出版)、『これまで、何も起きずに終わっていたあなたへ友達をつくるように、彼氏ができる本』(大和出版)、『幸福のための人間のレベル論―「気づいた」人から幸せになれる!』(さくら舎)『本当の彼氏のつくりかた』(廣済堂出版)がある。

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