幸せになる方法はある？　人生と恋愛を豊かにするコツ

恋愛や結婚、お金、仕事の成功など、幸せの定義は人それぞれ。漠然と「幸せになりたい」と思う女性は多いでしょうが、具体的に何をすれば幸せになれるのでしょうか？

今回は、幸せになる方法を紐解いていきます。

幸せな女性は50％しかいない!?

そもそも「今、幸せ」と胸を張って言える女性はどのくらいいるのでしょうか？　20～30代の女性たちにこんな質問をしてみました。

「幸せの定義」や「幸せの尺度」は人それぞれちがいます。

そのため、「幸せな女性は50％しかいない」「幸せな女性は50％もいる」と短絡的に判断するのはナンセンス。

「私にとっての幸せは？」と、一歩踏み込んで考えるきっかけにすることからはじめましょう。

女性が幸せを感じるときとは？

幸せの尺度は人によって異なるものの、「幸せ」と回答した女性はどんなことに幸福を感じているのでしょうか。女性が幸せを感じる瞬間とは？

（1）家族と一緒に過ごしている時

・「旦那さんと子どもたちが笑顔で遊んだり、戯れたりしている姿を見ると幸せだと思う」（34歳／団体・公益法人・官公庁／その他）

・「息子を保育園に迎えに行ったときや、『ママー」と抱きついてきてくれるとき」（27歳／小売店／販売職・サービス系）

（2）恋愛が順調なとき

・「ちょっと遠距離恋愛だけど、久しぶりに大好きな彼氏と会えてデートができたとき。彼氏と一緒にいる時間が幸せです」（34歳／食品・飲料／販売職・サービス系）

・「結婚式が終わり、2カ月後には新婚旅行が待っているのでとても幸せ」（28歳／小売店／販売職・サービス系）

（3）不自由のない生活ができているとき

・「お金はなくてもご飯を3食食べられて、あたたかい家があるだけで幸せな暮らしができている」（26歳／医療・福祉／事務系専門職）

・「安定した収入があり生活も安定しているため、ほしいと思ったものを購入できること」（32歳／学校・教育関連／その他）

アンケートのコメントから、「日常生活の何気ない出来事」に幸せを感じている方が多いことに気づきます。

幸せとは「なるもの」ではなく「感じるもの」。人は、心が満たされているときに幸せを感じます。それは、不満や不安などの「ネガティブな感情」よりも、喜びや楽しみなどの「ポジティブな感情」が上回っている状態です。

そのため、「当たり前なこと」に満足し、「小さな幸せ」に気づいて感謝する気持ちがある人は、常にハッピーでいられるでしょう。

「幸せになりたい」の根底にある心理とは？

「幸せになりたい」と強く思うときの女性は、現状に満足していないことが多く、「焦り」や「不安」といったネガティブな感情に心を支配されています。

本人がそれを自覚していなくても、深層心理で「今の私は幸せではない」と認めている状態です。具体的には、次のようなケースがあります。

ケース1：恋愛がうまくいかなくて焦っている

「ステキな彼氏がいれば幸せになれるのに」「もっといい恋がしたい！」など、恋愛が幸せの基準になっている状態です。

特に「仲間うちで私だけ彼氏がいない」「友だちはみんな結婚したのに、私はまだ独身」など、人と自分の恋愛状況を比べてしまいがちな女性は大変。

いっそう焦りが募り、「幸せになりたい！」という気持ちが強くなっていくでしょう。

ケース2：今の仕事に満足していない

「もっとやりがいのある仕事をしたい」「ここは私のいるべき職場じゃない」など、仕事（社会的なステイタス）が幸せの基準になっている状態です。

特に、「仕事をがんばっているのに、職場での評価が低い」「今の職場を辞めたいけれど、転職活動がうまくいかない」という女性ほどハード。理想と現実のギャップに直面して葛藤が生まれ、「幸せになりたい！」という気持ちが強くなるでしょう。

ケース3：お金の悩みがある

「お金があれば幸せになれる」「もっとお金がほしい！」など、金銭的な満足が幸せの基準になっている状態です。

特に「収入が少ない」「貯金ができない」「借金がある」など、お金で苦労している場合は「金銭的な満足＝幸せ」と考える傾向があります。

経済的な不安が大きい女性ほど、「幸せになりたい！」という気持ちが強いでしょう。

ケース4：将来に不安を感じている

精神的な安定が幸せの基準になっている状態です。

「もし○○がなくなったらどうしよう……」と漠然とした不安を感じたり、「もう若くないから……」と明るい未来を切り開く元気や自信を失っていたり、将来に不安を感じている状態です。

ネガティブ思考な女性ほど、その反動で「幸せになりたい！」という願望が強くなるでしょう。

人生と恋愛に幸せを呼び寄せるコツとは？

女性が「幸せになりたい」と思ったら、何をすればいいのでしょうか？　幸せを呼び寄せるコツと具体的な方法をご紹介します。

ポイント1：周囲の人に感謝する

いつもあなたを見守り、支えてくれる周囲の人に感謝しましょう。

心の中で感謝するだけでなく、きちんと言葉で伝えることがポイントです。「ありがとう」と笑顔で伝えれば、お互いにあたたかい気持ちになって、幸福感が高まるでしょう。

ポイント2：毎日を楽しむ

毎日の生活の中で、ひとつでも多く楽しみを見つけましょう。

そして、楽しいことがあったら、「あ～幸せ！」と口に出してみて。楽しくてうれしいことが増えるほど、幸せを感じる瞬間が多くなるでしょう。

ポイント3：笑顔でいる

「笑う門には福来る」ということわざがあります。「福」は「幸福」の「福」です。あなたがいつもニコニコ笑っていれば、自然と幸せが訪れます。

「幸せじゃないから笑えない」と思っている人は「笑うから幸せを感じるのだ」と逆転の発想をしてみましょう。

ポイント4：多くの人と話す

幸せのきっかけは外からやってきます。

積極的に外へ出かけて、人と会うチャンスをつくりましょう。多くの人といろいろな話をするうちに、新しい考え方や価値観にふれることができ、あなたの視野も広がるはず。

自分だけの狭い世界から抜け出し、思い込みから解放されることで、新たな「幸せのかたち」に気づくことができるでしょう。

ポイント5：減点法ではなく加点法で考える

コップに半分の水が入っているのを見て、「もう半分しかない」と焦る人と「まだ半分ある」と安心する人がいます。

また、100点満点のテストで80点をとって、「20点間違えた」と落ち込む人と、「80点もとれた」と喜ぶ人がいます。状況は同じでも、受け取り方は正反対です。

後者のようなプラス思考を意識し、物事を加点法で考える習慣をつけると、スムーズに幸せを呼び寄せることができるでしょう。

自分の幸せは自分で決めよう

幸せの定義は人それぞれです。

完璧な幸せなんてないし、幸せになる方法はひとつではありません。だから、「○○してないなんて不幸」「○○歳までに○○しなきゃ」など、他人が決めた幸せの定義に振り回されなくてもいいのです。

あなたを幸せにできるのは、あなたしかいません。あなただけの幸せを感じられるように、どうすればいいか真剣に考え、実際に行動してみましょう。

（伊藤マーリン）

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時：2017年11月20日～11月21日
調査人数：295人（22～34歳の女性）