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男性が「結婚したくない」理由って? 「結婚したい彼女」とのちがい

織田隼人(心理コーディネーター)

ファナティック

彼氏に「結婚したい」と言われたい女性は多いもの。どんなときに男性はそう思うのでしょうか? 結婚したい彼女と結婚したくない彼女のちがいについて、男性の本音を調査。さらに心理コーディネーターの織田隼人先生に男性が結婚したいと女性に思う瞬間、結婚したいと思わせる方法についても伺いました。

男性の本音! 「結婚したい彼女」と「結婚したくない彼女」の決定的なちがい

近年では「結婚を前提にしたお付き合い」をする人の数は減少傾向にあり、恋愛から結婚へ発展することが多いのが現状です。そこで問題になってくるのが、男女交際まではいったけれど、結婚まで行かずに別れてしまうというケース。では、「彼女止まりの女性」と「結婚したい女性」にはどのようなちがいがあるのでしょうか。働く男性に意見を聞いてみました。(※1)

「結婚したい彼女」と「結婚したくない彼女」の決定的なちがい

家庭的かどうか

・「家庭的かそうでないか、ある程度、家事ができないと困る」(39歳/その他/その他)

・「生活力がある(家庭的)かどうか。衣食住をずっとともにしていくわけだから、その辺りのことがまるでダメだとどこかで破綻してしまう心配があるので」(35歳/商社・卸/その他)

健康的な生活を送るためには、栄養バランスの取れた食事と規則正しい生活サイクルが必要不可欠です。いつもお総菜ばかりで連日夜更かしでは、健康的な生活は遠のくばかりです。

浪費癖があるかないか

・「金銭感覚が合うか合わないかのちがい。いくら顔がタイプでも、浪費癖があり金銭感覚が合わなければ彼女止まり、そこまでタイプじゃなくても金銭感覚が合って安心して生活していけそうなら結婚したい女になる」(30歳/その他/その他)

・「将来のことを考えてくれるか否か。お金の使い方など2人の将来を考えてくれる女性が結婚したい女性だと思う。それができない女性は彼女止まり」(22歳/その他/その他)

金銭感覚のズレはその人がもともと持っている要素が強いため、結婚後に変えるのは至難の業。たびたび口論の原因にもなるので、出費に対する価値観が同じ人のほうが安心かもしれません。

一緒にいて落ち着くかどうか

・「彼女止まりの子は適度に会う分にはいいけど、連日がっつり会うとだんだんしんどくなったり重たかったりする。結婚したい子は連日がっつり会っても苦にならないのが一番であると思う。あと、やめてほしいことは極力やらないように努力してくれる子はストレスがかからなくていい」(25歳/その他/その他)

・「かわいさやエロさなど性的に興奮する人と、清潔さや家庭的など一緒にいて落ち着く人かのちがい」(24歳/その他/営業職)

会うたびにドキドキしてときめきを感じられる女性はとても魅力的ですが、毎日一緒に生活するとなれば四六時中ときめいてばかりもいられません。落ち着いた空気感がある人のほうがすんなりと結婚生活に移行できそうですね。

その人との将来が見えるか

・「築きたい家庭の価値観が自分と近い女性かどうか。結婚生活がイメージできると、嫁候補になる」(22歳/その他/その他)

・「結婚となると生活をし、子どもを育て、などさまざまな課題が生まれてきます。一緒にずっと生活できる人なのか、子どもをともに育てていけるのか、生活の習慣や、金銭感覚など生活を維持し続けられる価値観が合う人であれば、より結婚したい女性だと感じると思います」(38歳/医療・福祉/その他)

「この人と結婚したらこんな生活が待っているんだろうな」と容易に想像できる人もいれば、まったく将来の家庭の像が思い描けない人もいます。どちらが結婚したい女性であるかは明白ですね。

信頼関係が築けるか

・「かわいくて話していて楽しいまでは両方共通、結婚したい女性はそれに加えて、いざと言うときに自分を支えてくれるという信頼が持てる人」(39歳/情報・IT/技術職)

・「彼女の場合は一時の感情で楽しめればいいと思うけど、結婚となると人生のどん底に落ちても一緒にはい上がれる女性がいいと思うので、見た目や地位ではなく気が合うほうがいい」(22歳/運輸・倉庫/技術職)

結婚生活にはお互いの信頼が必要不可欠です。いつも疑ってばかりでは結婚してもすぐに溝ができてしまうでしょう。嫉妬心や疑惑を誘発する女性は、どんなに魅力的でも彼女止まりの女性の要素があるのかもしれません。

上っ面だけではない美しさがあるか

・「女子力ではなく女性力があるかどうか」(31歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)

・「彼女止まりの女性は、ただ美人なだけ。結婚したい女性は、性格も美人である。結婚生活において、外見美人は3日で飽きるが、性格美人はずっとそばにいてほしいと思えるから」(24歳/その他/その他)

どんなに外見がよくても、性格が悪ければ魅力も半減してしまいます。若いうちはよくても、年齢を重ねてくると性格は顔にも表れてくるもの。結婚するなら性格美人と考える男性は多いようです。

 

★「結婚したい彼女」と「結婚したくない彼女」のちがいまとめ

男性が「結婚したくなる彼」女とは、信頼関係を築けて家庭を任せられそうな女性、ということが分かりました。金銭感覚がちゃんとしていたり、一緒にいると落ち着けたり、ということが重要になってくるようです。男性は結婚に刺激ではなく、安らぎを求めているようですね。

そもそも「結婚したくない」独身男性は増えてる?

そもそも、今の彼女とはどうかではなく、将来的に結婚したいと考えている男性はどのくらいいるのでしょうか。もしかすると、今の彼女以外とも将来的に結婚を考えていない男性もいますよね。男性の結婚に対する意識を調査してみました。(※2)

生涯「結婚したくない」と思う未婚男性の割合

実際のところ、結婚したいと思っている男性はどのくらいいるのでしょうか? 最近は生涯未婚率が毎年上昇していることが社会問題として取り上げられこともあるほどです。20~30代の未婚男性のみなさんの本音を聞いてみることにしましょう。

Q.今後の人生で、結婚したいですか? 結婚したくないですか? 自分の気持ちに近いほうをお選びください。

今後の人生で結婚したいかしたくないか

結婚したい(65.5%)
結婚したくない(34.5%)
※有効回答数362件

結婚したいと思っている人は7割に満たない結果になっています。それに対して、結婚したくないと思っている人は3割強という結果で、結婚願望は以前に比べて少なくなってしまっているように思えます。

男性が「結婚したくない」と感じる理由とは

3割強の男性が「結婚をしたくない」と思ってしまっているのには、どういう理由があるのでしょうか? 結婚をしたくないと思っている男性のみなさんに本音を聞いてみました。彼らの意見に耳を傾けてみることにしましょう。

束縛やリスクがありそう

・「束縛や決まり事などが面倒、ダメになったときに慰謝料なども考えるのが苦痛」(28歳/不動産/専門職)

・「結婚すると不自由が増えそうだから」(27歳/機械・精密機器/技術職)

守りに入ってしまう

・「結婚したら守りに入る。男の人生は攻めていかないとダメだ」(36歳/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)

・「独身のほうがさまざまなことで身軽でいられるから」(28歳/情報・IT/その他)

結婚が幸せにつながるか疑問

・「まわりに結婚している人で幸せそうな夫婦がいないから」(34歳/機械・精密機器/技術職)

・「1度結婚したが、いい思い出がないから」(39歳/建設・土木/技術職)

ひとりの時間やひとりの空間が大切

・「家に帰って人がいるのが嫌なので。お金があれば別居婚だったらいいかも」(39歳/建設・土木/技術職)

・「自分の自由時間がそがれてしまうのが嫌だから」(28歳/商社・卸/事務系専門職)

今の生活に満足しているから

・「働き始めた頃から人生設計しており今のところ予定通りだからひとりでいい」(37歳/情報・IT/技術職)

・「今の生活に満足(充実)しているから」(39歳/情報・IT/技術職)

結婚したくないと思っている理由について見てきましたが、ひとりでいることに特に不自由を感じていない人にとっては、結婚する理由を見つけ出すことの方が難しいようにも思えます。周囲に幸せそうな家族が増えれば変わるかもしれませんね。

彼女がいても男性が「結婚したくない」と思う瞬間

現在付き合っている恋人がいても「結婚したくない」と思うものなのでしょうか? 続いては、彼女のいる男性に限定して、どんなときに「結婚したくない」と思ってしまうのか聞いてみました。

価値観が合わないと感じるとき

・「価値観がちがったり、ケンカしたときなどにふとこの人とは合わないのかなと思ってしまう。また、ケンカしたあとに話し合いもせずに解決せず怒りを忘れるような人は無理だと思う」(28歳/建設・土木/技術職)

・「自分の価値観と合わないと感じるとき」(36歳/その他/クリエイティブ職)

お互いの理想や考え方にギャップがあるとき

・「相手が結婚に対して高い理想を持っているとき。私が住んでいるところは地方で、どこの家庭も夫婦共働きが当たり前で、実家を継ぐのは長男という古い体質のところなのですが、結婚の話をしてると、専業主婦になりたいとかオープンキッチンの家がほしいとか言われると結婚の現実があまりわかってないのかなと思います」(33歳/情報・IT/クリエイティブ職)

・「自分との考え方にギャップがありすぎて、お互いに譲り合わないとき」(32歳/機械・精密機器/その他)

自分の時間をエンジョイしているとき

・「もっと仕事や趣味にひとりで打ち込みたいとき」(23歳/その他/技術職)

・「男だけで飲んでるときとか、ひとりでぶらぶら遊んでいるとき」(32歳/情報・IT/その他)

喧嘩したとき

・「喧嘩をしたときにそう思う。今後結婚した場合ちゃんとやっていけるのか不安に思う」(37歳/機械・精密機器/その他)

・「なにげないことで喧嘩になったり意見がちがったりするとこの先やっていけるか不安になる」(37歳/機械・精密機器/その他)

必要以上に束縛されるとき

・「自分の時間を束縛されたり、無理を押し付けられたりするとき」(27歳/自動車関連/技術職)

・「必要以上に束縛されるとそう思うかもしれない」(33歳/機械・精密機器/営業職)

恋人がいるのに結婚したくないと男性が思ってしまう理由について見てきましたが、男性は「不自由さ」を感じるときに、結婚したくないと思う傾向にあるみたいですね。大好きな彼女がいても、結婚=不自由なこと、と感じたときは結婚したくないと感じてしまうようです。また、結婚の意思はあっても、付き合っている彼女とするかは別問題のよう。生涯の伴侶にふさわしくないと感じられたら、結婚したいとは思ってもらえないみたいです。

★男性の結婚に対する意識

そもそも結婚したいと思っていない男性は3割以上もいることがわかりました。彼らは結婚自体に不自由なもの、自由が奪われるもの、というイメージがあるようですね。「結婚したくない」というのは、何も彼女に問題がある場合ばかりではないようです。ただ、その結婚のネガティブなイメージを増長させるような振る舞いを彼女がすると、「結婚したくない彼女」となる可能性はありそうです。

「彼女と結婚したい」と男性が思う瞬間

彼氏に「結婚したい」と思わせるには一体どうしたらいいのでしょうか? 心理コーディネーターの織田隼人先生に、彼氏が「彼女と結婚したい」と思うときや、思っているときに出すサインについて教えていただきました。

「彼女と結婚したい」という男性の心理

どんなときに男性は「彼女と結婚したい」と強く思うのでしょうか。男性の心理について詳しく教えてもらいました。

 

男性が強く結婚したいと思う一番のタイミングは「危機を支えてくれたとき」です。たとえば仕事で忙しかったり、無職になったり、親族が病気になったときなどに彼女が支えてくれると「結婚しよう!」と思います。

恋愛は「いい状態を二人で分かち合うこと」ですが、結婚は男性にとっては「悪い状況でも助け合って二人で乗り越えること」だからです。恋愛は「楽しければいい」というものに対して、結婚は「悪い状態の支え合い」を男性は重要視します。

男性はよく結婚に対して「責任」という言葉を使います。これは、伴侶をずっと支えていく、という決意の表れなのです。そしてその決意が相手にあるかどうかを気にします。ピンチの時に「私と仕事どっちが大事なの?」「他のことばかりやって、私のことかまってくれないじゃない」というようにピンチの状態をさらに悪い状態に持って行く彼女とは結婚をためらいます。逆に「何があって私が応援しているから」とか「辛いけど私が少しでも支えてあげるから」と言ってくれる女性に対しては「結婚したい」と思います。

「彼女と結婚したい」ときに男性が出すサイン

では、男性は彼女と結婚したいときに、どんなサインを出しているのでしょうか。詳しく聞いてみました。

男性は彼女と結婚したいときには2人の未来について詳細に話をしたり、親族に彼女の紹介をしたりといった「具体的な行動」をどんどんしてきます。結婚したいことを臭わすというより「結婚の準備」をし出すのです。

将来について具体的に話す

2人の将来について話す、というのは結婚後にどのような暮らしになるのかといったシミュレーションをするためです。結婚生活で起こった問題にどうやって対処するのか、とか2人のライフスタイルをどうやってお互い満足いくように調整するのか、という具体的な話をするために将来について会話をします。

親族や友達に紹介する

この人と結婚するので仲良くしてください、という意味合いで、親族や友人たちに紹介していきます。結婚が決まってからいきなり紹介するよりも、じわじわと紹介して足場を固めたほうが結婚が決まってからも動きやすいからです。

こういった「具体的な行動」をとっている男性は、「結婚したい」というサインを出していると言えます。

「彼女と結婚したい」と男性に思わせる方法~正解のアプローチ方法~

彼氏に「結婚したい」と思わせるには、女性側からどのようにアプローチしたらいいのでしょうか? 引き続き、織田先生に詳しく解説いただきました。

彼氏に「結婚したいと思わせる方法」

結婚後の幸せな家庭像を想像してそれが実現できるように動くこと、そしてピンチの時に支えるという心構えを持って彼に接すると結婚に繋がりやすいです。

手料理を振る舞う

料理を彼に振る舞うと結婚に繋がりやすいとよく言われますが、本当です。それは、結婚後の家庭のイメージが料理を振る舞うことで彼に伝わるからです。一緒に家庭料理を食べるというのは幸せなことです。その幸せを2人で分かち合うことを実際に経験すると、結婚したい気持ちが湧いてくるのです。

家デートでまったりする

彼に結婚後の家庭をイメージさせるのは、料理だけではありません。アクティブに外に出てデートするだけではなく、家などで一緒にゆったりと過ごす中でお互いが幸せを感じるといったことも大事なことになります。ゆったり過ごす、というのは「日常」です。その日常を幸せに過ごすことができるというのも結婚のイメージに繋がるのです。結婚後の「日常」がどんなものかを想像しつつ、その日常を上手く作って彼に結婚後の姿をイメージしてもらいましょう。

ピンチのときに支える

ピンチのときに支えるという覚悟も大事です。彼がちょっと仕事で忙しくなったときに応援したり、彼が辛そうなときには慰めてあげたり、といった「彼のピンチ」を支えることがとても大切です。彼のピンチのときに追い打ちをかける人は別れやすく、彼のピンチのときに支えられる人は結婚しやすいのです。さらに「絶対に私は裏切らないからね」とか「ずっと支え合っていきたい」とわかりやすく彼を支える意思を見せると、彼も結婚に対して考えることが多くなります。

まとめ

付き合ったからには彼氏に結婚まで考えてほしいという女性の方が多いのではないでしょうか。まずは「結婚したくない彼女」になっていないかチェックしましょう。その上で、彼氏が「結婚したいサイン」を出していないかよく観察。まだサインが出ていないようなら、織田先生のアドバイスに従って、彼氏に「結婚したい」と思わせてしまいましょう!

(織田隼人、ファナティック)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ※1(2016年10月にWebアンケート。有効回答数352件。22歳~39歳の働く男性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年7月20日~7月21日
調査人数:362人(22~39歳の未婚男性)

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