【わらしべ3】同僚女子・紀香ちゃんからの紹介
「出会いがな~い」と嘆いている女子に告ぐ! 出会いは“自分の手”でつくるべし! 本連載では、おとぎ話「わらしべ長者」にならい、自分がすでに持っている縁を使って、女性みずから「出会い」を手に入れる方法を、マイナビウーマン編集部梅子の体当たりレポートでお届けします。本連載を通じて「出会いがない」と口にする女子がいなくなることを願って……。
こんにちは。マイナビウーマン編集部の梅子です。
本連載では、私が一般人男性とデートする様子やその感想をお届けしていますが、どうやら私の「歯に衣着せぬ」男性への評価が、女性陣には好評のいっぽう、男性陣からは不評のようです。というのも、最近男性を紹介してくれたわらしべちゃん達から続々と「私が紹介した男性にはどうか、いい評価を……」と懇願されています。いやはや困った……。
しかし、イチ編集者として、読者のみなさまに「嘘いつわりのない情報」をお届けしたいので、このまま突っ走ります。ごめんね、わらしべちゃん……。
ではさっそくですが、3人目のわらしべに行きましょうかね。今回は同僚女性からの紹介です。
>>わらしべ1「女友だち・まりもちゃんからの紹介」を読む
>>わらしべ2「後輩(女)・アリスちゃんからの紹介」を読む
わらしべ3 同僚(女)
わらしべちゃん:食べたものの栄養がすべて「顔」にいく、自称顔だけ「藤原紀香」ちゃん
梅子との関係:同じ部署の同僚。悩みは顔が大きいことで、小顔効果があるといわれるものにはひととおり手を出すが、その効果は未だなし。
紹介してくれた人
●ハンバーグ師匠さん(26歳)←スピードワゴン井戸田の持ちネタキャラ名
スピードワゴンの井戸田に激似の劇団員。チャーミングな顔からは想像できない渋い声の持ち主。
レポ3 ハンバーグ師匠さん
●銀座にTシャツ短パン姿で来る男
おしゃれなブランドが立ち並ぶ銀座の街にさっそうとTシャツ・短パンといういでたちで現れたのが、今回のデート相手「ハンバーグ師匠」さん。彼を一目見て思ったのが、「なんてTシャツ・短パンが似合う男なんだ!」ということでした。
普通、銀座でデートといえば、大抵の女性はバッチリオシャレをし、それを相手の男性にも求めるものですよね。でも、私は「銀座」という街に屈せず、「自分」を前面に押し出した彼のファッションセンスに「反骨精神」と「芯の強さ」を感じました。ドレスコードありのレストランにこの格好で来たら引いてしまったところですが、この日はドレスコードの指定がないレストラン。そのため変にめかし込んでこない、そのラフさも私には高ポイントでした。
ファッションセンスでいきなり梅子の心をグッとつかんだハンバーグ師匠。すこし緊張した様子でしたが、大好きなビールを一気に飲むと、わらしべとなった紀香ちゃんを共通の話題に、テンポよく会話のラリーが始まりました。
●好きなタイプで「清楚系」と答えられても困る
ラリーが過熱し、会話の内容がアメリカの大統領選挙、ひいては共産主義は「善」か「悪」かまで発展したところで、ハンバーグ師匠から、「てか、デートなのにこんな会話してて大丈夫? もっと恋愛っぽい話をしようか?」とツッコミが。いかんいかん。あやうくフィフィまたは春香クリスティーンになるところだったぜ。議論する女は日本男児にはモテないから気をつけないと、と自分を戒め、「タイプの女性はどんな人?」と、お決まりの質問を投げてみることに。
すると“魔”の返答が……。
「“清楚”な女性が好きかな。」
デ、デターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
男性に好きなタイプを聞くと必ずと言っていいほど返ってくるのがこの「清楚」という言葉。でも男性が定義する「清楚」という言葉ほど、女性にとってあいまいで釈然としないものはありません。だって彼らにとって清楚とは、「黒髪(または暗めの髪色)で化粧が濃くない」ことだから。言ってしまえば男をとっかえひっかえしてるような女性でも、見た目が清楚なら「あの子は清楚」と言えちゃうのが男性という生物なのです! オーマイガッ!
そして案の定、「清楚系女子を芸能人でいうと誰?」と聞いてみると「篠田麻里子(元AKB48)」との回答が。篠田麻里子って清楚系か? と今この瞬間、多くの女子の脳内に「はてなフラグ」がたったことでしょう。
●夢を追う男性との恋をするなら、待つ忍耐と覚悟が必要!
清楚系女子が好きだというハンバーグ師匠ですが、彼はなんと「背の高い」女性も好きだそう。その理由がまた面白くて、自分の背が低いから、相手が長身なら背の高い子どもが生まれる確率が高くなるからだそうでうです。交配後のことまで考えてるんかい! っと、思わず突っ込んでしまったわけですが、「わかんないけど潜在意識で思ってるのかなぁ」とのこと。どうやら本人も明確な理由は分かっていないみたい。でもま、タイプってそういうことですよね! 理屈じゃない!
肝心の結婚願望はというと、「めちゃくちゃある!」とのこと。しかし現在は、収入が不安定な劇団員。そのため、結婚は35歳までを目処にできればといいます。
「サラリーマンをやっていた頃は30歳までにって思ってたけど、今は転職して特殊な業界で働いてるから。35歳までに仕事を成功させて、それで結婚したいと思ってるかな。」
なるほどね~。でも本当に好きな女性ができて、その子が「もう待てない!」って言ったら気持ちって揺れるものだよね。その辺ハンバーグ師匠はどうなのよ?
「そもそも夢を応援してくれない子とは付き合わないし、好きにならないと思う。もし付き合ってる最中に待てないって言われたら、しょうがないから別れるかな」
と、何ともシビアな回答……。ハンバーグ師匠の夢に対する真剣な思いと、「今は恋愛よりも夢!」といった優先順位を持っていることが伝わってきた瞬間でした……。
●気づかいはキャバ嬢並だったハンバーグ師匠
こんな感じで時事ネタと恋愛の話でたっぷり盛り上がった2時間。ハンバーグ師匠がたくさん話してくれたので、私はゆったり料理を楽しむことができました。たくさん話してくれる男性っていいですよね。こちらが無理して話題をふる必要もないし、なにより会話が途切れないので、デート中、「この人楽しんでるかな?」と不安になることもありません。
またハンバーグ師匠は、ちょいちょい「この話大丈夫? 面白い記事書けそう?」と、記事の心配までする気の使いよう。芸能界はいかに人に気に入られるかみたいなところで生き残れるかが決まるし、将来ハンバーグ師匠は劇団員としてブレイクするかも……と思いました。
そうこうするうち、時間が来たので、デート終了を告げると、「え、大丈夫? もっと聞きたいことある?」と、ラスト侍ならぬ、「ラスト気使い」でデートを締めくくったハンバーグ師匠なのでした。
デートを終えて、梅子の評価は……
ユーモア:★★★★☆
リーダーシップ:★★★☆☆
スマート:★★★★☆
サバイバル力:★★★☆☆
付き合いたいレベル:★★★☆☆
理由:
特殊な業界で仕事をしているので、結婚をするなら35歳と答えてくれたハンバーグ師匠。彼が35歳のとき私は36歳なので、待てるかと言われると待てないですが、結婚願望を聞いたときにしっかりと年齢を区切って答えてくれる男性は少ないので好印象でした。また、デート中も私のグラスの中身を気にしたり、自分の会話が楽しいかと気を使って聞いてくれる真摯さに感激しました。
To be continued……….
今回デートした場所はコチラ!
店名:クラフトビールタップ 銀座マロニエゲート店
住所:東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート 11F
アクセス:JR「有楽町」駅 徒歩3分
電話:03-3538-2868
URL:http://www.world-liquor-importers.co.jp/craftbeertap/index.html
定休日:マロニエゲートに準ずる
(取材・文/マイナビウーマン編集部梅子 撮影/山崎あゆみ)
次回の「恋愛わらしべ長者」は、8/25(木)更新予定です。お楽しみに!
※毎週木曜更新