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後悔しやすい結婚と後悔しないコツ【夫婦円満コンサルタント監修】

中村はるみ

フォルサ

ファナティック

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せっかく結婚したのに、結婚後に後悔したくないですよね。一体どういう結婚が後悔しやすいのか。また、後悔しないコツとはなんなのか。既婚者と夫婦円満コンサルタントの中村はるみ先生にお聞きしました。

<目次>

結婚に後悔している人の割合

まずは、実際に結婚に後悔している人がどのくらいいるのか調べてみましょう。既婚者402人に、自分の結婚に後悔しているかどうかアンケート調査してみました。

Q.自分の結婚に後悔していますか?

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・後悔している(19.7%)
・後悔していない(80.3%)

※有効回答402件

既婚男女のみなさんに、自分の結婚に後悔しているかどうか聞いたところ、後悔している人は約2割いました。これを多いととるか少ないととるかは、意見が分かれるところかもしれません。約8割は後悔していないとはいえ、2割の人はなぜ後悔するのでしょうか?

※『マイナビウーマン』にて2017年4月にWebアンケート。有効回答数402件(22歳~39歳の既婚男女)

既婚男女に聞いた! 結婚に後悔した理由

続いて既婚者に、パートナーとの結婚を後悔した瞬間について教えてもらいました。男女別に後悔したポイントを発表します。

旦那との結婚を後悔した瞬間

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「大好き!」「この人しかいない!」と思って結婚したものの、いざ夫婦としての生活をしてみると「こんなはずじゃなかった!」と思ってしまう時はありませんか? 今回は、結婚を後悔した瞬間について女性の本音を聞いてみました。

夫の嫌な部分が目についた時

・「短気で子どもっぽい怒り方をされた時」(女性/35歳/その他/その他)

・「自分が悪くても絶対に謝ってくれない時」(女性/37歳/情報・IT/技術職)

・「優柔不断で頼りがいがないと感じた時」(女性/35歳/その他/その他)

・「歯を磨かなかったり不潔だとわかった時」(女性/31歳/その他/その他)

・「お金と女にルーズだとわかった時」(女性/39歳/その他/その他)

結婚した後に限って気になってくる、相手の嫌な部分。「この人ってこんな人だったの!?」と戸惑いを隠せなかった女性の声も少なくありません。また、

・「酔っぱらって朝帰りしてきたとき」(女性/33歳/その他/その他)

・「ともだちからもらった結婚祝いのチョコレートを全部食べられたとき」(女性/36歳/生保・損保/その他)

・「ゴキブリ退治してくれなかった時」(女性/28歳/その他/その他)

・「目の前でオナラを堂々とされて幻滅した時」(女性/32歳/その他/その他)

男性にとってはささいなことでも、女性にとっては結婚を後悔するぐらいの次元となってしまうようです。

性格が合わないと感じた時

・「考えの違いがありすぎる時、自分を否定された時」(女性/38歳/その他/その他)

・「細かい。門限とか、仕事の職種でこれはダメとかいちいちうるさい時」(女性/36歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「きれい好きすぎて、片付け出すと止まらないことがわかった時」(女性/35歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「考えが甘すぎてむかついた時」(女性/23歳/その他/その他)

性格は十人十色であり、それぞれちがった価値観を持っているのはごく自然なこと。しかし、あまりにも考えがちがいすぎたりお互いに受け入れる気持ちが足りなかったりすると、結婚を後悔するまでに……。

家庭に向いていないと感じた時

・「つわりがひどいのに家事を手伝ってくれなかった時」(女性/30歳/医療・福祉/専門職)

・「家事、育児の負担がすべて私なのに、文句ばかり言ってくる時」(女性/34歳/情報・IT/技術職)

・「子どもが生まれても生活が変わらない人だとわかった時」(女性/32歳/その他/その他)

・「子どもが病気なのに自分の趣味に出掛けた時」(女性/39歳/医療・福祉/専門職)

・「子どもにちょっとしたことで怒鳴る時」(女性/38歳/その他/その他)

家庭を守る男性として向き不向きかは、結婚前の段階では見極めも難しいもの。実際に家庭を持つようになってからの夫の態度にがくぜんとした!という女性の声も少なくありません。

愛情を感じられない

・「仕事で家に居なさすぎる時」(女性/29歳/医療・福祉/専門職)

・「誕生日・結婚記念日を忘れられた時」(女性/37歳/その他/その他)

・「家族サービスを面倒くさがるとき」(女性/36歳/学校・教育関連/専門職)

「結婚生活ってこんなものなの!?」と感じてしまうような状況から、結婚を後悔したという女性の声も。夫側もそれなりの事情があったにしても、夫婦でいる意味があるのか疑問に思ってしまうようなことは、やがて不満や後悔につながります。

男性としての印象が良くない時

・「浮気をされた時」(女性/34歳/小売店/販売職・サービス系)

・「ときめきがないのを実感した時」(女性/33歳/その他/その他)

・「触れられるのがつらくなった時」(女性/33歳/その他/その他)

こちらは毎日家事・育児・仕事とがんばっているのに、夫に女性問題を持ち込まれたなら、後悔はごもっとも! でも、逆に男性としての魅力を感じられなくなったという声もありました。

苦労が目に見える

・「どうみても身の回りのお世話係がお義母さんから自分に変わっただけなんだなと思えた時」(女性/36歳/その他/その他)

・「転職が続いた時」(女性/36歳/その他/その他)

・「不健康で、ちょっとしたことですぐ疲れる時」(女性/32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

このように、「この人と結婚しても良かったのだろうか……?」と後悔とともに不安でいっぱいになってしまうようなエピソードも。

義両親とのことで……

・「旦那の家族と合わないなと思った時」(女性/32歳/その他/その他)

・「夫の両親と同居になった時」(女性/35歳/学校・教育関連/その他)

・「義両親からの嫁いびり(旦那のいない所で)6年間耐えてきたが我慢できなくなり旦那に話したが信じてもらえず一緒になって責められた時」(女性/36歳/医療・福祉/専門職)

結婚には、義両親との付き合いも一緒についてくるもの。夫婦関係そのものは悪くなくても、義両親が絡んでくると結婚したことに否定的になってしまう女性は少なくないようです。

★女性が夫との結婚を後悔する瞬間まとめ

夫が家庭に向いていないと感じたり、愛情を感じられなかったりすれば、女性は結婚に後悔するかもしれません。また、女性らしい意見としては「義両親」にまつわることでした。結婚は男女だけでなく、家と家の問題も孕むもの。どんなときに後悔するか、結婚前にすべては分からないかもしれません。

※『マイナビウーマン』にて2016年6月にWebアンケート。有効回答数407件(22歳~34歳の既婚女性)

妻との結婚を後悔した瞬間

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女性は夫のこのようなところを見て、自分の結婚に後悔するのですね。では、男性の気持ちはいかがでしょう。続いては既婚男性に、妻との結婚を後悔した瞬間を聞いてみました。

付き合っていたころと性格が変わったとき

・「付き合っている時期に、子どもの好き嫌いや結婚後の就業希望などについて話をしていたが、結婚後には、当初話をしていた内容と異なるケースが相次いだ」(男性/34歳/情報・IT/営業職)

・「付き合っていたときとちがう性格だったこと」(男性/35歳/その他/その他)

・「結婚して一緒に暮らしはじめると性格がとてもきつくなった」(男性/33歳/商社・卸/営業職)

結婚して一緒にいる時間が長くなってくると、お互い遠慮も減ってくるものかもしれません。お互い様!と妻は思っていても、夫は影で結婚を後悔しているパターンも。

他の女性を好きになったとき

・「他のかわいい女の子から好かれたとき」(男性/37歳/不動産/営業職)

・「新垣結衣さんに恋をしたときにそう感じた」(男性/34歳/電機/技術職)

・「妻より魅力ありな女性に出会ってしまったときに後悔したことがあります」(男性/39歳/学校・教育関連/営業職)

妻以上に好きな人ができてしまったら、結婚を後悔するでしょう。しかし、隣の芝は青く見えがちなもの。本当に妻以上の女性だと思うのか、冷静になる必要がありそうです。もちろん、不倫は絶対ダメですよね。

自由時間が少なくなったとき

・「一人の自由な時間が減ったこと以外ない」(男性/32歳/商社・卸/営業職)

・「自由な時間が少なくなったと感じるとき」(男性/39歳/建設・土木/技術職)

・「自分の時間がとれず、イライラしたとき」(男性/38歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

男性に多く見られる意見です。結婚すると自由な時間は減るもの。他人と一緒に生活するとはそういうことです。自由な時間が減った分、自分が何を得られたのか、男性にはよく考えてほしいですね。

お金を自由に使えないとき

・「向こうに金銭面の援助が受けられないとわかったから」(男性/30歳/建設・土木/技術職)

・「小遣い制になったときやめればよかったと思った」(男性/34歳/警備・メンテナンス/その他)

・「自由に使えるお金が少ないとき」(男性/38歳/情報・IT/技術職)

結婚後は、時間だけでなくお金の自由も減るもの。独身時代のように好きに使っていたら、教育費や住宅費といった将来かかってくるお金を貯めることができなくなります。ただ、締め付け過ぎている自覚のある妻は、一度話し合う必要がありそうです。

怒られたとき

・「相手に自分勝手に怒られているとき」(男性/38歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

・「理不尽に怒られたとき。反論の余地がないとき」(男性/28歳/商社・卸/営業職)

・「怒られたときやケンカしたとき、機嫌が悪いとき」(男性/36歳/情報・IT/技術職)

妻に怒られたときに、夫は結婚を後悔するようです。理不尽で身勝手な理由で八つ当たりのように怒るのだけはやめましょう。でも、長い結婚生活、ケンカをするときぐらいはあるはず。夫婦ともに鷹揚に構える必要があります。

性格が合わなかったとき

・「性格が合わないなと感じたときに思う」(男性/36歳/小売店/営業職)

・「性格が合わないところがあったとき」(男性/38歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)

・「性格の不一致が原因になりそうになったとき」(男性/38歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

性格が合わないというのは、結婚生活においては致命的かもしれません。今まで挙がったどの意見よりも、後悔してしまうのは仕方がないことです。ただ、結婚前に見極めることが本当にできなかったのか、疑問が残りますね。

家事に不満をもったとき

・「料理がまずかった。もっと遊びたかった」(男性/35歳/運輸・倉庫/営業職)

・「妻が借金をしたり、家事をしなかったりすること」(男性/37歳/医療・福祉/専門職)

・「掃除が全くできないので、部屋がいつも散らかっている」(男性/37歳/建設・土木/クリエイティブ職)

もし、妻に家事を期待して結婚した夫の場合、このようなことで後悔するのかもしれません。妻が家事を負担する、ということを約束済みで結婚したのならともかく、そうでないのならば、夫側もがんばる必要性はありそうです。

★男性が妻との結婚を後悔する瞬間まとめ

時間やお金を自由に使えなくなるのは、結婚する以上ある程度は避けられないことです。他の女性と遊びたいという願望も、妻に浮気されたくないのなら抑えるべきですよね。結婚には我慢はつきものです。結婚して失ったものを考えるより、手に入れたものを考えたいですね。ただ、妻側としてはなるべく夫の不満を取り除く努力は必要なはず。そうでないとある日突然、離婚を言い渡されてしまいます。

※『マイナビウーマン』にて2017年4月にWebアンケート。有効回答数197件(22歳~39歳の既婚男性)

プロに聞く! 後悔しやすい結婚と後悔しないコツ

未婚女性としては、結婚後の後悔は避けたいものです。そこで、後悔しやすい結婚のパターンと結婚に後悔しないコツについて、夫婦円満コンサルタントの中村はるみ先生に、伺いました。

後悔しやすい結婚のパターンとは

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以下のパターンが考えられます。

条件だけで結婚相手を選ぶ

玉の輿を狙って結婚相談所で条件の良い結婚相手を探すことをしても、幸せな結婚ができるとは限りません。なぜなら幸せは心で感じることだからです。良い条件だけで結婚相手を選ぶと後悔しやすいです。

男女ともに、条件や学歴でなく自分をきちんと見てほしいもの。相手をしっかりと見ている夫婦生活は後悔が少ないでしょう。そのためにもまずは、趣味などから相手の価値観を知るのが肝心です。

できちゃった婚

できちゃった婚などは、男性の価値観を認識する前に結婚生活がスタートしますので、後悔しやすいパターンです。

女性が年上の結婚

女性が年上の場合、結婚当初はいいですが、女性の容姿が衰えたとき夫の目移りが起きやすいです。常に容姿を整えることやそれ以外の魅力を持つことが重要です。

バツイチ子持ちとの結婚&子連れ再婚

相手がバツイチ子持ち、もしくは自分が子連れ再婚の場合、相手の子どもや我が子が結婚に関わってきます。相手を子どもの父親にする覚悟、相手の子どもの母親になる覚悟が必要です。それをクリアできたら喜びは大きくなります。覚悟ができないまま結婚すると後悔しやすいです。自分と相手男性の覚悟を見極める事が大事です。

結婚に後悔しないコツとは

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結婚後の後悔は防ぐことが可能です。女性が結婚前にできることと、結婚後にできることに分けて紹介します。

結婚前にできること3点

1.自分が何を望んでいるか、譲れること、譲れないこと、自分の性格などを把握すること。相手が何を望んでいるか、譲れること、譲れないこと、相手の性格などを把握すること。

2.「金銭感覚」「家庭に対する優先順位」「子ども」「将来設計」「性生活」などの相手との価値観のすり合わせができるかどうかを確認し、すり合わせをしておく。

3.男性をリスペクトできるかどうか、親より優先すると決められる相手かどうかを見極め覚悟する。覚悟できたらを結婚相手に伝える。

結婚後にできること3点

1.お互いの異なる個性を認め、楽しむ。性格の不一致は他人だからあって当然との認識をする。

2.相手を非難否定・侮辱しない。逃避もしないで向き合い、怒りでなく望みを伝える。夫に伝わる伝え方で話す。察してと望まない。不満は望みの形で伝える。

※NGな言い方「なぜ帰りが遅いのよ」⇒「早く帰ってきてくれると嬉しい」

3.我慢しないで小さいケンカで空気抜きをする。翌日まで引きずらないこと。翌日は笑顔で「おはよう」と気持ちをリセットする。
常に男女の関係でいる。夜の生活を楽しむ。昼間も簡単なスキンシップを妻から仕掛ける。
男女の肌と肌の会話は気持ちをリセットするためにも有効です。

 

まとめ

後悔したり離婚したくて結婚する人はいませんよね。ですが、後悔しやすい結婚のパターンもあります。もしそのような結婚をすれば、将来的に離婚してしまうかもしれません。中村先生のアドバイスを参考に、今の自分が置かれている状況と照らし合わせて、自分の結婚が後悔しやすいものでないかチェックしてみましょう。もしパターンに当てはまっていたら、後悔しないコツをよく意識してみてください。

(監修:中村はるみ、文:池亀日名子/フォルサ、ファナティック)

※画像はイメージです

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