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謎のベールを脱ぐ! 「婚活している男性」ってどんな人?

澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント)

中田ボンベ@dcp

婚活女性とはちがう! 婚活中の男性とは

さて、上では婚活経験女性が出会った「とんでもない男」のエピソードを紹介しましたが、実際に婚活の場ではどんなタイプの男性が多く、その特徴は女性とどうちがうのでしょうか? 婚活コンサルタントの澤口珠子先生に聞いてみました。

婚活男性は意外と多い?

『国立社会保障・人口問題研究所』の『人口統計資料集2018』によると、50歳の時点で一度も結婚したことがない人は、男性で23.6%、女性で14.1%だそうです。独身男性の数が女性より多いのですから、必然的に婚活している男性も女性より多いと思いがちです。

しかし、日々婚活の現場にいる私からすると、積極的に婚活をしている独身女性に比べて、積極的に婚活をしている独身男性は少ないように感じます。

その要因として考えられるのが、男性は女性よりもプライドが高いため、必死に婚活している自分を受け入れられない男性が多いことです。必死に婚活をするぐらいならひとりでいたほうがいいと思って、婚活をしないのです。

また、今の時代でも「男性は一家の大黒柱として家族を養わなければいけない」と思っていること。非正規雇用が増えたことで収入が安定せず、そんな状態では結婚は考えられないという男性が増えているのです。

そもそも、独身女性が結婚相手に望むような男性が少ないのも問題です。独身女性のお眼鏡に叶うような独身男性は、「地産地消」で学生時代からの彼女や会社の同僚など、近くの女性に早くに刈り取られてしまっており、なかなか残っていないのです。

積極的に婚活している男性の年齢層ですが、出産リミットのある女性と比べて高い傾向にあります。上でも触れましたが、男性は自分の仕事に自信がないと結婚が考えられない傾向があるので、必然的に婚活を行う年齢も女性より高くなりがちです。

「隠れ婚活中」が多い? 婚活女性とのちがいとは

群れるのが好きな女性とちがい、男性は基本的に単独行動です。そのため、婚活も単独行動で行うことが多く見られます。

たとえば、婚活パーティや街コンなどもひとりで参加する男性がほとんど。女性のように婚活を通じて同性の友人をつくることもありません。またプライドが高いので、婚活をしている自分を周囲には知られたくないと思っています。いきなり結婚報告をしてまわりを驚かせたいと思っている男性もいるほどです。

友人に紹介などは頼まず、マッチングアプリや結婚相談所に登録したり、婚活パーティに参加したりするなど、自分で実際に動いて結婚相手を探したいと思っています。つまり「隠れて婚活をする人が多い」のです。受け身の姿勢が多い婚活女性とちがい、積極的に動く男性が多いといえます。

消極的な男性もいますが、そうしたタイプの男性は結婚相談所など仲人がお世話してくれる婚活スタイルを選ぶケースが多いです。また、消極的な男性の中には婚活すらせず、結婚を諦めている人も多いですね。

こんな男に注意! 「エセ婚活男性」の見抜き方

結婚相手ではなく、遊び相手を探している男性も中にはいます。ただ、こうした男性でも本命の女性を見つけるかもしれませんし、真剣交際に発展して結婚に至る可能性もあります。

婚活女性にとって一番厄介なのは既婚者です。たとえば、休日に会えない、休日電話に出ない、お泊まりができない、彼の誕生日やクリスマスなどに会えない、部屋に呼んでくれない、などは既婚者である可能性が大きいです。しかし単身赴任の場合は見極めるのは困難です。しいていえば、Facebookでつながりを持つのを嫌がる男性は怪しいです。何か隠したいことがあるか、あなたとの関係をきちんと考えていない可能性が高いですね。

いずれにしても、こうした遊び相手を求めている男性の被害に遭わないためには、すぐに男女の関係にならないこと。これに尽きます。

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