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性体験がないのに婦人科検診必要? 20、25、30歳受けたい検査

久しく彼氏はいなかったけど……行くべき?

婦人科では女性特有の病気や症状を診てもらえることがわかりましたね。なんとなく「避妊や妊娠したら診てもらう所」というイメージだったなら、これを機に「自分のカラダをケアする所」と見方を変えてみて。

アンケートの回答を見て気になったのが、「性体験がないのに、子宮頸がん検診は必要ですか?」という意見が見られたこと。子宮頸がんは30代に多いがんで、20歳からの検診が推奨されています。しかも早期であれば治癒率も高く、進行すれば不妊の原因ともなるため、いまから積極的に受けたいところ。ただし、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)という人間の皮膚などに常に存在するウィルスが腟内に侵入して異常を引きおこすものなので、性交渉の経験がなければあまり関係ないと考えるのもわかります。そういう人の場合は、

「確かに子宮頸がんのリスクはとても少ないと思いますが、卵巣のう腫・子宮内膜症・子宮筋腫といった異常は、超音波がついた検査で発見できます。これといった自覚症状がない人でも、自費にはなりますが診療所や検診施設に行けば検診は受けられますよ。

とはいえ、ちょっとした生理痛や生理不順なら誰もが抱えていると思いますから、それを理由に婦人科の外来を受診してみるといいのでは」と教えてくれました。

婦人科って、避妊や妊娠といった性にまつわる相談のためだけに行く所ではないんですね。子宮や卵巣に代表される女性特有の機能を守り、いつかその日のために健康をキープする、自分のカラダをいたわるためのよりどころになりそうな予感。不安や気になる症状があれば気軽に相談できるのも安心ですね。

次回は、生理不順の悩みと上手な婦人科の受診の仕方をお届けします。

『escala cafe』にて2012年9月にWebアンケート。有効回答数280件(escala cafe会員:22歳-34歳までの働く女性)。

(取材協力:永田順子、文:小池直穂、イラスト:macco)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.21)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2013年02月04日に公開されたものです

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