石鹸資格とは?手作り石鹸のプロになるには?必要な手作り石鹸資格や仕事内容は?
石鹸といえば生活の必需品ですが、実は自分で手作りが可能であることをご存知ですか?
手作り石鹸を自分で作れるようになると、自分好みの香りにできたり、きれいな形を作ったり、使うオイルや材料も自分で選んで作ることができます。
手作り石鹸についてくわしくなることで、手作り石鹸のプロとして活動することも夢ではありません。
手作り石鹸のプロになるにはどうしたらいいのか、どんな仕事があるのか、どんな勉強をしていったら良いのかを解説します。
手作り石鹸とは
手作り石鹸とは、オイルと苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、精製水などを使って石鹸を作ります。
販売している石鹸と比べて以下のメリットがあります。
- 成分を選んで作れる
- 自分の好きな形を作れる
- オイルに含まれる美容成分が壊れにくい
手作り石鹸は自分で成分を選んで作れるのがメリットです。
市販されている石鹸には、添加物や防腐剤や香料が必ずと言っていいほど使われています。
また、コストを抑えるために、使用されているオイルも安価なものを使っている場合が多いのです。
一方で手作り石鹸は添加物や香料、防腐剤など使用したくないものは入れずに作れるため、敏感肌の方にも優しい石鹸を作ることができるのです。
2つ目は自分の好きな形を作れるということです。
手作り石鹸は作る人のアイディアが活かせるため、さまざま形の石鹸でも自由に作れるようになります。
きれいな形の石鹸は使用するたびに気分があがりますよね。
3つ目はオイルの美容成分が壊れにくいということです。市販の石鹸は製造過程で加熱するため、オイルに含まれるビタミンなどの美容成分が壊れてしまう場合が多くあります。
一方、手作り石鹸は加熱しない方法でオイルに含まれる美容成分を壊さずに作ることもできます。
市販の石鹸に比べて自由度の高さや美容成分の豊富さからも、ナチュラル志向の方や敏感肌の方からは非常に人気があります。
自分で使うのはもちろんのこと、作った石鹸を商品として売っている方も多いようです。
手作り石鹸のプロになるには
人気の手作り石鹸ですが、プロになるためにはどうすれば良いのでしょうか?
手作り石鹸のプロと名乗るのに資格などは必要ありません。
しかし、手作り石鹸を作る際には注意しなければいけない点も多いのです。
手作り石鹸を作る方法はいくつかありますが、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用する際は注意が必要です。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は劇物のため、購入する際は身分証明書や印鑑が必要になるのです。使用時の取り扱いもゴーグルや手袋をするなど、注意しなければいけません。
作り方を覚えると簡単にできる手作り石鹸ですが、劇物を取り扱うこともあります。そのため、しっかりとした知識が無いと危険をともなうこともあります。
プロと名乗るためには、使用する薬品について適切な知識を身に付けることが必要です。
知識を証明できる資格などがあれば自信を持ってプロを名乗れるでしょう。
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手作り石鹸のプロの仕事内容と活躍分野
手作り石鹸のプロになってからは、どのような場所で活躍できるのでしょうか。
また、手作り石鹸のプロにはどのような仕事があるのでしょうか。
手作り石鹸のプロは、以下の場所で活躍できます。
- 学校
- 一般企業
- 独立開業
それぞれくわしく仕事内容を説明していきます。
学校での仕事内容
美容の専門学校で手作り石鹸についてカリキュラムを組んでいる学校もあります。
講師として手作り石鹸について正しい知識や楽しさを生徒たちに教えられるため、やりがいのある仕事になるでしょう。
また、社会人向けのカルチャースクールの講師としても活躍の場が多いです。
気軽に参加できるカルチャースクールは、非常に人気があります。
そうした場所で、講師として定期的に手作り石鹸の楽しさを伝えられるでしょう。
一般企業での仕事内容
一般企業でも手作り石鹸の知識が役立つ場合があります。化粧品の開発など手作り石鹸の知識があれば、携われることもあるでしょう。
石鹸についての基礎的な知識は、手作り石鹸でも必要な知識です。そうした知識を持つことによって、化粧品メーカーで働く場合も、石鹸について詳しいことをアピールできます。
また、ナチュラル志向の化粧品を取り扱うブランドも増えてきました。そうした化粧品ブランドでは手作り石鹸に近い無添加の石鹸や、化粧品を販売している場合もあります。
ナチュラル志向の化粧品ブランドを扱う販売員としての活躍もできるでしょう。
独立開業
手作り石鹸のプロとなるメリットの一つは、独立開業のチャンスが広がることです。
手作り石鹸は敏感肌やナチュラル志向の方にとても人気です。そうした人に向けて手作り石鹸のセミナーや教室、ワークショップの開催も可能です。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使うので子供向けではありませんが、大人同士で手作り石鹸づくりを楽しむ場所を提供するのも有意義でしょう。
手作り石鹸を販売したいと考える人も多いのですが、自分で作った石鹸を化粧品として売る場合、製造販売の許可が必要なので気を付けましょう。
化粧品としてではなく、雑貨として販売するのであれば、自身で作った手作り石鹸の販売も可能です。
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手作り石鹸資格の勉強・学習方法
手作り石鹸のプロになるためには、まずは資格取得を目指しましょう。
手作り石鹸の資格取得のためには、以下のような知識が必要になります。
- ハンドメイドソープの利点
- 石鹸の種類とその作り方
- 石鹸作りの道具・材料
- 石鹸に使うオイルとレシピ
- 色々な型の石鹸レシピ
- 石鹸製作で注意する点
手作り石鹸のメリットや石鹸の作り方から道具や材料など、基本的な知識はもちろん必要です。
その他石鹸の形の作り方やオイルの選び方など、プラスの知識として学んでおくと良いでしょう。
独学で勉強する方法もありますが、試験対象の学習範囲を絞るのが難しいというデメリットがあります。
学習方法としては独学よりも通信講座で学んだ方が学習範囲もはっきりと分かり、より確実な知識として定着させられるでしょう。
通信講座であれば、資格範囲を体系的に学べるだけでなく、試験の受験なしで資格取得ができる講座もあります。
そうしたカリキュラムが組まれている通信講座を選ぶことにより、資格取得までの時間も独学で学ぶより短縮できます。
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手作り石鹸資格|代表的な資格
手作り石鹸の代表的な資格は以下の2つがあげられます。
- コールド・プロセスソープマイスター
- 石鹸アーティスト
どちらの資格も、手作り石鹸を作る上で必要な知識を持っていることの証明になります。
手作り石鹸について全く分からないという初心者の方でも、基礎からしっかりと勉強できます。
今は初心者でも、ゆくゆくはプロとして名乗れるようになりたいという方は、この2つの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
コールド・プロセスソープマイスター
コールド・プロセスソープマイスターとは、手作り石鹸の作成に必要な基礎知識、道具選びから材料選びまで、石鹸を手作りするための知識が十分にあることを証明する資格です。
コールド・プロセスソープマイスターは、日本デザインプランナー協会が主催している資格です。
コールド・プロセスソープマイスターとは
コールド・プロセスソープマイスターでは、以下のような知識が必要になります。
- ハンドメイドソープの利点
- 石鹸の種類とその作り方
- 石鹸作りの道具・材料
- 石鹸の作り方
- オイル選びについて
- 石鹸の香りの付け方
- アロマオイルについて
- 石鹸の形について
- スクラブ効果のある石鹸について
手作り石鹸についての基本的な知識のほか、香りの付け方やアロマオイルについて、また石鹸によるスクラブ効果、といった幅広い知識が必要になります。
少し応用的な知識も付くので、自分のアイディアを活かすための知識も十分習得できるでしょう。
コールド・プロセスソープマイスターの資格取得方法
コールド・プロセスソープマイスターの受験資格は特にありません。誰にでも資格取得のチャンスがあります。
受験料は10,000円、受験申請方法はインターネットからの申し込み、受験方法は在宅受験です。
試験会場まで足を運ぶ必要はありません。
合格基準は70%以上の評価で合格となります。
試験は年6回、偶数月に開催されます。
開催回数が多く、自分の都合に合わせて試験を受けられるため、忙しい方でも受験が可能です。
石鹸アーティスト
石鹸アーティストとは、手作り石鹸の作り方を理解しているだけでなく、その技術や知識を他の人達にレクチャー出来るレベルにあると証明する資格です。
JIA(日本インストラクター技術協会)が主催している資格試験となります。
自分で石鹸を作って楽しむというよりも、セミナーや教室でインストラクターとして本気で活躍したいと考えている方向けの資格です。
石鹸アーティストとは
石鹸アーティストでは以下のような知識が必要です。
- 石鹸製作で注意する点
- リバッチとリメイク
- 石鹸の簡単リメイクと入浴剤
- 透明石鹸の材料と作り方
- 固形石鹸から作る透明石鹸のレシピ
- オイル選びについて
- 色や香りについて
- 透明石鹸のレシピ
- 液体石鹸の材料と作り方
- 苛性カリについて
- アルコール使用のものについて
手作り石鹸にはさまざまな種類があります。
これらについての豊富な知識があると、石鹸製作のアイディアの幅が広がります。
また、講師としての開業を目指している人は、いろんな石鹸の知識を教えられるので、飽きずに教室やセミナーに通ってもらえるでしょう。
石鹸アーティストの資格取得方法
石鹸アーティストの資格試験は誰でも受験できます。
インターネットからの申し込み、在宅で受験ができます。受験料は10,000円です。
合格基準は70%以上の評価で合格となります。
試験は年6回、偶数月に開催されています。家事や仕事で忙しいという方も、自分の都合に合わせて受験できるでしょう。
どの資格がおすすめ?
手作り石鹸のプロになるためにおすすめの資格は「コールド・プロセスソープマイスター」と「石鹸アーティスト」の2つの資格です。
どちらの資格も、手作り石鹸のプロとして活動していくために必要な知識や、スキルの証明になるため、習得しておくと良いでしょう。
いずれも初心者からでもチャレンジできる上に在宅受験が可能です。地方に住んでいる方や、忙しい方も簡単に受験できる点は魅力的ですね。
コールド・プロセスソープマイスター
手作り石鹸の作り方や材料、道具など基本的な知識があることの証明になります。
さらに、オイルの選び方やアロマオイルなどを使った香り付けの方法など、幅広く保有している証明となります。
習得した知識により、リラックス効果や美容効果のある石鹸づくりが可能になります。
オイル一つとっても美容効果がそれぞれ違うため、選ぶオイルによって肌悩みに合った石鹸が作れるようになります。
また、好みの香りを使えば、リラックス効果も期待できるでしょう。
このように欲しい石鹸を思いのままにつくれる知識が身につく資格です。
石鹸アーティスト
石鹸アーティストは基本的な石鹸の作り方をマスターしているだけではなく、人に教えられるレベルの技術や知識の保有が証明されます。
アロマソープやスーパーファット、カラー石鹸や型抜き石鹸など、様々な石鹸のレシピを知っていることも必要です。
いろんな石鹸を作れるようになるため、自身のアイディアを形にできるのも魅力です。
また、この資格を持っていればワークショップやカルチャースクールで講師活動をする際にも、生徒からの信頼を得られるでしょう。
さらに独立開業をして、自分で教室やセミナーを開いて手作り石鹸を教える時にも、資格はプラスとなります。
資格を生かすことで、たくさんの人に、手作り石鹼の楽しさを知ってもらうきっかけづくりができるでしょう。
手作り石鹸資格を学べる通信講座はこちら
手作り石鹸の資格取得のためには、通信講座が効率的です。
通信講座であれば、初心者からプロになるまでの十分な知識を身に付けられます。
家事や仕事で忙しく、通学は難しくとも、自宅での勉強であれば可能という方は多いでしょう。
コールド・プロセスソープマイスターW資格取得講座|諒設計アーキテクトラーニング
諒設計アーキテクトラーニングには、「コールド・プロセスソープマイスター」、「石鹸アーティスト」の2つの資格が同時に取得できる講座があります。
在宅で勉強できる上に短期集中すれば約2ヶ月で取得可能、初心者の方でも約6ヶ月で卒業可能です。
講座は「基本講座」と「スペシャル講座」の2つが用意されています。
講座の種類 | 受講料 | 期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
基本講座 | 59,800円 | 6ヶ月(短期集中で約2ヶ月) | 添削5回 試験に合格で2つの資格取得可能 |
スペシャル講座 | 79,800円 | 6ヶ月(短期集中で約2ヶ月) | 添削5回+卒業課題1回 試験免除で2つの資格取得 |
確実に資格取得を目指すのであれば、スペシャル講座がおすすめです。時間が無い人でも、確実に資格取得ができます。
2つの資格取得ができれば、手作り石鹸のプロとして講師活動する際も有利です。開業を考えている方は、セミナーや教室の開催など開業時にも役立てられますよ。
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手作り石鹸資格取得講座|SARAスクールジャパン
SARAスクールでも「コールド・プロセスソープマイスター」、「石鹸アーティスト」の2つの資格が取得可能です。
「基本コース」と「プラチナコース」の2つのコースが用意されています。
講座の種類 | 受講料 | 受講期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
基本コース | 59,800円 | 6ヶ月(短期集中で約2ヶ月) | 添削5回 試験に合格で2つの資格取得可能 |
プラチナコース | 79,800円 | 6ヶ月(短期集中で約2ヶ月) | 添削5回+卒業課題1回 試験免除で2つの資格取得 |
「基本コース」は講座を受講後に資格試験を受験して資格取得ができます。受験料は各試験10,000円で受験します。短期集中すれば約2ヶ月で資格習得が可能です。
「プラチナコース」は試験免除で2つの資格を習得できます。確実に資格取得をしたい方は「プラチナコース」がおすすめです。
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