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福田萌さんの育児奮闘記に学ぶ! 今から知っておきたい「夫婦円満の子育て」とは?

水野久美(フリーライター)

育児って自分にまったく余裕がなくなるの? 夫婦仲は変わっちゃう? いつかはママになりたいけど、あれこれ不安がつきものですよね。そこで、タレントの福田萌さんが育児に奮闘する日々を赤裸々に綴った大人気ブログに書き下ろしを大幅に加えて書籍化した『福田萌のママ1年生日記。』より、夫婦円満の子育てをご紹介。等身大の育児の悩みや克服体験、夫・オリエンタルラジオの中田敦彦さんとの真剣トークにも注目です!

福田萌さんは2013年7月、予定より1カ月早い早産で女の子を出産。ママになるまでは「努力がすべて」という信念で突き進んできたそうですが、実際にママになってみると「母乳もあげたし、おむつも替えたのにどうして泣き止まないの?」「手をかけて作った離乳食をどうして食べないの?」など、今までの経験や自分のがんばりが報われず、“子育てという正解のないミッション”に戸惑ったそう。

とくに娘さんが1歳になり、断乳をしたころのこと。萌さんは肩の荷が下りた安堵感と同時に寂しさやホルモンバランスの崩れなどから、モヤモヤやイライラが募って旦那さんにあたってしまうことも……。当時は旦那さんが3カ月間休みなく働いていたこともあり、ひとりで子どもと向き合う状況が続いていたそうです。

そんな中田家の“断乳八つ当たり事件”が解決したきっかけは、「ママの孤独も少子化も、すべて男性の長時間労働が問題」という、ワーク・ライフバランス社の代表・小室淑江さんの記事だったとか。萌さんが旦那さんにその記事を見せたところ、中田さんはすぐにマネージャーに連絡をして週1の休みをもらえるよう交渉してくれたそうです。

中田さんは「自分が稼ぐことで妻がラクになると思っていたけど、萌が、というよりママたちが求めているのはそこじゃなかった」と気づいたのだとか。妻の孤独を理解し働き方を変え、積極的に子育てに関わってくれるようになったそう。

萌さんも全国のパパに向けて「社会でも、保育所でもなく、シッターさんでもなく、あなた(旦那さん)に! そばにいてほしいんです。力になってほしいんです」とブログに綴り、ママたちの大きな共感を呼びました。萌さんは本書で次のように振り返っています。

「丸3年夫婦をやってきて、選ばれた運命の2人が夫婦になるのではなく、お互いを尊重し相手に形を合わせていくのが夫婦なのではと思うようになりました。我が家の基本方針は『夫婦円満』。この方針さえ忘れなければどんな困難も乗り越えられるし、子どもも安心してすくすく育っていくはず」

つい一生懸命になりすぎて“がんばらないことがヘタクソ”だという萌さん。自分への心構えとして「完璧でなくていい/ありのままの自分でいい/自分を大切にしていい/楽しんでいい/感情を表現していい/辛いときは辛いと言っていい/自分のペースでいい」という、気持ちがほわっと軽くなるアドバイスをスマホに保存して意識しているそうです。

夫婦間のコミュニケーションと、ひとりでがんばりすぎないことが育児の大きなポイントかも。近い将来の参考に読んでおきたいものですね。また、本書にはそんな等身大のエピソードや離乳食レシピなども満載なので、友だちの出産祝いに添えるのも喜ばれそうです♪

参考文献:福田萌 著『福田萌のママ1年生日記。』(扶桑社)

(水野久美)

※この記事は2015年09月14日に公開されたものです

水野久美(フリーライター)

フリーライター。トラベル系。愛知県出身。編集プロダクションで旅行情報誌の取材撮影、執筆を経てフリーに。バックパッカー女子ひとり旅で世界30ヶ国以上を放浪。現在は、旅関連の書籍やコラム執筆などを手がける。著書に『いつかは行きたいヨーロッパの 世界でいちばん美しいお城』(大和書房)など。●Webサイト(http://kumi.me

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