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貯金できない一人暮らし社会人必見。手取り15万でもOKの貯金方法

續 恵美子/エフピーウーマン(ファイナンシャルプランナー)

こんにちは! ファイナンシャルプランナーの續 恵美子です。

順番を気にせず好きな時間にお風呂に入れたり、ストレスがたまれば食事代わりにスイーツをたくさん食べてみたり……日々の生活のなかで感じる一人暮らしの喜びはたくさんありますよね。

しかし、お金の面では厳しい話もよく聞きます。

「少ない手取りから生活費を支払ってしまうと貯金ができない」という相談を受けることも少なくありません。

そこで、世間の一人暮らし女性の貯金事情を調査しながら、低収入でも貯金できる方法を考えてみましょう。

一人暮らし社会人女性の貯金事情とは?

世間の一人暮らしをしている社会人女性はどれくらい貯金しているのでしょうか。22歳~34歳の働く女性に、毎月どれくらい貯金しているか質問してみました。

一人暮らし社会人女性の毎月の貯金額

Q.一人暮らしで毎月いくら貯金していますか?
第1位「4万~6万円未満」(33.4%)
第2位「2万~4万円未満」(28.0%)
第3位「0~2万円未満」(19.0%)
第4位「6万~8万円未満」(10.5%)
第5位「8万~10万円未満」(6.7%)
第6位「10万~12万円未満」(1.4%)
※有効回答数188件 。単数回答式。
※四捨五入の関係で100%にならないことがあります

3割強の一人暮らし女性が「4万~6万円未満」という回答。

また、6万円以上の人が2割弱もいることには感心します。

どのようにして貯金できているのか、みなさんに貯金方法を教えてもらいました。

一人暮らし社会人女性が実践している貯金方法

自動積立で強制貯金

・「給与口座から自動引落になるようにしている」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

・「自動積み立てで毎月5万円。さらにボーナス全額」(33歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

・「積み立てしている」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

金額を決めて、毎月強制的に積立てていくのは貯金の鉄則です。

一人暮らしで生活費にお金が飛んでしまいがちだからこそ、強制的に貯金をしていくことが望まれます。これがきちんと実践されているのは立派です。

使えない口座を作って先取り貯金

・「毎月の給料から、あらかじめ預金している」(23歳/その他/事務系専門職)

・「先に貯める口座へ入金する」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「普通預金だといつでも使ってしまえるので、株や外貨預金にして使えないようにする」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

せっかく貯金をしても、ちょくちょく払い出すようでは一向に貯まっていきませんから、手をつけられないように預け先を工夫するのはいい方法です。

ただし、予期せず緊急でお金が必要になることも考えておきましょう。

定期預金や投資性商品にお金を集中させるのではなく、生活費の6カ月程度は流動性の高い預貯金に預けるなど、預け先を分散させることも大切です。

お弁当や自炊で食費を節約!

・「お弁当と水筒持参」(28歳/自動車関連/事務系専門職)

・「なるべくお弁当を作る。ほしいものがあったら10日考えて、まだほしかったときに買う」(25歳/不動産/事務系専門職)

・「外食はなるべくしないようにしている」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

食費はすぐに節約効果が出るものです。

一回あたりの節約金額は数百円程度でも、月にすると数千円~数万円になることもあります。

その分を貯金に回すことができるなら、年間十万円単位で貯金が増えていくことになりますね。

一人暮らしかどうかに限らず、多くの人に真似してほしい方法です。

無駄使いを慎んで、賢く消費

・「ウィンドウショッピングをしない」(32歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「自分のほしいと思ったものでも一考してから買うこと。テレビなど、大きすぎてもしょうがないので小さいものを選ぶなど」(22歳/情報・IT/技術職)

衝動買いを防ぎ、無駄使いしないための効果的な方法です。

自分にとって必要なものと必要でないものの区別ができ、賢いお金の使い方をされているようですね。

とにかく節約&我慢

・「とにかく節約する、我慢する」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

・「『毎月○万』と金額を設定しているとプレッシャーになるので、日々節約に努め余ったお金を丸ごと貯金に回すようにしています」(31歳/小売店/秘書・アシスタント職)

買いたいものを我慢したり、節約に努めたりする姿勢は立派です。

しかし、我慢のしすぎは、なんのためにがんばってお金を稼いでいるのだろうといった脱力感を生み出すこともあります。

無理をしない程度の金額を決めて貯金に回し、残った中で節約に努めながら自分にとってベストなお金の使い方を考えてみましょう。

もちろん貯金がベストだと思えば、余ったお金を全部貯金してもいいですよ。

次ページ:一人暮らし社会人女性の貯金の目安とは

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