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部下に厳しい上司の心理とは?―上司の「保身」と「愛情」を見抜くコツ

会社で働いている人にとって、上司との関係性は、非常に重要です。関係が良ければ、仕事もしやすく、関係が悪い時には、仕事も滞りがちです。できれば良い関係を築きたい!と思いますが、中には、部下に厳しく、とっつきにくいタイプの上司もいるのではないでしょうか。

【デキる上司、ダメ上司……あなたの上司のマネジメント力は何点?】

そんな上司の心理を知って、対策を練りましょう。

目標を高く設定する上司

部下に厳しい上司に、企画書を提出するときには、思わず緊張する方も多いのでは? 自分が頑張って作ったものに、ダメ出しされるのは、やはりつらい! しかし、この「ダメ出しの仕方」から、上司の心理をうかがい知ることが出来るのです。

まずは、目標を高く設定する上司についてです。企画書を提出した時に「ここをもっとこうしろ。至急作り直せ」と、さらに高いレベルを要求する上司はいませんか? そうした上司が、このタイプ。「至急作り直せ」という厳しさに目が行きがちですが、注目すべきは、上司が、企画書の悪い点を具体的に指摘し、改善を求めている点です。

これは、部下に仕事を教えようと頑張る、上司の愛の鞭である可能性が高いのです。

なかなかOKを出さない上司

同じ「企画書の再提出」を求める上司の中には、「とにかくダメ。別のものをもってこい」と、曖昧な指示をする上司もいます。どんな企画書を持って行っても、なかなかOKを出してくれない上司は、やはり「厳しい上司」です。

しかし、上のタイプとは考え方に大きな違いがあるのです。

このタイプの上司は、何よりも「自分の保身」を重視します。ダメ出しをする理由も、もちろん保身。度重なるダメ出しの中で部下が勝手に失敗してくれれば、自分はしっかりと仕事をしている体を装いながら、ミスを部下に押し付けることができます。

部下を育てようとするどころか、部下が失敗するのを望んでいるのです。

上手くやっていく方法は?

出来れば良い上司の元で仕事がしたい! しかし残念ながら、上司を自分で選ぶことは出来ません。厳しい上司、タイプ別の対応法を身に付け、上手な付き合いを実践しましょう。

まず、愛のムチタイプの厳しい上司に接するときには、思い切って自分の意見をぶつけ、相手の意見を聞きましょう。企画書を直せ!と言われたら、シュンとしてしまいがちですが、相手には「自分を育てようとする気持ち」があることを忘れてはいけません。

自分の目的、何が至らなかったのか、アドバイスを求めてみてはいかがでしょうか。素直に頼ることで、相手の素顔を覗けるかもしれません。

一方、保身重視タイプの厳しい上司に接するときには、さらに注意が必要です。まずは、自分の企画書のダメな点について、謙虚にアドバイスを求めてみましょう。それに対する答えが要領を得ない、一貫性がない場合には、要注意上司である可能性が高まります。

言うことを全て真に受ける必要はありません。何度もやり直しをしているうちに、自分の良ささえ無くしてしまうこともあるからです。自分までダメにしないため、注意しましょう。企画書のダメな点については、上司以外の方の意見も参考にするのがおすすめです。

もし、自分の意見の方が正しい!と思う時には、同僚を味方につけ、数で押し切る必要もあるでしょう。

まとめ

「厳しい上司」にも、「愛があるタイプ」と「自分のことしか考えていないタイプ」があり、対応法もそれぞれ異なります。まずは、上司の厳しさが、何を表しているのか、探ってみてください。

※この記事は2013年11月18日に公開されたものです

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