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上司の真似をする人の、実は尊敬していない心理とは?「脅迫観念」

あなたの職場には、上司の真似をする同僚はいませんか? 単純に考えれば、「尊敬している相手だからこそ真似をしている」と思いがちです。しかし、実は、そうではないケースもあるようです。上司の真似に表れる、部下の心理とはどのようなものなのでしょうか。

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何のために真似をする?

新人が仕事を覚えるときに、出来る上司の行動や仕事ぶりを真似し、自分のスキルとして取り入れることは非常に有効な方法です。まずは人のやり方を模倣し、その後、自分のやり方を模索していくというのは、効率が良いと言えるでしょう。

また、一般的には「魅力的な相手だからこそ、真似をしたい」と思うことも多いもの。上司への親しみの感情から、行動を真似していると考えるのは、ごく普通のことだと言えます。

また、自分の真似をして、一生懸命仕事を覚えようとする部下は、上司から見ても「可愛いもの」なのかもしれません。真似から、上司との関係を円滑にできる可能性も否定できません。

これが、一般的に考える「真似という行動に表れる心理」だと言えるでしょう。

強迫観念

しかし一方で、「上司から、可愛いヤツ」と思われるために、あえて行動を真似ようとする方も少なくありません。確かに、上司に気に入られれば、仕事がしやすい状況も増えるでしょう。上司と同じ行動をとることで、食い違いを防ぎ、関係を円滑にしようとしているのです。

もちろんこうした感情は、決して珍しいものではありません。嫌われるより、好かれたい!と思うのは、ごく当たり前のことです。しかし、真似がエスカレートしてしまっているような場合には、「上司に好かれたい」と言う気持ちが「好かれなければ」という強迫観念になってしまっていることもあるのです。

上司への本当の気持ちとは

「上司に好かれなければ」という強迫観念は、実は「上司を恐れる気持ち」から発生します。上司のことを恐れ、叱責のターゲットにされないために、あえて上司と同じ行動をとっていると考えられます。「真似をする」という行為は、一見「尊敬」から発生しているように思えますが、「恐怖」や「憎しみ」から、自分の身を守るための方法だともいえるのです。

上司の真似をする同僚の心の中には、上司への屈折した感情が潜んでいる可能性もあるようです。好意からの真似なのか、悪意からの真似なのかは、普段の行動をさりげなくチェックすることで、きっと見えてくるはずです。

上司を真似する人の心理を、こっそり分析してみては?

※この記事は2013年11月18日に公開されたものです

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