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常に断定口調で話す人の隠された本性とは?「スネ男タイプの人間への対処法」

あなたの周りには、いつも偉そうな態度をとっていたり、断定的な口調で話したりする人はいませんか? そのくせ、自分の上司が近づいてくると妙に媚びへつらっていたりして……ちょっと何なのこの人!?という思いを抱えたことのある人も多いでしょう。

【高圧的な口調の人への対処法「とにかく褒めて持ち上げる」】

今回はそこに隠れた心を探ってみます。

実写版「大人のスネ男」

「虎の威を借る狐」などのことわざでも例えられていますが、強いものには絶対に服従、なのに自分より下と思われる相手には妙に偉そう。そんな人はどこの集団にも一人や二人いるものです。まるで、あの国民的マンガに登場する「スネ男」そのもの! ジャイアンにはペコペコと頭を下げるのに、のび太には常に上から目線の言葉と態度で迫ってきます。

このスネ男のような態度は、心理用語で言う「権威主義的性格」の典型的なパターンと言えるでしょう。「権威主義的性格」とは、自分より強いものには従順に、反対に自分より弱いと感じる相手には強圧的な態度をとる性格をいいます。

また、善か悪か、白か黒か、敵か味方かという判断をつけることを好み、自分が所属しているグループへの帰属意識が高いのも特徴です。さらに人を内面で判断するのではなく、地位やお金、階級など人間の外側の部分で判断する傾向も強くあります。

これはまさしく「スネ男」そのものですね。

周りに「スネ男」がいたら?

さて、こんなスネ男タイプの人、あなたの周りにはいませんか? 彼らには、スネ男にとってのジャイアンのように、強力な後ろ盾が存在しています。ジャイアン的存在の人に「後ろ盾になってやっている」というつもりはなくても、スネ男タイプの人は「ジャイアンがこう言っていたから」と自分の言動の根拠とすることが多いのです。

しかし、そこには自分自身の思考ではなく「この人に従いたい」という意思しかありません。どうやら自分自身に対する自信のなさが、「強い人について行く」ことを選ばせているようです。そして、その自信のなさから来る心の不安が、弱い者への高圧的な態度となって噴出しているのです。

自信のない気持ちとバランスを取るかのような強い態度に戸惑ってしまうこともあるでしょう。それならいっそのこと「この人はスネ男くんなんだ」と認めてしまった方が、自分自身も割り切って接することができそうです。

※この記事は2013年11月18日に公開されたものです

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