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簡単に人をやる気にさせる方法「ゴールまでの距離を見せる」

あとどの位頑張ればいいのかがわからないために、途中であきらめてしまったことってないでしょうか?仕事で部下を頑張らせたい時にも、「どこまで頑張ればいいのか」を明確にしてあげることは大事です。そこで、効果的なゴールの決め方をチェックしてみました。

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ゴールは遠いほうがいいか?近いほうがいいか?

部下を頑張らせたい時、目標設定としてゴールは遠いほうがいいのか、近いほうがいいのか迷ってしまうことも多いはず。部下の性格や、仕事の傾向によっては、ゴールの距離を変えたほうがいいこともあります。具体的には、ゴールの決め方は下記のように設定すると効果的です。

(ゴールを遠く設定する場合)…今まで全くやったことがないジャンルや、経験がないジャンルに挑戦してもらう時など、仕事について間もない人には遠いゴールを設定するのが効果的です。「一生懸命やろう」、「できる限りやろう」など、ゴールを曖昧にすることで、未経験のジャンルに挑む時の不安や、過度なプレッシャーをやわらげることができます。

(中距離にゴールを設定する場合)…コツコツ頑張るタイプに効果的なのが、中距離のゴールです。この場合、毎日どのくらい努力や成績を積み上げていくことで、中距離ゴールに到達することができるのかを、明確にしてあげるとさらにやる気を引き出すことができます。

(近距離にゴールを設定する場合)…集中力が持たないタイプ、飽きやすいタイプに効果的なのが、近距離に設定したゴールです。すぐにゴールに到達するため、毎日の仕事に達成感を感じやすくなり、集中力を持続させやすくなります。

近距離~中距離ゴールに挑ませる場合、プラスして「目標を明確」にしてみよう

近距離~中距離ゴールに挑ませる場合、具体的に「何をもって達成とするか」を明確にしておくと、部下がゴール達成のために「何をすればいいのか」が把握しやすくなり、アクションを起こしやすくなります。

中距離の場合は、ゴール達成期限を比較的長めにとってあるため、中だるみしやすくなります。そのため、ゴールまでの目標達成段階をグラフ化してわかりやすく見せたり、ひと月ごとの成果をグラフで比較したりして、「目標達成までにどの位の努力が必要か」をわかりやすくしてあげると、今何をしなければいけないかが把握しやすくなります。

近距離の場合は、ゴールの達成期限が短いため、時間対効果の効率で評価することが大事です。短い期限の中で、どの位達成できたかを把握してもらうことで、どのような行動が良い成果に結びつくのかを把握してもらいやすくなります。また達成してきたものの積み重ねを見せることで、自分がどの位成長したのかがわかり、部下のやる気につながります。

遠い距離にあるゴールに挑ませる場合、経営目標に沿って評価すること

「一生懸命やる」「がんばる」など、曖昧な遠いゴールに挑ませる場合は、どうしても評価基準があいまいになり、やる気やモチベーションを維持できなくなることがあります。

遠い距離のゴールに挑ませる場合は、部下の行動が経営目標や経営指針に沿っているかどうかなど、部下の芯や軸がぶれていないかどうかを確認し、評価してあげることが大切です。また評価しながら、部下の性格や傾向などを把握し、今後の目標設定をどうするか見計らっていきます。

部下が自分の役割は何か、成果を上げるためには何をすればいいのかが次第にわかってきたら、中距離、近距離の目標に挑ませていきましょう。

どこまで頑張ればいいのか、ゴールが見えれば、人は最後の力まで振り絞ることができます。ぜひ、部下が100%の力を振り絞れるような、ゴールを設定してみてくださいね。

※この記事は2013年09月05日に公開されたものです

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