仕事中ずっとしゃべってる人がストレス! 立場別の対処法7選
仕事中にずっとしゃべっている人にストレスを感じても、「注意したら人間関係がギクシャクするかも……」と考えてしまい、中々対処できませんよね。
しかし、静かな環境で業務に集中したいと考えている人も多いはず。
そこで今回は、仕事中にずっとしゃべっている人の心理と、立場別での対処法を解説します。業務中の私語で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事中にずっとしゃべってるのはなぜ? 3つの心理
なぜ仕事中にしゃべってばかりいる人が存在するのでしょうか? その理由が理解できれば、少しはイライラが抑えられるかもしれません。
まずは、仕事中にずっとしゃべっている人の心理を見ていきましょう。
(1)しゃべりすぎている自覚がない
よくしゃべる人は基本的に社交性が高い傾向にあり、周囲との会話はコミュニケーションの一環だと思っているだけの可能性があります。
社内の人間関係を円滑にするための処世術だったり、情報収集のための手段だったり、意図は人それぞれでしょう。
彼らは無駄話をしているつもりがないので、周りの人を困らせるほど自分がしゃべっていることに気づいていないのです。
(2)仕事のやる気が起きない
仕事にやる気や、やりがいを感じられず、退屈な勤務時間をやり過ごしたいという心理からずっとおしゃべりをしているケースもあります。
このような場合は、業務に対するモチベーションと集中力を高めない限り、解決は難しいでしょう。
(3)他者から認められたい
中には、他者から認められたいという思いからずっとしゃべっている人もいます。
「自分は頑張っている」「こんなにすごい」と、周囲の人に知ってもらいたいのでしょう。自分をアピールし、職場での自分の価値を高めたい心理の表れといえます。
この時、本人は気持ち良くしゃべっていることが多いため、周囲に迷惑が掛かっている状況に気づけないのかもしれませんね。
仕事中にずっとしゃべってる人への対処法 【自分が上司の場合】
仕事中にずっとしゃべっているのが部下であっても、厳しく叱責しすぎると相手を萎縮させてしまう可能性があるため、慎重な対応が必要です。
ここからは、自分が上司の場合の対処法を紹介します。
(1)しゃべりにくい席へ席替えをする
仕事中にずっとしゃべっている人への対処法として有効なのが、席替えです。こうすれば部下に威圧感を与えず解決できるでしょう。
例えば、おしゃべりしている人の席を、話しやすい人や話を聞いてくれる人と離れた場所に移すのがおすすめ。外出が多く、離席する時間が長い人の近くに変更するのも効果的でしょう。
(2)新しい業務を任せる
中には、業務量が少なくて手持ち無沙汰になり、退屈しのぎに人に話し掛けているケースも。また、業務のマンネリ化による気の緩みもおしゃべりにつながります。
この場合は、新しい業務を任せてみましょう。配置換えをするのも1つの手。仕事への緊張感が芽生えれば、おしゃべりする余裕がなくなり、業務に専念するようになるはずです。
ただし、むやみやたらに仕事を押し付けたり、遅くまで残業しなければならないほどのハードワークになったりしてしまわないよう、上司としてきちんと配慮する姿勢が大切。
部署異動の場合は、できれば事前に面談をして部下の気持ちも確認してあげてくださいね。
(3)他部署からクレームが来ていると注意する
自分が部下を責めていると感じさせないために、他の人からクレームが来ていると伝える方法もあります。
例えば、「他部署やお客さまから私語が多いと注意を受けた」と伝えれば、おしゃべりを控えるようになるかもしれません。
仕事中にずっとしゃべってる人への対処法 【自分が同僚・部下の場合】
ここからは、自分が同僚・部下の場合の対処法を紹介します。
(1)イヤホンをして会話を聞かないようにする
仕事中にずっとしゃべっている上司や同僚がいて業務に集中できない場合は、イヤホンをするのがおすすめ。これにより周囲の会話がそこまで気にならなくなるはずです。
また、話し掛けにくい雰囲気も演出できるため、おしゃべりに付き合わされる頻度も減り、業務に集中できるようになるでしょう。
ただし、周囲に良い印象を与えなかったり、イヤホンが禁止されている職場もあったりするため実践する際は注意が必要です。
(2)なるべく早く話を切り上げて業務に戻る
親切な人や優しい人は、相手の話を丁寧に聞いてあげる傾向があります。もしあなたが仕事中に彼らの話を聞き続ければ、話題が次々に広がって止まらなくなってしまう可能性も否めません。
自分のためにも周囲のためにも「今は仕事中」と割り切り、盛り上がる前の早い段階で話を切り上げて業務に戻るようにしましょう。相手に嫌な思いをさせたくない場合は、自分の業務を理由にするのがおすすめですよ。
(3)関わらないように距離を置く
仕事中にもかかわらずしゃべり続ける上司や同僚の相手をするのは業務に支障を来し、ストレスにもなりますよね。特に、「話を聞いてくれる人」として認識されれば、話し掛けられる確率も高まるでしょう。
そのため、仕事中は必要最小限の会話のみ対応するようにし、自分からは話をしないよう心掛けてみてください。
相手が上司であれば、常に敬語で応対して一定の距離間を保ち、仲良くなりすぎない態度が必要ですよ。
(4)さらに上の立場の上司に相談する
注意するのが難しい相手が仕事中にずっと話し掛けてくる場合は、さらに上の立場の上司に相談するのも有効です。
悪口を言ったり感情的になったりせず、冷静に具体的な影響や困っている点を伝えましょう。その上で、席替えや職場のルールをきちんと整えてくれるようお願いすれば、上層部が改善のために動いてくれるかもしれません。
仕事中ずっとしゃべってる人とは距離を置いて業務に集中しよう
仕事中にずっとしゃべっている人が近くの席にいると、集中できず業務に影響が出る可能性があります。
そのような場合は、イヤホンをしたり、相手と距離を置いたりして、自分で対処できる方法を1つずつ試してみましょう。
それでも解決しない場合は、上司に相談する、職場のルールを見直すなど、他の人の力を借りるのも有効です。より良い労働環境を整えるためにも、1人で悩まずに職場全体の問題として改善を図ってみてくださいね。
(LIB_zine)
※画像はイメージです
※この記事は2024年08月05日に公開されたものです