バチェロレッテは「私のための旅」。3代目バチェロレッテ・武井亜樹が明かす“ピュアな素顔”と旅への思い

親友からお墨付きのピュアさと、異性の前で素直になれないギャップ

――亜樹さんのこれまでの恋愛観・結婚観についても教えてください。

私、恋愛に関してはけっこうピュアなタイプだと思うんです。結婚して家族を作ることにも強い憧れを持っていましたし、恋愛観も結婚観も、堅めの価値観を持っていると思います。最初は、こんな私に合う人がいるか不安でした。

――たしかに、異性との付き合い方も、バチェロレッテとしての旅への向き合い方も、とってもピュアで真摯ですよね。

亜樹は本当にピュアだねって、親友たちにもよく言われます（笑）。親友たちは付き合いが長いので本当の自分をさらけ出すことができるけれど、初対面の男性にはなかなかそういう自分を出すことが難しくて……。そこが、私の恋愛的な課題でもありました。あと、弱音や愚痴を人に言うのが苦手で、お付き合いしている男性を不安にさせてしまうことも多かったです。不安なことがあっても、相手にはなかなか言えないんです。

――ご自身の中で、ストレスを溜めてしまうということでしょうか。

自分でも気づかないうちに貯め込んで、爆発してしまったこともありました。私は仕事で何かを達成しようとする時、つらい時間があるのは当たり前だと思っています。でも、私の人生で仕事は大きなウェイトを占めていることもあって、恋愛だけ切り分けて素直になるのは難しくて。流行りのMBTI診断では「論理学者」なのですが、恋愛は苦手な人が多いみたいですね（笑）。

――今回の旅では、亜樹さんらしく素直に振る舞うことができましたか？

きっと男性たちも不安だし、かっこつけたりしちゃうこともあるでしょうから、せめて私は自分の気持ちに正直であろうと思っていました。まずはしっかり自己開示して、思ったことをはっきり伝えるようにしました。私の気持ちを聞いて、男性たちも自身をさらけ出してくれて、絆が生まれた瞬間もあったと思います。

――恋愛において、素直であることは大切だとは分かっていながらも、それがなかなかできないという気持ちも、共感できます。

私の場合、誰かに共感してもらってはじめて、自分の気持ちに気がつくこともあります。女友達と話をしている時に「つらかったね」と言われてから、自分でも「そうだったのかも」って思える（笑）。でも、そうやって誰かが本当の私を見つけてくれた時は、すごく嬉しいです。

――恋愛においても、本当の自分を受け入れてくれるかどうかを重視しているのでしょうか。

そうですね。同時に相手にも、本当のあなたを見せて欲しいと思っています。

バチェロレッテの旅ではなく「自身のパートナーを探す旅」

――今回の旅を通して、恋愛観や結婚観に変化はありましたか？

結論から言うと、いい意味で自分らしさを受け入れることができたので、価値観の変化はありませんでした。旅に行く前は、年齢とキャリア、この2つを重ねていく中で、自分と同じ気持ちを持って同じ方向に歩いてくれる人はもう見つからないんじゃないかと、不安が膨らんでいました。

だけど、私らしい恋愛観・結婚観をさらけ出した上で自分に賛同してくれる男性が世の中にいると知って、むしろ自分を肯定することができました。

――最後に……今回の旅に、自分なりのタイトルをつけるとしたらなんですか？

「等身大で駆け抜けた旅」かな。最後の1人に選んだ人と旅が終わってから一緒に過ごすのは、私自身だから。バチェロレッテという肩書に引っ張られず、私自身が自分のパートナーを探す旅として楽しみました。バチェロレッテらしさにはこだわらず、自分らしくやることができたので、満足しています。

※この記事は2024年06月24日に公開されたものです