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早口な人の特徴と心理とは? 他者から見た印象と改善する方法を紹介!

にほんご倶楽部

早口な人は情報を素早く伝えられる一方で、聞く人によっては聞き取りづらい場合があります。他にも、まくし立てるイメージやせっかちな印象を抱く人もいるかもしれません。

今回は、早口になってしまう人の特徴と心理、他者から見た印象、ゆっくり話す方法を紹介していきます。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

早口な人の特徴と心理

早口な人にはどのような特徴や心理があるのでしょうか。

(1)頭の回転が早い

早口な人は頭の回転が早く、次々と考えが浮かんでくる傾向にあります。会話をしながら次に言うべきことが既に頭にあるため、つい早口になってしまうのです。

しかし、一方的に話すだけで相手に内容が伝わっていなければ意味がありません。聞き手側への配慮ができていないと、まくし立てられているような印象を抱く人もいるでしょう。

(2)せっかちな性格

早口な人はせっかちな一面があり、やるべきことを早く終わらせたいと考えている人が多いです。

相手の話に十分に耳を傾けていなかったり、急かすような相づちをしていたりすると「早く会話を終わらせたいのかな?」と失礼な印象を与えてしまう可能性もあるかもしれません。

(3)自分に自信がない

自分に自信がなくてつい早口になってしまう人もいます

人前で話すのが苦手で「早く喋ってこの場を切り抜けたい」と思っていたり、他者から口を挟まれないうちに意見を言い切りたいと感じていたりするのです。

(4)自分の意見を通したい

早口な人の中には、「自分の主張を聞いてほしい」「自分の意見を通したい」という自己主張が強い人も

このタイプは、相手の話を聞くより自分の意見が優先だと考えているので、まくし立てるような話し方になる傾向があります。

言い方によっては、周囲にプレッシャーを与える口調になってしまうこともあるでしょう。

(5)緊張しやすい性格

緊張しやすい性格の持ち主も、つい早口になってしまうことがあります

面接やプレゼンなど、プレッシャーを感じる場面で「早く終わらせたい」という焦りが話すスピードに表れてしまうのです。

良い? 悪い? 他者から見た早口な人の印象

では、早口な人は他者から見たらどのような印象なのでしょうか。

(1)エネルギッシュで頭がいい

早口な人の中でも切れ味のあるトークを得意としている場合は、周囲に「頭の回転が速い元気な人」という印象を与えるでしょう。

次々と言葉が浮かんでくるのは、それだけ知識があるからだと思われているのです。

特に、喋るのが好きなタイプであれば、彼らのいる打ち合わせや会議は明るい雰囲気で行われることが多いでしょう。

(2)落ち着きがなくて疲れる

早口で喋る人は、落ち着きがない印象を持たれやすいです。

次から次へと話が続くので、聞き手側は会話の内容を理解せずに置いていかれてしまう可能性も。また、急かすような相づちをしてしまうことも多く、威圧的な姿勢に「疲れる」と感じる人もいるようです。

特に、会話のテンポが合わない人からはネガティブな印象を抱かれやすいでしょう。

(3)自信がなさそう

早口な人の中でも、覇気がなく、声が小さい人は自信のない人に見られがち

「少しでも早く場を切り抜けたい」という思いが相手にも伝わって、ネガティブな印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。

早口になってしまう癖の直し方

ここからは、早口を直す方法を紹介していきます。

(1)他人に指摘してもらう

早口な人は無意識になってしまう人が大半です。他人に「もっとゆっくり喋ってほしい」と言われてようやく気づくことが多いもの。

そのため、聞き役がいるのであれば、事前に「早口な時は教えて」と協力してもらうと良いでしょう。

(2)コミュニケーションセミナーに参加する

早口を意識的に直すのは大変です。そこで、コミュニケーションセミナーに参加して、理解されやすい話し方のレクチャーを受けるのも良いでしょう。

適切なトレーニング方法を学ぶことで、聞き取りやすい会話を少しずつ身に付けられますよ。

(3)伝えたいことを話す前に整理する

早口を直す方法として、会話の前に伝えたいことを整理しておくのもおすすめです。

要点を絞った内容を箇条書きでメモしてみたり、事前に頭の中でシミュレーションをしたりなど、話す内容を整理することで落ち着いて話すことができるようになるはず。また、自分の意見に自信を持つことにもつながります。

思いつきで会話をすると早口になりやすいため、準備した通りに進めることが大切ですよ。

早口な人は相手目線で会話をすることを意識してみて

早口な人は頭の回転が速く、知的な印象を受ける一方で、相手のことを考えずに物事を伝えてしまうせっかちな一面もあります。

無意識に話すスピードが速くなってしまっている可能性が高いので、すぐに直すのは難しいかもしれません。しかし、相手目線で会話をすることを意識すれば、改善の余地はあります。

本記事で紹介した方法も参考にしながら、少しずつ落ち着いて話すことを心掛けてみましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年04月19日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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