「使用」と「利用」の違いとは? 使い分けを例文とともに紹介
「使用」「利用」の類語・言い換え表現
最後に、「使用」「利用」の類語や言い換え表現を紹介します。
(1)「用いる」
「用いる」は「用にあてて使う。使用する(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味です。「用いる」も「使用」と同様に、「単純に対象物を使う」といったニュアンスを持ちます。
また、「用いる」は「新しい方法を用いて作業を進める」というように、形がないものに対しても使えます。
(2)「活用」
「活用」は、「物や人の機能・能力を十分に生かして用いること(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味です。「機能や能力を生かす」という意味があるため、「利用」に近い使い方ができます。
(3)「運用」
「運用」は「そのもののもつ機能を生かして用いること(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味です。形がないルールや制度に関して「今後はこのルールで運用していこう」といった使い方をすることもできます。
「使用」と「利用」は場面に応じて使い分けよう
「使用」は「単純に対象物を使う時」、「利用」は「対象物の特徴を生かして使う時」に用いるのが一般的。似た意味を持つ言葉ですが、2つの言葉には微妙なニュアンスの違いがあるのです。
「使用」も「利用」もプライベートだけでなくビジネスシーンでも頻出のワードなので、正しく使い分けられるよう、意味や使い方を理解しておきましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2024年02月20日に公開されたものです