「先日はありがとうございました」の正しい使い方とは? 例文や言い換え表現も解説
「先日はありがとうございました」の言い換え表現
ここからは、「先日はありがとうございました」と同じようなニュアンスを持つ言い換え表現を紹介します。ぜひマスターして、シーンに応じた使い分けをしてみましょう。
(1)「先般はありがとうございました」
「先日はありがとうございました」は、「先般はありがとうございました」に言い換えが可能です。
「先日」は過去の日付、「先般(せんぱん)」は過去の出来事に重きを置いているという違いはあるものの、「この間」といった意味合いは同じ。
また、「先般はありがとうございました」の方がかしこまった丁寧な言い回しになるため、上司や目上の相手に向けて使うのに好適です。
その反面、同僚や部下にはやや適さない表現となることを覚えておきましょう。
(2)「その節はありがとうございました」
「その節はありがとうございました」は、口頭だけでなくメールなどの文章にも多く使用され、「先日はありがとうございました」と同様なじみがある表現ではないでしょうか。
「その節」は「先日」と同じように、少し前までの出来事を指します。
以前仕事でお世話になった相手に再会した時などに、あいさつとして「その節はありがとうございました」と述べると良いでしょう。
「先日はありがとうございました」は過去の出来事に対し感謝を伝える言葉
「先日はありがとうございました」は、過去の出来事に対して改めて感謝を伝える言葉です。
「先日」がいつまでを指すかという明確な定義はなく、少々曖昧な表現でもありますが、1カ月ほど前までとどめておくと良いでしょう。
今回紹介した言い換え表現も含めて、感謝の気持ちを伝える言葉のレパートリーを増やしておけば、ビジネスシーンでのより良い人間関係の構築に役に立つはずですよ。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年11月27日に公開されたものです