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「折り入って」の意味とは? ビジネスでの使い方や類語・注意点を解説

にほんご倶楽部

「折り入って」を使う時の注意点

「折り入って」を使うにあたって、気をつけたいポイントがいくつかあります。ここでは「折り入って」を使う上での3つの注意点をご説明します。

(1)初対面の相手には使わない

「折り入って」とは特定の相手を特別だとして、自分の真剣な気持ちを打ち明けたい時に使います。そのため、基本的には初めて会った取引先やお客様に対して使うフレーズではありません。

自分と関わりが深い直属の上司、同僚といったお世話になっている相手に、自分の人生や今後に関わるようなことを相談、話したい場面で使うように心がけましょう。

(2)第三者がいないところで伝える

「折り入って」の使い方で注意したいもう1つのポイントが、第三者のいるところでは使わないという暗黙のルールです。

なぜなら「折り入って」は特定の相手にお願いや話をすることを目的にしており、複数の人に知られたくないようなことを打ち明けるためです。

例えば、「今後について折り入ってご相談したい」という言葉を他の人に聞かれてしまうと、何かトラブルがあったのか、仕事を辞めてしまうのかといったネガティブな想像をさせてしまうかもしれません。

(3)何度も使わない

「折り入って」は特別な相手に対して話や相談をしたい時の言葉であり、むやみやたらに使うフレーズではありません。

主に退職や転職、冠婚葬祭に関わることや、その人にしか言えない秘密の相談など、深刻な話をする時にのみ使います。

そのため、ちょっとした相談で「折り入って」を使ってしまうと、本来の「折り入って」とはニュアンスが違うものになってしまいます。軽々しく使うのではなく、「折り入って相談したい」と真剣な気持ちで話したい時にだけ使いましょう。

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