ビジネスシーンでの「お許しください」の意味・使い方は? 例文や注意点・言い換え表現
「お許しください」の使い方と例文
「お許しください」は、目上の人に対しての許しを請う時に使用する言葉です。基本的に口語ではなく、ビジネスメールや書面などの文章で用いられます。
「礼を欠いてしまったことに対して申し訳ない」というニュアンスが強く、本来しなければいけない行動ができない時、代わりの行動を取ることで許してほしいというニュアンスで使うことが多いです。
そのため、ミスや相手に失礼なことをした際の謝罪などには使いません。「許しを請う」と一言で言っても、使用場面は見極める必要があるのです。
メールや手紙で伝える際の例文
「お許しください」の代表的な例として挙げられるのが、メール・手紙での使用です。
例えば、本来「直接会って伝えなければいけない」「電話を使って自分の口で伝えなければいけない」のに、メールや手紙で済ませようとしていることをお詫びする時に使用します。
まずは「お許しください」と伝えて、本題の内容に入るようにしましょう。
例文
・本来なら会ってお伝えしなければならないところ、諸事情によりメールでのご連絡になってしまうことをお許しください。
・本来ならば手渡しをする書類であるにもかかわらず、郵送になりましたことをお許しください。
勤務範囲外で連絡する場合の例文
もう1つ代表的なシーンとして、相手の勤務時間外などに連絡する場合です。
例えば相手が何らかの理由で休暇をとっている時に、やむを得ず連絡しなければいけない場合や、夜間や休日に連絡しなければならない場合などに、謝罪の意味を込めて使用します。
リモートワークが浸透したことによりフレキシブルな働き方をする人も多く、相手との勤務時間が違う人も多いでしょう。そのため、このフレーズを覚えておくと便利ですよ。
また休みの日だけでなく、相手が多忙だと分かっている時間に連絡する場合にも、気遣いの意味を込めて使用すると良いでしょう。
例文
・夜分遅くのご連絡をお許しください。
・お忙しい時間のご連絡する失礼をお許しください。
・お休みの日のご連絡をお許しください。
▶次のページでは、「お許しください」の言い換え表現を紹介します。