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なぜ霊柩車を見たら親指を隠すのか? 理由や意味・由来を解説

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親指を隠す意味と由来

そもそも、「親指を隠す」という行動にはどのような意味や由来があるのでしょうか。

ここでは、親指にまつわる2つの言い伝えをもとに、親指を隠す行動に込められた意味や、その背景にある由来を詳しく解説していきます。

(1)親指は魂の出入りする場所

先述の通り、古来より親指は霊気が出入りする場所であり、他人の霊魂も親指を介して身体に入ってくると信じられていました。

葬式では、亡くなった故人の霊やその他の浮遊霊が周囲を彷徨っていて、生きた肉体へと戻ろうとしているため、葬式を象徴する霊柩車を見た際は、親指から死者の霊が入ってこないよう親指を隠すようになったという説もあります。

実際、霊柩車が生まれる以前から、死者の火葬を見送る儀式である「野辺送り」の最中は、親指を隠すことが習わしだったといわれています。

(2)親指を隠すのは最高位の敬意の表れ

仏教の礼法に「叉手(さしゅ)」という所作があります。

叉手は、握った片手をもう一方の手で覆う所作ですが、その際に片方の親指を握るようにします。これが由来となり、霊柩車を見た時には親指を隠すようになったともいわれています。

叉手は、神仏など最高位の相手に対して行う礼法です。霊柩車で運ばれる故人に敬意を表して叉手をしていたのが、親指を隠す行為として簡略化されたと見ることもできます。

この説の派生として、霊柩車を見た後は運気が上がるといわれることもあります。このように、霊柩車は必ずしも不幸や不吉の象徴ではないようです。

霊柩車で親指を隠すのは自分や親を守るため

昔から「霊柩車を見ると親指を隠せ」と言われている背景には、親指が親を連想させるために「親の死に目に会えない」「親が早死にする」などの理由があります。

また、親指が霊気の出入り口とされているため、死者の霊が親指から入ってこないよう、親指を隠してガードするという意味合いもあったようです。

霊柩車を見たら親指を隠す行為を迷信と片付けることもできますが、何かしらスピリチュアルな意味が込められた言い伝えとも考えられます。

同じ親指を隠す行いも、意味や由来を知っているかどうかで意義が大きく変わってきます。

現代では霊柩車を見る機会も減ってきましたが、古くからの言い伝えとその背景について知識として知っておくのも無駄なことではないでしょう。

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※この記事は2023年10月24日に公開されたものです

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