「立て続けにすみません」は正しい敬語? ビジネスでの使い方と注意点を解説
「立て続けにすみません」の使い方と例文
「立て続けにすみません」は、似たような物事で度々相手を煩わせてしまう時に使う謝罪のフレーズ。そのため、正しい使い方をしなければ相手に不快感を与えてしまう恐れがあるので、注意して使いましょう。
ここではいくつかの例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。
例文
・「立て続けの連絡ですみません。先ほどお送りしたメールの一部に誤りがございましたので、訂正させていただきます」
・「立て続けにすみません。再度お時間をちょうだいしてもよろしいでしょうか?」
これらの場合、こちらの都合で何度も同じことを繰り返しているため、まずは謝罪の気持ちを伝えることが先決となるでしょう。その上でこちら側の要望や物事を伝える方が一般的な使い方です。
「立て続けにすみません」を使う時の注意点
ここでは、「立て続けにすみません」をビジネスシーンなどで使用する際に注意したいポイントを紹介します。
(1)連続した物事にしか使わない
「立て続け」とは2回から3回以上の連続した物事に対して使用します。また、より時期が近い物事に対して使う方が適切です。
そのため、既に終わっている物事や、時期の間隔が空きすぎている場合にはあまり使用しないことが一般的でしょう。
(2)お客様への使用は避ける
本来であれば、同じような物事で相手を煩わせるのは避けたいところ。相手の負担になってしまうため、お客様や取引先など、社外の方への使用は極力この言葉を使用する状況自体をつくらないようにしたいものです。
しかし、やむを得ず立て続けに同じ物事を依頼しなければならないシーンもあるでしょう。そんな時には「立て続けに申し訳ございません」や「立て続けに失礼いたします」など、より丁寧な表現を使用すると良いでしょう。
▶次のページでは、「立て続けにすみません」の言い換え表現を解説します。