怒らない人は優しい人ではない? 怒らない人の心理や本当に優しい人の特徴
怒らない人の心理とは?
怒らない人は、何を思って怒ることを避けるのでしょうか? ここでは、怒らない人の心理状態について、3つのポイントから解説します。
(1)怒っても無駄だと思っている
怒らない人の中には、他人を変えることは難しいと考える人もいます。
コントロールできないものに怒りをぶつけるのは、自分の貴重な時間とエネルギーを無駄遣いしてしまうと考えます。相手に怒るよりも、自分の考え方や行動を変えた方が早いですし、成長できて得になるからです。
ポジティブで自責的とも言えますし、他人にそれほど興味がないとも言えるでしょう。
(2)怒る気もしない
怒りの感情を抑えているわけでも気持ちを切り替えているわけでもなく、そもそも相手に対して怒るほどの感情が生まれていないケースも。
元から他人に興味がない人もいれば、相手次第の人もいるでしょう。後者の場合は、本音で向き合える相手はごく親しい人だけで十分で、それ以外の人たちとはビジネスライクに付き合います。広く浅く付き合っているからこそ、関わる価値がないと思えば感情をぶつけることなくそっと見放すのでしょう。
(3)怒りたくない・怒れない
怒りの感情にはマイナス面も多いでしょう。疲れたり悲しくなったりして、怒りで感情が揺れ動くのがつらいと思う人も。
怒ることで相手や周りの人を不快にさせたくない、周りから嫌われたくないと恐れる気持ちが大きくなってくることもあるでしょう。
こういう人の場合は、周りが怒っているのを見ると気を使うので、自分が我慢すればいいと考えがちです。
▶次のページでは、相手のことを思って怒る「本当に優しい人」の特徴を紹介します。