怒らない人は優しい人ではない? 怒らない人の心理や本当に優しい人の特徴
「本当に優しい人」の特徴とは?
知らないところで何かを失うくらいなら、いっそ怒ってくれた方がありがたいのかもしれません。「怒られているうちが華」というのもあながち外れていないといえるでしょう。
理不尽な怒りではなく、相手のことを思って、恨まれるリスクも承知の上で怒ることを選んでいる人は、優しさゆえの可能性もありそうです。
ここでは、本当に優しい人の特徴について、5つの観点から解説します。
(1)罪を憎んで人を憎まず
本当に優しい人は、失敗に対する捉え方に特徴があります。失敗は失敗でしかなく、本人を責めることに意味はないと考えます。
たとえ失敗を繰り返す人だとしても、いずれは学んで成長することに期待をかけます。目の前の出来事や1つの事象だけで判断をすることを避け、特に人に対しては長い目で見守る傾向があるでしょう。
(2)相手の言い分や状況をくみ取る
誰から見ても怒って当然のことだったとしても、相手側にも何かしらの事情があるはずだと考えます。
自分の怒りだけをぶつけたり、怒りに任せて判断が狂ったりすることはなく、冷静に状況を分析します。認識や考えの違いがあって当然で、その違いを明らかにして、お互いに歩み寄る努力を欠かさないよう努力しているのです。
(3)改善方法に目を向ける
怒りは過去に向けられた感情で、もう済んだことにこだわるのは建設的とはいえません。
怒りが前面に出ると、相手も動揺や怒りで感情的になってしまい、良いことはないはずです。
本当に優しい人は、怒りの感情を手放し、相手に改善のチャンスを与える方を優先するでしょう。相手の成長や長期的に状況が好転することを見据えて接するので、一時の損を損とは思わない器の大きさがあります。
(4)耳の痛いことも指摘してくれる
本当に優しい人は、相手を一瞬気分良くさせることよりも、将来的に成長したり、周りから信頼されたりすることを意識して接します。
改善すべき点があれば、本人の気分を害することだとしても伝えるでしょう。相手が受け止めるまでに時間がかかり、一時的に関係性が悪化したとしても、必要なことだと信じて指摘しているのです。
(5)本当に必要な時は叱ってくれる
相手を思って怒る場合、「怒る」ではなく「叱る」と表現する方が適しているのかもしれません。「怒る」は自分の感情に任せてぶつける、「叱る」は相手の成長を思って注意をするというニュアンスの違いがあります。
本当に優しい人は、相手のことを大切に思っているからこそ、真剣に叱ることもあるでしょう。愛情や熱意の強さのあまり叱ってしまうこともあれば、叱った方が相手に真剣さが伝わると考えて意図的に行う場合も。
叱ることにも力が必要で、ストレスも感じるものです。相手に嫌われる可能性だってあります。本当に優しい人には、そんなリスクを受け入れてでも、相手の成長を促すために行動できる勇気があります。
また、強めに叱ったとしても、相手を見放すことなく、フォローをしながら近くで見守ってくれるでしょう。
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怒らない理由の多様さを知ろう
怒られて楽しいことはありません。「怒られなくてラッキー!」と思いそうになった時は要注意。実は損をしているかもしれません。
周りと良い関係を築いたり、スキルを磨いたりするためには、怒られた方がいいことも。あなたのことを応援して叱ってくれる人がいたら、素直に受け止めて努力しましょう。成長が一番の恩返しになるはずです。
(井口 藍)
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※この記事は2023年10月14日に公開されたものです