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【難読】“はやす”じゃない!?「生す」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「生す」の読み方です。

“はやす”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「生す」の読み方は?

「生」は、そのまま読むと“せい”ですね。「す」という送り仮名をつけると“はやす”と読みそうですが、その場合は「生やす」となるので、送り仮名は「やす」になります。

さて、「生す」はなんと読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“むす”と読みます。

「生す」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「生す」の意味は以下のように解説されています。

む・す【▽生す/▽産す】

[動サ五(四)]生 (は) える。生じる。「苔の―・した墓石」

生える、生じるという意味合いの言葉です。読み方は意外かもしれませんが、漢字から意味は想像しやすかったのではないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「生す」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字自体は馴染みがあるものですが、日常的には使う頻度は少ない言葉ですね。

日本の国歌、君が代に「苔のむすまで」という歌詞があります。ひらがなで書かれていますが、この「むす」は「生す」のことなんです。意味が分からず歌っていた、聞いていたという人は、これを機に覚えてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年09月05日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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