【難読】なんて読む?「蔑ろ」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「蔑ろ」の読み方です。
“なにろ”って読むの?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「蔑ろ」の読み方は?
「蔑」は難しい漢字ですが、軽蔑と読むので“べつ”という読み方を知っている人もいるでしょう。
これに送り仮名の「ろ」をつけて、“べつろ”と読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ないがしろ”と読みます。
「蔑ろ」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「蔑ろ」の意味は以下のように解説されています。
ない‐が‐しろ【▽蔑ろ】
[名・形動]《「な(無)きがしろ(代)」の音変化》1 あってもないもののように軽んじること。また、そのさま。「親を―にする」
2 しまりのないさま。だらしのないさま。
「狩衣姿の―にて来ければ」〈源・末摘花〉
→等閑 (なおざり) [用法]
人や物事を軽く考えて、眼中にないかのように扱うという意味合いで使われる言葉です。言葉の意味合いは、知っている人も多かったのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「蔑ろ」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「蔑」は、送り仮名の「む」をつけて“さげすむ”とも読みます。こちらは見下すという意味合いなので、どちらにしてもいいイメージのない漢字ですね。
言葉の意味は知っていても、漢字だけ見ると読めないものって意外とありますよね。せっかく意味を知っているなら、漢字の読み方も覚えましょう。
(ななしまもえ)
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※この記事は2023年08月30日に公開されたものです