【スピリチュアル】因果応報は本当にあるのか? 報いを受ける6つの行動
因果応報とは何でしょうか? また、悪い行いをした場合は必ず報いを受けるのでしょうか? スピリチュアルの観点から因果応報が起きやすいとされるシーンを紹介します。
「因果応報」という言葉について、一度くらいは耳にしたことがあるでしょう。
「悪い行いとは何か」
「本当に因果応報は存在するのだろうか」
「報いを受けないためにはどうしたら良いのか」
大切なことだからこそ、少しでも知っておきたいですよね。
この記事では、因果応報をスピリチュアルな観点から解説します。
因果応報とは? 基本の意味
因果応報とは、仏教において非常に重要な意味を持つ要素です。
良い種をまけば良い結果が起こる「善因善果(ぜんいんぜんか)」、悪い種をまけば悪い結果が起こる「悪因悪果(あくいんあっか)」、自分がまいた種が自分戻ってくる「自因自果(じいんじか)」という3つの形があります。
共通していることは、自分に返ってくる結果は全て、自分がまいた種から生まれているということです。
因果とは
因果とは、仏教の道理で、物事の原因と結果の関係を示す言葉です。原因があるから結果があります。原因と聞くと、悪いことを想像するかもしれませんが、良いことも含めて原因と考えます。
良い原因は良い結果をもたらし、悪い原因は悪い結果をもたらすという意味で、原因と結果が繋がっていると考えて良いでしょう。
スピリチュアルな観点から見た因果応報
仏教における因果応報とは、自分の行いは必ず自分に返ってくるものだとされています。ただし、スピリチュアルな観点から因果応報を捉えた時、前世の行いの報いを現世で受け、現世の行いの報いは来世に持ち越されるという考え方もあるのです。
また、良い行いをすることで、前世での罪を償い、来世で良い結果がもたらされることもあると考えます。
カルマとは
カルマは「業」という意味で、仏教で言うところの「行い」にあたります。
スピリチュアルな観点でカルマを見ると、先述した前世から現世に持ち越された因果関係といえるでしょう。前世でのカルマが魂に刻まれ、現世の人格形成に影響するといわれています。
カルマメイト
カルマメイトとは、前世から因縁を持つ相手を意味します。
親子や夫婦などのような近い関係であることが多く、前世での負の関係を消化できなかったため、現世に引き継がれて再び出会う存在のことを指すのです。
現世で大切に付き合っていくことでカルマが消化され、お互いを深く理解し合える関係になったり、自然な形で別れることになったりします。
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スピリチュアルな観点から見た因果応報がおこる行動とは
ここでは、因果応報がおこるとされる「嘘をつく」「悪口を言う」などの代表的な行動について、スピリチュアルな観点から解説します。
(1)嘘をつく
嘘をつく人は、自分も他者から騙され、誰からも信頼されない孤独な末路を辿るといわれています。このカルマを消化するには、他者や社会のために役に立つよう生きる必要があります。
善き行いで魂を成長させることができれば、良き来世にも繋がりますし、行いを改めなければ、何倍にも膨れ上がったカルマが降りかかってくるかもしれません。
善き行いをする場合は人に気づかれないようにする、「陰徳」を積むのが特に効果的といわれています。
(2)恋愛で相手を裏切る
相手と向き合うことを避け、裏切ったなら、自分も同等またはそれ以上の裏切りを受けることになるかもしれません。
今の恋愛のスタイルは、自分の行いがもたらす結果と言えますし、前世での行いがカルマとなって表れているものともいえます。
あまり良いとは言えない恋愛をくり返しているなら、原因を考え、行動を改め、魂を成長させることが必要でしょう。
(3)人を苦しめ傷つける
無意識でも、意識的にであっても、人を苦しめたり、傷つけたりしやすい人がいます。
そのことに気づくと、心の中に罪悪感が積もり積もっていきますよね。罪悪感に苛まれると、心が不安定になり、何をしていても楽しさを感じられなくなる可能性があります。
たとえ罪悪感を抱かなかったとしても、人への思いやりや関心を持たないということは、他者や社会とのご縁を切っているのも同じ。その先に待っているのは孤独かもしれません。
(4)いじめ・悪口を言う
人をいじめたり、悪口を言ったりする人は、自分の中にあるストレスや悪意などの負のエネルギーを他者にぶつけているといえます。
一見自分以外を傷つけているように見えますが、実際には自分の心の弱さや自信のなさを他者に投影しているだけ。それらは全て自分に返ってくるでしょう。
(5)ネガティブな言葉を言う
つらいことがあったりして、つい不満や愚痴などネガティブな言葉になって口からこぼれてしまいそうになることはありませんか?
言葉にはエネルギーがあります。また、たとえ前向きな言葉を発していても、心の中がネガティブなままなら、エネルギーも心の状態に導かれていくといわれています。
どのような言葉を、どのような心持ちで発するかにより、言霊のサポートは良い方にも悪い方にも働くでしょう。
(6)恨む・他人の不幸を願う
人からひどいことをされたり、許せないことをされたりした時にも、注意が必要です。恨みを募らせたり、相手の不幸を願ったりしてしまいそうになるかもしれませんが、負の執着は善い行いを邪魔する効果があるとされています。
感情をコントロールするのが難しい時は、その環境から距離を置きましょう。大切なのは、自分自身が常に善い行いをできる状態であることです。
因果応報は必ずあるのか?
因果応報のことを考えた時、悪いことをしているのに報いを受けていない人がいたりして、全ての物事にあるとは限らないのではないかと思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、因果応報は全ての物事に存在しているとされています。見え方によって、まるで受けていないかのように思えるだけなのです。
カルマは戻ってくる
人が何か行動を起こすと、その行いが結果となって返ってきます。
善い行いでも悪い行いでも、善いことは良い結果として、悪いことは悪い結果として、他者にではなく、常に自分に返ってくるのです。
罪悪感がポイント
カルマは行いと同時に発生し、責任を持つことで完結するといわれます。
つまり、責任感や罪悪感を持たない人は、無意識だったとしても、行いを完結することから逃げ続けていることになります。
それがまるで報いを受けていないように見えるのだと考えられます。
今は良くても来世で因果応報を受ける可能性もある
報いを受けるタイミングは、その人のあり方や状況により大きな差が生まれます。
罪悪感や責任感を持たない人は、報いを受けるまでに時間がかかることがあります。現世のみならず、来世に持ち越すことすらもあるでしょう。その時までに膨れ上がったカルマに合った形で、結果をもたらします。
自分の行いの影響力を正しく知り真摯に生きましょう
「因果応報」という言葉だけ捉えると、怖いように思えるかもしれません。ですが、因果応報は自分で自分の未来を決められるともいえます。
他者に振り回されず、幸せな未来を迎えられるよう、真摯な姿勢で自分と向き合っていきたいですね。
(井口 藍)
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※この記事は2023年08月22日に公開されたものです