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デリケートゾーンケアで、自信を養う。「I’m La Floria」代表がブランドに込めた思い

#わたしが向き合う女性のカラダ

ミクニシオリ

すべての女性が自分らしく過ごすために、女性の健康や身体にまつわるサービスを展開するリーダーにインタビュー。女性としても、ビジネスパーソンとしても輝く彼女たちは、一体どんなことを考え、“女性のカラダ”と向き合っているのでしょうか?

取材・文:ミクニシオリ
撮影:大嶋千尋
編集:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部

今話題のデリケートゾーンケアブランド「I’m La Floria(アイム ラフロリア)」。実は、女性経営者が自身のデリケートゾーンの不調をきっかけに立ち上げたブランドであることを知っていますか?

「アイム ラフロリア」を立ち上げたのは、Mellia株式会社のCEOである原由記さん。ベンチャー系化粧品メーカーで、商品企画兼広告プロモーション部を統括するキャリアウーマンだった彼女。しかし、忙しく働く日々の中で、生理不順やデリケートゾーンのトラブルに見舞われ、女性の身体に関する勉強を始めたのだそう。

原さん自身の経験を活かして始まった「アイム ラフロリア」は、女性たちの悩みに的確にアプローチし、瞬く間に知名度を獲得していきました。

今回は、ブランドを作った原さん本人にインタビュー。「アイム ラフロリア」に込められた、女性のお悩みにアプローチする製品へのこだわりや、ブランドを通して伝えたかったという「女性の健康とセルフケアの関わり」についてお伺いしました。

「自分が使いたくなる商品を」ブランドで作った

――まずは、Mellia株式会社を立ち上げるまでの経歴を教えてください。

私は新卒から10年以上、ボディケアやヘアケア商材を取り扱うベンチャー企業で働いていました。PRをメイン業務としながらも、商品企画や営業など幅広い業務を担当し、製品が作られて消費者の手に渡っていくまでの多くの工程に携わりました。

それほど大きい会社ではなく、ベンチャー気質のある社風だったので、かなり忙しく働いていましたが、ブランドを育てる楽しさを養えました。

――もともとコスメ関係の会社で働いていらっしゃったんですね。なぜ、ご自身でブランドを立ち上げることにしたのでしょうか?

前職を辞めたきっかけは、好きな仕事で忙しく働いている中で、気づかないうちに身体の不調が進んでしまったことが原因でした。睡眠を削って働き、外食中心で不健康な食生活を送っているうちに、生理不順に。それだけでなく、毎月デリケートゾーンのかゆみに悩まされるようになってしまったんです。

かゆみを感じてからは婦人科で処方薬をもらうようになったのですが、よいデリケートゾーンケアアイテムに巡りあえず、ソープがしみて痛みを感じることもありました。その経験を元に、女性の身体の不調を勉強し始めたことが、起業のきっかけですね。

――ご自身の不調から、身体に関する知識をつけられたんですね。どんなことを勉強されたのでしょうか?

せっかく勉強するならと『女性ホルモンバランスプランナー』の資格を取ることにしました。女性ホルモンのはたらき方や月経トラブルに関する正しい知識、デリケートゾーンを健康に取り扱う方法などを学ぶ中で、「日本には女性のデリケートゾーンに合ったケアアイテムが少なすぎる」と実感し、また自身が使いたい商品が見つからなかった。それなら自分で作ってしまおうと、ブランドを立ち上げることにしました。

――では、ブランドで最初に作られたのは、デリケートゾーン用のソープだったのでしょうか。

「アイム ラフロリア」を作った5年前は、ドラッグストアに行っても、安全に使えるデリケートゾーンソープがほとんどなかったんです。また、デリケートゾーン専用のソープは市場に出回りはじめていたのですが、私自身はデリケートゾーンソープと、ボディーソープを使い分けるのは面倒だと感じていました。

そこで、まず最初に作ったのが、デリケートゾーンを含む全身を洗うことができる「デリケートボディウォッシュ」でした。

製品づくりのこだわりは「商品を使う女性の生の声を反映すること」

――全身洗えるデリケートゾーンソープは画期的で、発売当初からメディアでも注目されていましたね。どんなこだわりを詰め込んでいるのですか?

デリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性の設計で、お肌にもデリケートゾーンにもやさしい乳酸菌を配合しています。調査の結果「におい」「黒ずみ」「乾燥」などにお悩みを抱える女性が多いことも分かり、お悩みを網羅できる成分を詰め込みました。

そもそも「アイム ラフロリア」を作ったのは、こういったデリケートゾーンにまつわる悩みを、1人で抱え込んでいる女性に手を差し伸べたかったからでもあります。前職で忙しく働く同僚たちも、月経やデリケートゾーンにまつわる悩みを抱える女性が多くいました。女性たちに気持ちよく使ってもらえるよう、製品は香りにもかなりこだわっているんです。

ーー多くの製品に、イヴピアッツェローズの香りを採用されていますよね。香りのこだわりについても教えてください。

セルフケアにおいては、使うことで気持ちが前向きになることが重要だと考えています。なので、香料メーカーと直接やり取りをしたこだわりの香りを、工場サイドに持ち込んで開発してもらいました。

イヴピアッツェローズの香りは女性らしく、また一般的なローズのようには甘すぎず、上品に香るので、私も大好きなんです。ブランドのファンには香りそのものを気に入ってくれている方も多いので、ディフューザーも商品化しているんですよ。

ーーブランドづくりにおいては、どんなことを大切にされましたか?

「アイム ラフロリア」は私自身の不調の経験がもとになっているので、女性の悩みに本質的に向き合えることを大切にしています。例えば、今ブランド内で最もご好評いただいている「バランシングボディオイル」は、開発中に普段から商品を使っていただいているお客様を対象に、モニターを実施。そこでいただいた意見を、開発に生かしています。

実際に使用しているお客様の声をしっかり聞き入れ、その意見を商品に反映させることに重点を置いています。

ーーボディオイルは、デリケートゾーンケアのアイテムとしては珍しいですよね。

こちらは全身に使うことができるのですが、会陰マッサージや、乾燥が気になる時にデリケートゾーンにコットンパックとして使っていただくのがおすすめです。

会陰マッサージというと、出産前のタイミングを想像される方が多いかと思うのですが、妊娠していない時でも、膣周りの血行が良くなることで、女性的な不調が改善することもあります。

こういった情報が、女性全員に行き渡っていないと感じることも、ブランドを作って発信しようと思った理由の一つですね。今後は、身体の悩みを抱える女性に向けコミュニティを運営していくことも検討しています。

デリケートゾーンケアは「健康と向き合うこと」の一つのきっかけ

ーー会社を立ち上げてからもお忙しくされていると思うのですが、ご自身の不調は改善されましたか?

今まで以上に責任感を持って働くようにはなりましたが、その反面、生活リズムはかなり良好になりました。女性にも心地よく働いてもらえるよう、基本的にはフルリモートが可能な体制で会社を立ち上げたので、自分の身体とゆっくり向き合う時間もできました。

私自身、去年出産を経験したのですが、産後すぐ復帰しても、当時のような不調を感じることはありませんでした。子育てしながらもマイペースに休憩を取りながら働けているのは、起業してよかったと感じる一つのメリットでもありますね。

ーーご自身の身体と向き合おうと思ったのも、女性の身体について勉強され、ブランドを作られたご経験が大きいのでしょうか。

不調があった時は本当につらかったですし、勉強したことで自身が安心できたことも大きかったですね。デリケートゾーンの悩みって人に相談しづらいけれど、分からないままに放置するのもすごく不安だと思います。自身の身体に関する正しい情報が身につくと、不調があった時にも安心できますし、準備ができることで、そもそもの不調を起こしづらくなります。

ブランドと商品は、広く認知していただけるようになったので、今後は女性の身体に関する正しい情報の発信も、積極的に行っていきたいです。

ーー最後に、女性の健康に関して、原さんの考えをお聞かせください。

デリケートゾーンをケアすることそのものも大切ですが、それだけでなく「自身の健康と向き合う」ことが、ウェルネスライフに繋がると感じています。

私の不調は、女性ホルモンに関わる勉強がきっかけで改善し始めました。しかし、勉強したから不調が改善したわけでなく、勉強をきっかけにからだと向き合うようになったことが、体調改善の大きな理由だったと思います。

デリケートゾーンケアだけでなく、食生活や睡眠、運動など、私たちの健康には多くの要因が関わります。けれど、健康に向き合うきっかけってなかなかないですよね。まずは、心地よくデリケートゾーンケアを行ってもらうことが、みなさんが健康に向き合う一つのきっかけになればいいと思っています。

セルフケアには色々な方法がありますし、始めるタイミングは早ければ早いほどいいと思います。私は、健康になってからの方が自己肯定感が上がり、自分に自信が持てるようになりました。人生100年時代を生きる女性が、できる限り長く女性としての自信を保てるよう、私たちは全力でサポートしていきたいです。

※この記事は2023年07月28日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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